日本人は世界一のiPhoneユーザー。脱iPhoneをすると生活はどう変わるのか?
世界には大別して、AndroidとiPhone(iOS)の2 種類のスマホユーザーがいます。
世界的なトレンドとしては、Androidがスマホの主流とされています。
そのようなトレンドの中でも、日本人は世界一のiPhoneユーザーとされています。
2008年に初めて日本でiPhoneが発売されてから、新機種が発売されるごとに毎年のようにApple Storeには大きな列が出来ています。
この記事では、そういった日本人が「脱iPhone」をすると生活がどう変わるのかを解説していきます。
- 日本のiPhone使用率は約半数を超えており、高い水準を維持している
- 脱iPhoneをしたらスマホの維持費が安くなる、指紋認証が使えるようになる等のメリットが存在する。
- 一方で、他のMac製品との連携が出来なくなる、スマホのリセールバリューが下がる等のデメリットも存在する。
- 現時点での高いiPhone普及率や脱iPhoneのデメリットを考慮すると、今後脱iPhoneがすすみ、Androidがメインになることは考えにくいとされている。
目次
日本は世界の中でも高いiPhone使用率を持っています。
2022年5月時点の調査によると、10代20代の若年層のiPhone使用率は約半数を超えているとされています。
一方で世界的にはAndroidの使用率が圧倒的に高いです。
なぜiPhoneの使用率が高いのか、その理由は以下の2つがあるとされています。
・日本の経済規模
・格安スマホ等の制度
1つ目の理由は、日本の経済規模です。
下がってきているとされている日本の経済ですが、世界規模で見ると、未だ大きな経済規模を有している国です。
実際、2021年に行われた調査では、日本は世界3番目のGDPを有しています。
こういった経済規模の大きい国では、価格の高いiPhoneを購入することが比較的容易に可能になります。
そのため、Androidに比べて比較的価格の高いiPhoneが普及していると考えられています。
もう1つの理由は「格安スマホ等の制度」です。
日本には、ほぼ通信費の負担でスマホを入手することができる、格安スマホ等の制度があります。
以前には、機種代0円キャンペーン等も多く実施されていました。
このような制度のおかげで、iPhoneといった高額なスマホでも実質価格はかなり安価に入手することが可能となっています。
この2つの理由から、日本ではiPhoneが広く普及していると考えられています。
このような理由から日本に多く広まっているiPhoneから脱却をした場合、どのように生活が変わるのでしょうか?
主にユーザー目線では、以下2つの変化があるとされています。
・スマホの維持費が安くなる
・指紋認証等のFaceID以外の認証が使用可能になる
以下に詳しく解説していきます。
1つ目の変化は、スマホの維持費が安くなるという点です。
Androidに比べ、iPhoneは買い替えの維持費が高くなります。
Androidの機種は最も安いモデルでは新品2万円台から購入できるのに対し、iPhoneは2023年1月現在の最安モデルは新品8万円台からとなっています。
スマホの耐用年数は長くても3年ほどと言われています。
それを考えると、約3年ごとにかかってくるスマホの交換費用が倍以上違ってきます。
こういった理由から、脱iPhoneをすると約3年ごとにやってくるスマホの交換費用が倍以上かかってくることが予想されます。
2つ目が、FaceID以外の認証が使えるようになるという点です。
2023年1月現在、iPhoneには以前搭載されていてたTouch ID機能は廃止され、顔認証機能であるFace IDの機能のみが搭載されています。
一方で、AndroidにはTouch ID機能が搭載されている機種が多く存在します。
実際、日本で多く販売されているGoogle PixelにはTouch IDの機能が搭載されています。
iPhoneのFace IDはマスクをしていると反応しにくかったりする理由から、コロナ禍でTouch IDの復活を望む声が多く上がりましたが、2023年1月時点では復活の予定は存在しません。
もし脱iPhoneをすると、こういった認証の機能の違いが出てくると予想できます。
もし脱iPhoneをすると、ネガティブな面での変化も現れます。
その中でも大きなデメリットを以下に解説していきます。
1つ目が、他のMac製品との連携が出来なくなる点です。
iPhoneを使用することで、他のMac製品との連携をスムーズに実施することが出来ます。
たとえば、iCloudのクラウドサービスを利用すれば、iPhoneで撮影した画像や動画をすぐに他のMac製品でも見ることが出来るようになります。
他にも、Airdropの機能を使えばすぐにデータを共有することも可能です。
脱iPhoneをした場合、こういった機能が使用出来なくなります。
クリエイターやデザイナー等の仕事をしており、デバイス間の連携を頻繁にしている場合、支障が出てくる可能性があります。
2つ目が、スマホのリセールバリューが下がる点です。
リセールバリューとは、スマホを購入後に使用したのち、売却をするとどの程度の売却額で売れるかを示す数値です。
Androidに比べ、iPhoneは比較的高いリセールバリューを持っています。
iPhoneの約2年前のモデルであれば、新品額の50〜70%程度で売却することが可能です。
一方で、Android端末は世界中で多く流通しているため、中古品だと30〜40%程度の売却額となることがあります。
脱iPhoneをした場合、乗り換える機種によってはリセールバリューが下がり、iPhoneよりも維持費が高くなる場合があります。
今後の日本のiPhone市場も拡大をする予想がされています。
脱iPhoneをすると様々なメリットがある一方、データの移行が難しい等、一部デメリットが存在します。
こういったデメリットのため、日本が脱iPhoneをして、Androidメインとなるのは難しい予想があります。
実際、2022年時点での日本人のiPhone使用率は60%を超えており、この数字は今後も伸びていくとされています。
結果として、脱iPhoneは難しいのではないかという予想がされています。
遠距離を移動する場合、自宅の充電設備だけでは足りないケースがあります。ガソリン車と比べて充電スタンドはまだ普及していないので、探すのに一苦労します。充電時間も長いため、使用頻度と充電時間の兼ね合いを考えましょう。
日本人のスマホ使用率は約半数を超えており、多くのiPhoneユーザーが存在します。
こういった中で、脱iPhoneをすると様々なメリットがある一方、デメリットも一部存在します。
ぜひメリットとデメリットを天秤にかけ、もし脱iPhoneをしてAndroidを使用したいという場合は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
PHOTO:iStock
TEXT:PreBell編集部
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