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2020.05.28 あのパズドラもeスポーツに!調べてみたら選ばれし者たちの闘いすぎた【にわか歓迎!eスポーツ応援部】

最近日本でも話題となっているeスポーツ。世界競技人口は1億3000万人、世界市場規模は1400億円を超えています。「ゲームはよくやるけど、eスポーツへの興味はあんまり…」という人もいるかもしれませんが、かつて私たちが熱中したゲームもeスポーツの種目になっているのはご存知でしたか?例えばストリートファイターやウイイレ、グランツーリスモやパズドラなど。

そこでPreBellでは、まだeスポーツのことをよく知らない、いわゆる“にわか”な人でも楽しめるeスポーツのゲームタイトルを紹介していきます!
なかでも今回は2012年にリリースされ、国内累計5,300万ダウンロード(韓国の総人口より多い!!)を突破した国民的パズルRPG「パズドラ」のeスポーツをピックアップ。超人気タイトルの世界で繰り広げられる、トッププロによるハイスピード&スリリングな闘いに迫ります!!

『あのパズドラもeスポーツに!調べてみたら選ばれし者たちの闘いすぎた』

パズドラバトル(パズバト)ってなに?

パズドラバトル(パズバト)ってなに?引用元:パズル&ドラゴンズ
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パズドラはパズルとRPGを融合させ、若者を中心に空前のブームとなった無料スマホゲーム。最近では国体の文化プログラムの一つとしても採用されることもあり、抜群の知名度&ゲーム性を持つタイトルです!
画面下に積まれたドロップを消すことで敵モンスターを攻撃し、ダンジョンを攻略していくのが基本的な遊び方です。ドロップを操作する時の「カリカリカリッ」という音とコンボを重ねていくごとに上がっていく音階が、クセになるんですよね。

※2019年「いきいき茨城ゆめ国体」から、文化プログラムの一環として全国都道府県対抗eスポーツ選手権が開催されています。パズドラは2年目となる2020年「かごしま国体」から正式種目として採用されています。

ドロップ:特性が異なる赤、青、黄、緑、ピンク、紫からなるピース。これを動かし、色が同じドロップを縦、または横に3つ揃えて消すのがパズドラの基本操作となる。ドロップの動き方は独特なため、初心者の方は慣れるのに少し時間がかかるかも!

パズドラのパズル盤面パズドラのパズル盤面。あなたならどこをどう動かす…?
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一方、パズドラバトル(パズバト)と呼ばれるeスポーツ版パズドラでは、対戦相手はシステム上のモンスターではなくリアルな人間。相手の戦略に合わせて戦い方をアレンジしていく必要があるため、単にパズルが上手いだけでは勝てません。

パズバトはターン制のゲームです。バトルの進行は使用キャラクターに応じて発動する”特性”を選択する「スキルフェーズ」とドロップを操作して消していく「パズルフェーズ」の2つを繰り返しながら行われ、4つのHPゲージを相手より早く破壊したプレイヤーが勝者となります。

スキルフェーズ:ドロップの色を変える「変換スキル」や攻撃力、回復力などの補助を行う「サポート系スキル」などの中から使用スキルを選ぶ時間。スキルの数、種類は非常に多く、この有利・不利が勝負の大きな分かれ目となる。いわば選択肢が超多いジャンケンのようなもので、この読み合いが見ていてヒリヒリするポイント!制限時間は10秒。

パズルフェーズ:ドロップを動かし色をそろえて消すことで、相手に攻撃を与える時間。プロにもなると二桁コンボは当たり前で、ドロップの連鎖が止まらない様子は見ていてかなり爽快。制限時間はパズル開始まで10秒、パズルを動かす時間が4秒。

パズドラチャンピオンシップ2019の様子パズドラチャンピオンシップ2019の様子。大会によっては、画面に選手の“心拍数”を常に表示するものもある。冷静な顔でプレイしつつも“142”なんて表示されていた日にはもう、確実に推せる。動画はコチラから!
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相手に与えるダメージの大きさは、そのターンに発動されたスキルやお互いのパーティー属性(攻撃系パーティや回復系パーティなど、プレイヤーにより属性が異なる)、パズル盤面(コンボに繋げやすい配置かどうか)などさまざまな要素で決定します。そのため、相手に最高ダメージを与えられる戦略的判断を、短い制限時間(スキル選択10秒!パズル4秒!)の間にしなければなりません。ときには一瞬で戦況がひっくり返ることもあり、ひとときも目が離せないエキサイティングなゲームなのです。

「プレイしたこともないし、ルールもよく分からないから見ても面白くないかも」という方はご安心を。YouTubeに“実況&解説付き”の大会動画が多数挙がっているため、まずはそちらを見てみると良いかもしれません。

パズドラチャンピオンシップ2019の様子実況&解説ブースの様子。一つ一つの動きを丁寧に解説してくれるため、初心者にもありがたい。動画はコチラから!
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パズドラのプロは日本でたった13人!

パズバトは日本eスポーツ連合公認のeスポーツでもあり、プロライセンスを取得するためには毎年開催のパズドラチャレンジカップで上位入賞する必要があります。2020年に最年少プロ選手となった海斗★選手を始めプロは現在13名です。パズドラは国内累計ダウンロード数が5300万なので、その中の13人ということは…0.000025%!!雑な計算ではありますが、それでも彼らがトップ中のトップ、トップオブトップであることが分かりますね。修行を積み、かなりの狭き門を突破してきた歴戦の猛者たちです。

また、選手のパーソナリティに注目して観戦してみるのも一興。
パズドラ公式HPに掲載されている選手情報を見ると、選手ごとの趣味や好きな食べ物、モット―などが紹介されています。例えば、あっき~選手の好きな食べ物は「ラーメン」で、モットーは「ガチエンジョイ!」。明るい!
かと思えば、スー☆選手の好きな食べ物は「パスタ」で、モットーは「冷静に出来ることを確実に」。クールだ~。
というように、個性豊かな選手の性格とプレイスタイルを基に、“推し”を探してみるの楽しいですよ。

試合後は選手インタビューの時間もあり、そこでのコメントも個性があふれています。パズバト沼、ハマりやすくていいですね。

ラーメンが好きなあっきー選手と、パスタが好きなスー☆選手ラーメンが好きなあっきー選手(写真左)と、パスタが好きなスー☆選手(写真右)。あなたならどっち推し?
引用元:パズドラeスポーツ公式HP
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若者たちが熱狂したパズドラの世界観そのままに、プロ選手たちが繰り広げる超絶パズルや心理戦を楽しめるのがパズドラバトル。選手それぞれのキャラクターも個性豊かなので、推し選手を見つけて応援するのも楽しそうです!
まだパズドラをプレイしたことがない人でも、その熱い戦いを見ればすぐにでもダウンロードして遊びたくなるのではないでしょうか。パズドラは無料スマホゲーム(アプリ内課金あり)なので、すぐに遊べるのも魅力。また、プロでなくても参加できる大会もたくさん開催されているので、皆さんこの機会に是非、挑戦してみてはいかがでしょうか!

TEXT:弥富文次
イラスト:くまみね

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