10G光回線のポテンシャルとは!?光1G回線と比較してみたら驚愕の結果が…

しかし、「最大10Gbpsといわれたって、どんなにすごいのかよくわからない…」というのがほんとのところ。そこで今回は、一般的な1Gbpsの光回線と比較してどんなに違うのか、いくつかの項目で比べてみました！

※記載の通信速度は理論上実現可能な数値であり、ご使用になる環境によって、現実的にはこの速度を下回る場合があります。

ヒトのDNAはデータ化すると750MBと言われます。
ヒトゲノムは30億塩基対で構成されており、一塩基は2ビット。
30億×2ビット=60億ビット = 7.5億バイト = 750MB。

ちょうどCD1枚分くらいのデータ量をもつヒトのDNA。1G光回線ではダウンロードに6.3秒かかるデータも、10G光回線の場合は0.6秒と人類の歴史を一瞬でダウンロードできるのですね…。

2015年に公開された、はくちょう座ループという天体の写真。アメリカアリゾナ州の天体望遠鏡で撮影された写真で、運営組織であるNOAOのサイトからダウンロードできるのですが、そのサイズが大きい！1.68GBもあったので、以前通信キャリアで見られた「3日で1GB」などのスマートフォンの通信制限に一発でひっかかってしまうと話題になりました。

10G光回線ならば、その画像がたったの1.4秒でダウンロードできてしまいます。

（こちらのアルバムの場合、データ量3.5GB）

CD音源よりもたくさんのデータ量を持つハイレゾ音源。購入方法は、データの入った記録媒体（USBなど）を購入するか、音楽ダウンロード・音楽配信サイトで購入するかの大きく2つですが、ダウンロードにけっこう時間がかかる！ 有線で1Gbpsの光回線でも、30.8秒かかります。しかし、10G光回線ならたったの3秒で…。

（グランツーリスモ®ＳＰＯＲＴの場合 52.34 GB）

大容量データをダウンロードする機会といえば、代表的なのはダウンロード販売のゲームソフトの購入時！ 一刻もはやく遊びたい、しかしなかなかダウンロードは進まない…。その焦らされる時間こそ、ゲームを楽しくさせる最高のスパイスだ!!!という方には10G光回線をおすすめできません。なんてったって、たった45秒でダウンロードが完了してしまうのですから…。

（デジタル一眼カメラα7R IIIで撮影可能な4240万画素の写真の場合　※画素数のみをデータ量の算出対象とした場合）

一眼レフカメラを持っている方はもちろん、スマホでたくさん写真を撮っている方も、最近はGoogleフォトなどクラウドサービスに写真をUPする機会が増えているのではないでしょうか。
写真をUPしているあいだは下手にスマホをさわれないのでちょっとストレスですよね。10G光回線なら10.9秒でアップロードが終わります。

Netflixでは4K動画を見るネットワーク環境として、25Mbps以上の環境を推奨しています。単純計算すると、10G光回線の場合400人が同時に見られることに。1G光回線も40人と十分すごいのですが、400人とは…。

ああ、こうなるともうなんだかよくわかりませんね。10G光回線の場合は6666人、1G光回線の場合でも666人。とにかくたくさんの人が電話をできます。スカイプのビデオ通話（HD品質）を行う場合、1.5Mbpsが推奨されています。

さて、ここまで10G光回線のポテンシャルを見てきました。もちろんこの数値は理論上出すことのできる数値であって、お使いの環境によって必ずこの速度が出るというわけではありません。ただ、そのすごさはわかっていただけたのではないでしょうか。

4Kの次の画質、8Kの研究も進んでいると言われる2018年、もしかしたら、インターネット上でやり取りされる情報はどんどん大きくなっていくかもしれません。そんな未来には、もしかしたら10G光回線のようなサービスが当たり前になっているのかも!?

■ソネットが提供する10Gbpsのサービス
NURO光10G：https://www.nuro.jp/10g/
auひかり ホーム 高速サービス(5ギガ/10ギガ)：https://www.so-net.ne.jp/access/hikari/au/high_speed/

TEXT：PreBell編集部
PHOTO：Getty Images・いらすとや