【マンガ】うちの子、天才? 突然、子どもが英語を話し始める不思議。そのワケは……
子どもに覚えさせようと親が必死になっていることにかぎって、子どもは無関心。一方で、まったく教えてもいないことを、ある日突然話したり──。子どもという生き物は、与えられたものには興味を示さないのに、自分で見つけた好奇心の対象には驚くほどの学習効果を発揮するものです。
そういう意味では、主体的に情報を追っていくことができるインターネットは、子どもにとってうってつけのツール。特に動画は文字や言葉が完璧に理解できなくても、絵と音で理解ができるため、一度スマホやタブレットを渡すと、ダメと言われるまでYouTubeにかじりついていたりします。
5歳と2歳のお子さんとのエピソードがTwitterで話題の漫画家、あおむろひろゆきさんによる連載漫画。今回のテーマは「動画と学び」についてです。
アンビリバボー!!
耳の良い子どもの英語学習は“習う”より“慣れろ”。あおむろさんの家庭のように、スマホで英語のアニメを観ていたら、いつのまにか英語を話し始めたなんていうことは、珍しくないのかもしれません。それじゃあと、NHKの子ども向け英会話を魅せるとそっちにはまったく興味を示さなかったりするから……、やっぱり子どもってわからないものです。
世代を超えてシンクロするアニメ体験
自分が幼少期に好きだったものに、子どもが興味を示すのはうれしいものですよね。NHKの「みんなの歌」にしろ、「仮面ライダー」にしろ、意外と子ども向けの番組って長寿なものが多い印象。視聴する環境は違っても、子どもが憧れるものって今も昔もそこまで変わらないのかもしれません。インターネットで親子の垣根がなくなる幸せな時間——。つい自分も童心に返ってしまいます。
子どもが親を越える瞬間……
甘くみてはいけない子どもの記憶力。特に自分が興味のあるものは、丸暗記してしまうほど繰り返し観るから、大人のちょっとした間違いに気づくなんてかんたんなこと。この集中力が他のことに活かされれば……なんて思わないこともないですが、自分の幼少期の頃を思い出してみても、これって好きなこと限定で発動する特殊能力なんですよね。
子どもの“好き”や“知りたい”に、とことん応える懐の深さをもつインターネット。昔よりも飛び抜けた才能を持つ天才や、マニアックな専門分野を持つスペシャリストは、生まれやすい環境にあるのかもしれません。しかし、そこは気まぐれな子どものこと。「うちの子、天才!?」という淡い期待を心に秘めながら、気長に子どもの成長を見守ってあげるしか、親にはできないのでしょう。
TEXT:PreBell編集部
マンガ:あおむろひろゆき
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