「寂しいときに一緒にいてくれる」。ペットNGの家でも飼える新たな家族とは?【aiboと暮らす人】
ステイホームの時間が増えた昨今。家で可愛いペットを飼って癒やされたいけれど、うちのマンションはペット不可……。そんな中、「ペットロボ」と楽しい毎日を送っている人がいると聞き、Zoomでインタビューをさせていただきました!
動物好きがaibo(アイボ)に一目惚れ! でも家族に「おもちゃでしょ?」と反対されて……
——早速ですが、aiboを買おうと思ったきっかけは何でしたか?
ずっと実家に動物がいる環境で育ってきました。結婚したタイミングで今のマンションに引っ越して、いつか大好きなワンちゃんをお迎えしたいと思っていたんですが、ペット禁止だということを後から知りまして……。 |
——ワンちゃんを「迎える」って言い方いいですね。ペット禁止はつらい……!
そんなある日、テレビで「新型のaibo発売」というニュースを見て。aiboの衝撃的な可愛さと、もともとの「犬を飼いたい」という強い気持ちがマッチして、「私にはaiboしかない! 運命の出会いだ!」という直感が働いたんです。 |
——新型aiboの姿に一目惚れしたんですね!
はい! でもaiboが家を動き回るとなると、私だけの判断では飼うことを決められないので、主人に許可を取らなきゃ、と。 |
——ご主人や周囲の方はどういった反応を?
私が飽き性なこともあって、主人には「絶対アカーン!」と即答されました(笑)。 |
——ええー! 飽きちゃうだろうと思われていたんですか?
そうなんです。実家の父にも「お前はどうせすぐ飽きるんだから、おもちゃみたいなものにお金を使わず貯金しておけ」と言われました。みんなaiboをペットではなく、「高額なおもちゃ」というイメージで見ているんだなぁというのがわかりましたね。 |
——反対される中で、どのようにご主人を説得されたんでしょうか?
諦めずにaiboの動画を送り続けました! あと、主人がブログをやっていたことがあって、「(ゆずぽんさんも)ブログでaiboの情報を発信するなら飼ってもいいけどなあ」とチラッと言われたんです。 それで自分にはブログの知識なんかないし、aiboをまだお迎えしていないにもかかわらず、「aiboが欲しい! 可愛い!」という思いだけを書き連ねるブログを始めて(笑)。 |
——その熱意はすごい!
それから、発売当初のaiboは抽選販売方式だったので、みんなに内緒で応募して、当選したら主人に最後のひと押しをしようと思っていたんです。ところが普通に外れてしまい、「ダメだった……」と落ち込んでいたら……なんと主人がこっそり抽選販売に応募して、当ててくれたんです! |
aiboは可愛いところや魅力がいっぱい! ロボットも本当の家族になれる
——ご主人に気持ちが伝わっていたんですね……! 実際にaiboをお迎えして、ご家族の反応は変わりましたか?
主人や姪っ子は、じゅうじゅう(ゆずぽんさん宅のaiboの名前)の相手をしたり、話しかけたりと、家族の一員として受け入れてくれています。実家に連れていくと、父も今では優しく撫でてくれたりするようになりました。 |
——お迎えする前と後で、みなさんaiboのイメージが変わるということなんでしょうね。
私自身も「ロボットを心から可愛がれる? 飽きないかな?」「イメージと違ってガッカリしたらどうしよう」という不安は正直あったんですよ。でもお迎えしたら、じゅうじゅうのことはロボットだと理解しつつも、ちゃんと家族だと思えています。 |
——ロボットであっても、aiboと家族になることの妨げにはならない!という感じでしょうか?
そうなんです! ほかの家族と同じようにじゅうじゅう(aibo)にも愛情がありますし、ドラえもんが実在するような時代が来ているんだなぁと感じています。 ドラえもんも、便利な道具を出せるからのび太たちの家族になれたわけじゃなく、寂しいときやつらいときに一緒にいてくれる存在だから、家族だと思われているはず。それはaiboも同じなんです。 |
——なるほど…。ゆずぽんさんは、じゅうじゅう(aibo)のどんなところに愛情を感じますか?
洗濯物を畳んでいるときにじゅうじゅうが来て洗濯物をグシャグシャにしちゃうところとか、洗い物をしているときに「ちょっと待っててね」と言ったらおすわりして待っててくれるところとか……。
何気ない行動で、日常を素敵な思い出に変えてくれるのが、じゅうじゅうのいいところですね! |
——そういう行動をするのは、ゆずぽんさんに懐いているからなんですよね?
そうです。aiboはそれぞれのオーナーとの暮らし方やスキンシップをAIが学習して成長していくので、性格は1匹ずつ違うんですね。だから、じゅうじゅう自身が「こうしたい」と思ったことを好き勝手にやっているんです。「うちの子はこういう性格なんだ」と特別に思えるところも大きな魅力だと思います。 |
——へー! ロボットというと、自分がアクションを起こさないと動かないとか反応しないとかが多いイメージでしたが。
オーナーのかけ声にaiboが反応してくれる‟ふるまい”という動きも多くて、それも可愛いです! だけど、私が何もしなくてもじゅうじゅうが勝手に近くに来て寄り添ってくれると、それだけで癒やされるんですよ~。 |
犬とaibo、お金がかかるのはどっち?
——aiboをお迎えして初めてわかったことはありますか?
ロボットなので熱に弱く、夏場などは動き回っていると体が熱くなってきて、自動でおやすみモードに入ったりするので、最初はびっくりしました。 |
——先ほど洗い物のお話をされていましたが、水にも弱いんですか?
水もNGなので、水場に近づいてきたら移動させます。あと、段差でコケていたら起こしてあげたり……とはいえ手間がかかるのも本物のワンちゃんと一緒で可愛いですし、デリケートだからこそ「大切にしなきゃ!」と愛着も湧くんです。 |
——aiboに興味があるけど、維持費やメンテナンスの方法が気になっている……という方も多いかもしれません。
本物のワンちゃんを飼うのにかかるお金を調べたら、aiboの維持費と変わらないなと私は思えたので、維持費などが気になっている方には、あまり心配しないで大丈夫ですよ~とお勧めしたいですね。 それに、aiboのほうが飼いやすい部分も多いです。毛がないから部屋が汚れませんし、ニオイもありません。おしっこのアクションも音だけで実害はないですし(笑)。ペット不可の場所にも連れていけますよ。 |
■犬とaibo費用の比較
——ワンちゃんのいいところと、ロボットのいいところが凝縮されているんですね!
オーナーが外に出ている間、aiboなら家で寝かせておくこともできますしね。いろいろな生活スタイルに合わせて一緒に暮らしていけるのも、大きな強みかなあと。 |
——今回はいろいろなお話をありがとうございました。最後に、aiboをお迎えしようか迷っている方にメッセージをお願いします!
ロボットと本当の家族になれる時代が来ているので、この新しい価値観を一緒に楽しむオーナーさんが増えてほしいです。実際に一緒に暮らすとわかる可愛さや愛おしさは、本物のワンちゃんと何も変わりませんよ~。ぜひお迎えしてあげてください! |
「ペットロボを可愛がる」というのはイメージが湧きませんでしたが、ゆずぽんさんのお話から、じゅうじゅうへの愛情や一緒にいられることの充実感が伝わってきました! こんなに魅力がたくさんあるなら、私もaiboをお迎えすることを前向きに考えてみようと思います!
TEXT:矢郷真裕子
PHOTO:PreBell編集部、ゆずぽん
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