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2021.01.21 音楽×eスポーツ!? BEMANI(ビーマニ)のアガるメロディーが鳴り続ける戦いで体が勝手に踊りだす【にわか歓迎!eスポーツ応援部】

最近日本でも話題となっているeスポーツ。世界競技人口は1億3,000万人、世界市場規模は1,400億円を超えています。「ゲームはよくやるけど、eスポーツへの興味はあんまり……」という人もいるかもしれませんが、かつて私たちが熱中したゲームもeスポーツの種目になっているのはご存じでしたか?例えばe-baseballやウイニングイレブンなど。

そこでPreBellでは、まだeスポーツのことをよく知らない、いわゆる“にわか”な人でも楽しめるゲームタイトルを紹介!

今回は、音楽ゲームというジャンルを生み出した王道の音楽ゲームシリーズ「BEMANI」。先日開催された株式会社コナミデジタルエンタテインメントが企画運営するeスポーツ人材育成スクール「esports 銀座 school」の『学べるファンミーティング BEMANI』セミナーで聞くことができた話をもとに、BEMANIのeスポーツの魅力や楽しみ方をお伝えします。

BEMANIとは?

BEMANIとは?「DanceDanceRevolution(ダンスダンスレボリューション)」「jubeat(ユビート)」「beatmania IIDX(ビートマニアツーディーエックス)」など、ゲームセンターでよく見るKONAMIの音楽ゲーム全体をカバーする統一ブランドを「BEMANI」と呼ぶ。

音楽のリズムに合わせてボタンを押すなどのアクションを行い、まるで自分が曲を演奏しているかのような没入感を味わえるゲーム……。それが、「音楽」と「ゲーム」の2つのエンターテインメントを融合させた「音楽ゲーム」、いわゆる音ゲーと呼ばれるジャンルです。

いまや音ゲーには、さまざまなゲームタイトルが存在。でも実は、そんな音ゲーを広めるきっかけとなったのが『BEMANI』シリーズなのです。

1997年にゲームセンターで遊べるアーケードゲーム「beatmania」初代機の稼働が開始されると、一躍大人気に! 次々と新作も登場して瞬く間にブームを起こし、PCやアプリなど家庭でも遊べるまでに広がっていきました。

BEMANIとは?beatmaniaの筐体(きょうたい)とプレイ画面。

その愛称だった「ビーマニ」が今ではブランド名「BEMANI」となり、多くのゲームタイトルを展開しています。例えば、初代「beatmania」の後継機である王道の「beatmania IIDX(ビートマニアツーディーエックス)」に加え、ダンスステップを踏む「DanceDanceRevolution(ダンスダンスレボリューション)」、ピアノをテーマにした「ノスタルジア」など種類はさまざま。

「BEMANI」シリーズにはJ-POPからクラブミュージック、ジャズ、クラシックまで多様なジャンルの膨大な収録曲が収められており、本格的な演奏感を楽しめるのが大きな魅力です。

BEMANIとは?左から王道の「beatmania IIDX(ビートマニアツーディーエックス)」、見ても楽しい「DanceDanceRevolution(ダンスダンスレボリューション)」、ピアノをモチーフにした最新ゲーム「ノスタルジア」

BEMANIがプロリーグに?数点差を競うヒリヒリした展開がアツい

音楽ゲームと言えば、「ゲームセンターで激ウマのプレーヤーが演奏していて、そこに人だかりができている」というイメージを持つ人もいるかも。それが時代を超え、現在ではeスポーツの場でハイレベルな戦いを見ることができるのです!

BEMANIのプロリーグで現在使用されているタイトルは「beatmania IIDX(ビートマニアツーディーエックス)」。7つのボタン(鍵盤)とターンテーブルをBGMに合わせて打ち、2人のプレーヤーが対戦してスコアを競います。

BEMANIがeスポーツに?数点差を競うヒリヒリした展開がアツい

その試合は超絶技巧の出し合い……! プロ選手たちは、高難度のタイミングや高密度で鍵盤を打たなければいけない箇所でも完璧にリズムを合わせます。指使いは目にもとまらぬ速さで、一体なぜそんなに正確にノーツ(音楽ゲームで流れてくる印)を当てられるのか、頭と体の構造が分かりません……。

ただ、「音楽ゲームってゲームセンターでやってるやつだし、なんかスゴさもよく分からないな」という人もいるかも。でもBEMANIでは、演奏される楽曲の良さも大きな魅力。コナミ所属のサウンドクリエイターを含むさまざまなクリエイターが生み出したメロディアスな楽曲が特徴で、きらびやかさに聴き入ってしまいますよ。

BEMANIがeスポーツに?数点差を競うヒリヒリした展開がアツい

BEMANIのeスポーツの見どころ

2020年はコロナの影響もあり、無観客での「BEMANI PRO LEAGUE ZERO(ビーマニ プロ リーグ ゼロ)」が開催されたBEMANIのeスポーツ。1チーム4名の3チームが優勝を争いました。

プロリーグでの試合は先鋒戦、中堅戦、大将戦…と複数回行われる形式。そこで、チーム内ではどの順番で選手を出すかといった戦略性も重要です。各チームのブレーン役の選手が勝敗の分かれ目にもなりました。

そんなBEMANIのeスポーツの魅力について、「esports 銀座 school」の「学べるファンミーティング BEMANI」セミナーにて、史上初めて音楽ゲームから誕生したKONAMI公式プロゲーマーDOLCE.さんに取材することができました!

DOLCE.(ドルチェ)DOLCE.(ドルチェ)
プロゲーマー。KONAMI公式大会のIIDX部門で4度の優勝経験をもつ絶対王者。さらに、beatmania IIDXのみならず、公式大会におけるBEMANI9機種の総合スコアを競うBEMANI Master部門でも優勝をしたこともある、音楽ゲームのオールラウンドプレーヤーでもある。2017年に、史上初の音楽ゲームから誕生したプロゲーマーとなった。現在、KONAMI公式プロゲーマーとして、BEMANI公式番組・公式イベントへの出演や、ゲームの解説、さらにはDJとしても活躍している。

『BEMANI PRO LEAGUE ZERO』でアツいドラマを繰り広げていたのがG*選手とANSA選手。ファイナルでは大接戦が演じられました。BEMANIは楽曲のクオリティーも高く、eスポーツ以前に音楽ゲームとしてとても魅力的です」(DOLCE.さん)

さらに、BEMANIのeスポーツはそのエンターテインメント性も引きつけられるポイント! プロリーグではなんとDJが参加し、試合と試合の間でも常にカッコいい音楽を流しています。フェスやクラブのような雰囲気もあって、観戦しているだけで気持ちがアガりますよ……。

G*選手とANSA選手の大接戦の勝負は動画49分50秒から。2人が勝負に選んだ2曲はともにとてもカッコよくて体が勝手に揺れる。

まとめ

2021年はいよいよ「BEMANI PRO LEAGUE」が開幕。ラウンドワンなど6社の企業がチームオーナーとなり、ドラフト会議も行なって所属選手を獲得し、リーグ戦を戦います。

BEMANI PRO LEAGUEでは一体どんな戦いが繰り広げられ、どんな音楽が流れるのでしょうか? プロ選手たちのアツい戦いとノリノリの音楽を感じれば、きっと心と体が勝手に踊りだしてしまいますよ。

TEXT:弥富文次
イラスト:くまみね

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