SNSの鍵付きアカウントなら何を投稿しても大丈夫?【サイバー護身術】
プライベートな投稿は、気のおけない仲間にだけ共有したい、会社の悪口を書いているから広まってほしくない……。さまざまな理由で、SNSを限定公開(通称:鍵付きアカウント・鍵アカ・鍵垢)にしている方も多いと思います。
本来なら、設定通りフォロワー以外の人には非公開となるはずですが、なかにはうまくいかないケースもあるようです……。
【登場人物】
李照貴夫(りてらし たかお)(40歳)
スマホやインターネットの使い方に長けていて、家族や友人が起こすインターネット関連のトラブルをよく助けている。
鍵アカの内容が、なぜか広まっている……?
どうやら娘さんのフォロワーの誰かが、投稿画面のキャプチャを撮って別の場所に投稿。結果的に先生にバレてしまったようですね。
閲覧対象をフォロワー限定にしていれば、基本的にはその投稿が一般ユーザーの目に留まることはありません。
しかし、「人に教えたくなる」ような拡散力のある投稿であれば話は別。例えば、「飲み会に、芸能人が来た」といった内容なら、それを読んだフォロワーだって他の誰かに教えたくなりますよね。
その投稿の画面キャプチャを撮って、別の場所にアップされたら……あとは「あなたにだけ教えてあげる」の繰り返し。あっという間に見知らぬ人にまで広まってしまうのです。
最近では画面キャプチャを撮れないSNSもあるようですが、そのSNS画面を他のスマホで撮影できますよね?
つまり、「人に教えたくなる」ような拡散性のある投稿ならば、鍵付きも鍵無しも関係ないのです。人に見られて本当に困るような内容は、鍵付きアカウントであっても、SNSには載せないことをお勧めします。ネットに「友達限定」はありません。
その他、鍵アカの内容が流出する理由
鍵付きアカウントの投稿内容が広まるのは、フォロワーが画面キャプチャを広めてしまうケースだけではありません。以下のような理由でも拡散することがあります。
・知人になりすました偽アカウントの申請を、本人だと思って承認してしまう(フォロワーになってしまう)
・「友人かも?」で出てきた知らない人を誤って承認してしまう
仮に、知人になりすました他人をフォローしてしまっても、本人に本物かどうか確かめるほかなく、気づくことは困難です。
誰に伝わってしまうかわからないSNSだからこそ、人に見られて困るような内容には注意が必要です。もちろん自分の情報だけでなく、友だちの個人情報やバレたら困るような情報には配慮するようにしましょう!
漫画:トーマス・オン・デマンド(アスタリスク)
監修:小木曽健(@ken_ogiso)
文:PreBell編集部
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