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2020.12.17 パワプロのeスポーツは「もうひとつのプロ野球」!?熱い闘いにドラフト会議まで!【にわか歓迎!eスポーツ応援部】

最近日本でも話題となっているeスポーツ。世界競技人口は1億3,000万人、世界市場規模は1,400億円を超えています。「ゲームはよくやるけど、eスポーツへの興味はあんまり……」という人もいるかもしれませんが、かつて私たちが熱中したゲームもeスポーツの種目になっているのはご存じでしたか?例えばストリートファイターやウイニングイレブン、グランツーリスモやパズドラなど。

そこでPreBellでは、まだeスポーツのことをよく知らない、いわゆる“にわか”な人でも楽しめるゲームタイトルを紹介!今回は、数多くのファンを魅了し続けてきた国民的野球ゲーム「パワプロ」を取り上げます

実は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントが企画運営するeスポーツ人材育成スクール「esports 銀座 school」の科目にもなっているパワプロ。スクールの取材にてパワプロのeスポーツの魅力も聞くことができました。

あらためてパワプロとは?

まずは、パワプロというゲームについて、あらためて見ていきましょう。

あらためてパワプロとは?

パワプロは言わずとしれた野球ゲームの決定版タイトル。第1作は1994年に誕生し、リリースから25年を経た今でも親しまれています。オリジナルの選手を育成する「サクセス」と、そこで育成した選手や実際の球団・選手を操って野球の試合を行う「対戦」があり、友達と対戦モードで盛り上がった記憶がある人も多いのではないでしょうか。また、最近はスマホアプリ版のパワプロでサクセスモードを楽しんでいる人も多いと思います。

パワプロの大きな特徴はそのキャラクターデザインです。パワプロでは、選手がリアルにグラフィック化されたゲームタイトルとは違い、胴体が足から浮いている二頭身のキャラクターを操ります。どことなくコミカルなこのキャラクター「パワプロくん」も、同タイトルが愛される魅力の一つでしょう。

「eBASEBALL プロリーグ」の見どころは、選手の“あり得ない”起用

そんなパワプロを使用したeスポーツ「eBASEBALL プロリーグ」がとても熱いことになっています……!

パワプロでは日本野球機構(NPB)と共催し、eスポーツのプロプレイヤーが実際のセ・リーグ、パ・リーグの12球団を代表して試合に挑みます。プロリーグのシーズンではeペナントレース(セ・パe交流戦を含む)、eクライマックスシリーズを経てe日本シリーズを戦い、日本一が決まる仕組みに。つまり、実際のプロ野球とほとんど同じ日程が組まれているのです。

昨年、「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズンのe日本シリーズの優勝(日本一)チームは巨人でした。立役者は昨シーズンのMVPであり、巨人のキャプテンでもあった舘野弘樹選手。シーズンを通じて両リーグ最多のホームランを放ち、セ・リーグでは打点王にも。まさに「eBASEBALL プロリーグ」界を代表するスタープレイヤーです!

2020シーズンはつい先日の12月5日に開幕。KONAMIパワプロ・プロスピ公式チャンネルで見ることができます。今年はどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか……!

熱闘で沸き立つ「eBASEBALL プロリーグ」ですが、どのような点がeスポーツとしてのパワプロの魅力なのか、「eBASEBALL プロリーグ」のプロプレイヤーで「esports 銀座 school」の講師も務めている下山祐躍選手にお聞きすることができました。

「eBASEBALL プロリーグでは、現実のプロ野球では“あり得ない”起用が行われるのも面白いです。例えば、期待のルーキーが「eBASEBALL プロリーグ」ではいきなりスタメンだったり、防御率6点台の投手が完封勝利を挙げたりすることもあります。また、4番ではなく2番に強打者を置く戦法が近年プロ野球では主流ですが、実はeBASEBALL プロリーグの試合で先駆けて行われていたりもしました」(下山選手)

選手の起用法などの戦術に着目するのも面白い見方かもしれませんね。

「eBASEBALL  プロリーグ」の見どころは、選手の“あり得ない”起用

それから、「eBASEBALL プロリーグ」全体の応援監督としては元ヤクルトのプロ野球OB・真中満氏が就任しており、選手たちを温かく励ます姿にも心を動かされます。

KONAMIパワプロ・プロスピ公式チャンネル
eBASEBALL プロリーグ eオールスター2020
「eBASEBALL プロリーグ」応援監督・真中満氏が「eBASEBALL プロリーグ」の魅力をたっぷり伝えている。

選ばれる者、選ばれない者。人生ドラマが行き交うeドラフト会議

「eBASEBALL プロリーグ」をますます魅力的にしている要素の一つに、毎年開催のeドラフト会議があります。各球団は前シーズンの代表プロプレイヤー4名のうち最大2名までしか契約を延長できないため、最低でも2名、プロテストを通過した候補者の中から指名する必要があります。球団ごとの戦略やカラーの違いが注目ポイントなのですが、もう一つの大きな魅力が、プロを目指す選手たちのストーリー性です。

今年の12月に開幕する2020年のシーズンに先駆けて、10月17日、「eドラフト会議supported by リポビタンD」が行われました。今年のドラフトで注目を浴びたのは、パワプロのeスポーツ界で誰もがその名を知る前田恭兵選手です。

前田選手は2017年のトーナメント戦で日本王者となり、プロリーグが発足した2018年のドラフトでヤクルトから1位指名を受けます。しかし、リーグ戦ではまさかの全敗……。成績を残せなかった前田選手ですが、2019年はなんとか西武からドラフト2位指名を受けました。

それでも前田選手の悪夢は続きます。2019年も屈辱の全敗を喫してしまったのです。一時は引退を考えるほどまで追い詰められた前田選手ですが、「ここは勝負の世界。指名されなくなるまで自分からは辞めない」と覚悟を決め、今シーズンもプロとして「eBASEBALL プロリーグ」に挑むことに。果たして指名はあったのでしょうか……?

NPB eスポーツ公式チャンネル
『eドラフト会議 supported by リポビタンD』 / eBASEBALL プロリーグ 2020シーズン
白樺学園高校時代は1番ショートで甲子園に出場し、明治大学時代は大学日本一も経験した佐藤優太選手や、現役高校生で昨年はロッテの代表プロプレイヤー、柳虎士郎選手など、注目選手は多数。ドラフト指名されなければ、プロとしては試合できない。これを毎年繰り返す、非常にシビアな世界だ。

まとめ

憧れのプロ12球団の代表プロプレイヤーとなって、チームを背負ってプロリーグを戦うパワプロのプロ野球eスポーツリーグ。2020シーズンは一体どのような熱戦が巻き起こるのでしょうか。公式サイト『eBASEBALL プロリーグ』では、日程やプレイヤーデータなどがチェックできます。

そして、「esports 銀座 school」が描くパワプロのeスポーツの未来も楽しみです。講師・下山選手のお話によれば、スクールの受講者はめきめき力をつけているそう。

「生徒は課題をひとつひとつ克服することで上手くなり、また自信も持てるようになります。それに、若ければ若いほど選手としては良いというゲームタイトルもありますが、パワプロでは30歳中盤でプロの方も多い。年齢制限はなく、考え方や作戦でいくらでもカバーできます。そこのノウハウを教えていきたいですね。」(下山選手)

スクールではプレイングスキルだけでなく、セルフプロデュースやeスポーツビジネスの知識も学べるそう。eスポーツに関わる方が増えることで市場が広がれば、さらに多くの名選手のプレイを目撃できるはずです……!パワプロのeスポーツの世界から、目が離せません!

 

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TEXT:弥富文次
イラスト:くまみね

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