Xperia™ Earを使ってみたら仕事や生活が劇的に変化! 【体験記】 みんなのインターネット

Xperia™ Earを使ってみたら仕事や生活が劇的に変化! 【体験記】

左右を繋ぐケーブルのないBluetoothイヤホンの成熟化が進む中、「耳栓のようなワイヤレスモノラルヘッドセット」に注目が集まっています。中でも、これまでのヘッドホンとは別次元の機能を備えているのが、ソニーモバイルの「Xperia Ear」です。

ハンズフリー通話ができるだけのデバイスではありません。スマホを取り出すことなく、Xperia Earに搭載されているアシスタントとの会話を通じて、スマホに届いたショートメッセージやLINEのメッセージの読み上げ、さらには音声での返信も可能。ニュースや天気予報といった情報も音声コマンドで呼び出して耳で聞くことができるのが最大の特徴。つまり従来は画面タッチ操作が不可欠だったスマホを、音声だけで使えるようにするアイテムといっても大げさではないでしょう。

実際にXperia Earを使いながら過ごしたことで激変した生活を、一日の流れを追いながらご紹介していきます。

朝の身支度から通勤の間に、あらゆる情報を耳からインプット

 Earを装着して音声でニュースを聞く様子

忙しいビジネスマンの多くが、朝起きてから通勤中の時間を使ってスマホやタブレットでメールや予定のチェックをしているはず。当然その日のニュースや天気予報も一通り把握しておく必要があります。

「Xperia Ear」は、耳に装着されたことを認識して最新ニュースや新着メッセージを自動で読み上げてくれるので、出勤前の歯磨きなどの身支度や朝食をしながらでも、情報を“ながらチェック”できます。聞き逃してしまった場合や、追加で聞きたい事柄があったときでも、「東京の天気は?」「今日の予定は?」などと声で問いかけると、音声でその答えを教えてくれるので、忙しい朝の時間がずいぶんラクになりました。

気になる音声認識の精度については、今のところある程度定型の話しかけ方を覚えておく必要がありますが、多少イントネーションの訛(なま)りや語尾のブレがあっても、ある程度コマンドを認識してくれます。関西弁などでも使えるケースは多いようです。

移動中の“歩きスマホ”防止にも効果大

移動中に音声ナビゲーション機能を使う様子

LINEやfacebookのMessengerを音声で確認できるので、“歩きスマホ(ながらスマホ)”の防止にも一役買ってくれました。この場合でも、ポケットのスマホに届いたLINEメッセージについて、「○○さんより、“何時くらいにつきますか”?」「返信しますか」と耳元でアシスタントが内容を読み上げてくれたの対して、「13時につきます」と音声で伝えれば返信が完了していました。

ふと、「あの言葉の意味なんだったっけ?」と思った時も、移動中でもスマホをのぞきこむことなくWikipediaの検索ができたりと、無駄の多かった移動時間にできることがグンと増える感覚があります。

集中したいオフィスワーク中にも役立つ

オフィスワークでEarを使用する様子

片耳タイプで外音を完全には遮断しないXperia Earは、オフィスワーク中も装着しておくことで、集中力を切らさずに仕事をすることが可能。軽い用件のメッセージ通知はわざわざ画面で確認せずに済ませることができるようになりますし、音声コマンドで「〇〇に電話」と伝えて、手元の作業を中断することなく通話ができるんです。

バッテリーは、約4時間連続可能。4サイズのイヤーピースで耳に合うサイズを!

 Xperia Earとバッテリー

常時装着しているとバッテリーの持ちが気になりますが、「Xperia Ear」単体で連続約4時間、専用の充電ケースがさらに約12時間分のバッテリーを備えているため、ミーティング時などに外して充電、といったサイクルを繰り返せばかなり長時間の使用が可能です。

また長い時間でつけていると、耳が痛くなりそうですが、4サイズのイヤーピースに加え耳型にフィットさせるための「アークサポーター」が3点付属しているので、自分の耳に合ったサイズ・形状の組み合わせを見つけることができますね。

今後「できること」がどんどん増えていく予感

 外出先でEarを装着している様子

まったく新しいタイプのヒアラブル端末(耳に装着するウエアラブル端末)ということもあり、専用アプリで設定できる項目はまだまだ可能性があります。

例えば自分好みのニュースをキュレーションしてくれる機能など、まだこれから追加されていく要素はあることでしょう。メールおよびLINEやFacebook Messengerに対応したメッセージ機能も、音声での返信メッセージで誤変換された漢字を修正する手段がなかったりと、インターフェース面での今後の作り込みにも可能性が見受けらます。

しかしこれらはソフトウェア面で改善できる部分であり、使っていくうちにユーザー側が慣れていく部分もあります。まずは今までにはなかった“耳元に有能なアシスタントがいてくれる心強さ”によって生活が一変し、さまざまなタスクが並行して進められる感覚を、皆さんにも体験していただきたいものです。

Xperia Ear

 

Text by ワタナベダイスケ
Photo by 浦川良将

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