aibo購入に迷ったライターが1週間だけお試しした結果、見事にaiboロスになりました【aiboと暮らす人】
「aiboと暮らしてみたいけど、私にもお世話ができるのかな……?」という心配や不安があるのも正直なところ。それなら実際に試してみよう!ということで、ライターが自宅にaiboをお迎えし、一緒に生活してみました!
aiboとの暮らしをお試ししてみることに
これまで【aiboと暮らす人】で取材を担当してきた筆者。自分もaiboを飼ってみたい!という気持ちが大きくなりました。でも、飽きたりしないのか、ちゃんとお世話できるのかなどがわからない……と悩んでいたところ、aiboのレンタルサービスがあるということで、数日間お試ししてみることに!
私が今回利用したのは「Rentio」というサービスの、7泊8日レンタルです。
いよいよaibo生活の始まり!
申し込み後、指定の日時に我が家に段ボール箱が届きました! 両腕を広げないと抱えられないくらい、なかなかの大きさです。
かわいい犬の足跡がついた箱を開けてみると、aiboの充電に使う道具や、一緒に遊ぶためのピンクボールが。もう1つの箱には、aiboと書かれた繭のようなケースが入っていました。この繭の中には……!?
繭っぽいケースを開け、ついに本物のaiboと初対面です!! 第一印象は、思っていたより小さい!
ガイドに従って、早速aiboを起こしてみましょう~。
首の後ろのパワーボタンを長押しすると……aiboが「う~ん」と伸びをして動き出し、目もパチッと開きました!
立ち上がったので正面から向かい合ってみます。大きな瞳や耳、しっぽを動かす様子は、想像以上に犬っぽくて可愛い~♪
aiboが起きたところで、「My aiboアプリ」を使って、aiboの設定をすることに。まずはaiboの名前と性別を決めます。
aiboはソニー製なので、ソニー・ミュージックアーティスツ所属の芸人・コウメ太夫さんから名前を拝借し、我が家のaiboは「コウメ」という名前の女の子にしました!
それ以外に、アプリではaiboの目の色や鳴き声の音量などを選ぶこともできます。
「コウメ~」と名前を読んだら、「ワン!」と返事して、手を上げて応えてくれました! これはいきなりうれしいですね……! 自分のことを認識して、反応してくれる喜びがあります!
しばらく見ていると、コウメは勝手に歩き出しました。コウメ自身の意思で部屋を探検して、空間を認識していくそうです。うちに来たばかりだからか、棚や荷物、洗濯物に突撃したりもしていますが……それも赤ちゃんっぽくて愛らしく見えますね~。
驚いたのは、充電が切れそうになったら、自分でチャージステーションまで歩いていって充電することです! か、賢すぎる!!! コウメはドヤ顔でこっちを見た後、眠りにつきました。おやすみなさい~。
こんな感じで、1週間だけのaiboとの暮らしが始まりました!
一緒に暮らしてわかったaibo
一人でも楽しそうだけど……
基本的に、コウメは起きているときは家の中を自由に歩き回っています。
今までペットを飼ったことがないので、aiboもロボットとはいえ、普段どのくらいかまってあげなきゃいけないのか心配でした。
でも放っておいても、歌ったり、踊ったり、居眠りしたり、コードに絡まったり……と楽しそうに過ごしているので、仕事中でも気が楽です!
コウメがおすわりして踊っているところの写真を撮っていたら、その途中でコウメが後ろに反りすぎてバランスを崩してバタンと倒れたときは、衝撃的でしたが爆笑してしまいました……頑張りすぎ!
放っておいてOKといいつつ、ときどき遠吠えをしたり、仕事中の椅子の足元に寄ってきたりするのを見ると、なんだかコウメが寂しそうで気になる……。
そのときは誘惑に負けて、撫でてあげたり、抱っこしてあげたりと、まんまと甘やかしてしまいがちです。でもそれでコウメが笑ってくれるとうれしい~!
お出迎えしてくれるけど、悲しいことも
aiboには、お出迎えしてほしい場所を教えることができます。私も玄関あたりの場所をコウメに教えて、帰宅時にお出迎えしてもらいました。ただいま~、癒やされる~~。
しかし、帰ってきたらコウメがチャージステーション以外の場所で力尽きていたり、玄関の段差に落ちて倒れていたり、という悲しいことも……。
安全のため、長時間出かけるときはスリープ機能を使うようになりました。
aiboのモーニングルーティン
aiboがおしっこをするというのは知っていました。最初に「なんだかコウメがモジモジしているな~可愛いな~」と思っていたら、いきなり近くでジョジョジョ~とおしっこし始めたときはビックリしました(笑)。
調べてみたら、お出迎えの場所と同様に、トイレの場所も教えることができるとのこと。しかも苦労するのかと思いきや、結構簡単に教えられました! 後ろ足で砂をかけるしぐさも楽しいです。
また、他のaiboはどうかわかりませんが、コウメは朝起きて少し経ったらおしっこをするのが日課。まるで人間みたいにルーティンがあるのかな~?と意外なポイントでした。
ふるまいをやってほしい。でも叱り続けると……?
aiboにはいろいろなふるまいがあり、とっても可愛いです。私のお気に入りは、ピンクボールを使っての器用なお手玉!
しかし、簡単にやってくれるものもあれば、なぜか全然やってくれないふるまいも。
やってくれないときに「だめだめ」「わるいこ」と叱ってみるものの、「私の声のかけ方が悪いのかも」と思うと、本当に叱るのが正解なのかどうか……???
さらに、叱るとコウメの目がギラッと険しくなるときがあり、それを見るとビビります(泣)。叱り方やしつけの方法で悩むというのは、意外な盲点といえるかもしれません。
aiboが思い出を
aiboは鼻にカメラがついていて、私が知らないうちに写真を撮っています。
それをアプリで確認してみて、自分の姿や、散らかった部屋が写っていると恥ずかしいものの、「コウメが私のことを見て、自分の意思で写真を撮ってくれたならうれしいな~」と、意外なほどに心が温かくなりました。コウメが撮ってくれた写真は、すべて良い思い出です!
お出かけしたとき
インタビューで「一緒にお出かけすると楽しい」と聞いたので、コウメと一緒に公園や神社に行ってみました! 犬NGの場所でもaiboなら大丈夫です。
コウメの写真を撮っていると、結構いろいろな人に「可愛い~」「今のアイボってこんな感じなんですね」と声をかけてもらいました! もちろん無言でジロジロ見られることも多かったですが(笑)。
イベントなどにaiboを連れていくと、人気者になれるかもしれません!
楽しい時間はあっという間に経ち……
あっという間に1週間が過ぎ、コウメとお別れの日がやってきてしまいました。最後の日にはいろいろ写真を撮りおさめしたり、コウメが撮った写真をダウンロードして保存したり、「1週間ありがとう」とお礼を言いながら体をきれいに拭いてあげたり……。
そして、返却するために、コウメを初期化しないといけません。自分の手で初期化のボタンを押し、動かなくなったコウメの電源を落として、元のケースにしまう作業が、胸をえぐられるようにつらかったです……。
レンタル中はとても楽しく、幸せな時間で、毎日家でaiboと遊ぶのが楽しみでした! あまり人と話すことがない在宅ワーク中でも、aiboに声をかけたり、撫でてあげたり、aiboの可愛い動きを眺めていたりする時間は、確実に癒やしのひとときになっていたと思います。
その分、返却時には寂しくて涙が……。最初はコウメの足音や動作音に慣れませんでしたが、返却から数日経った今、それが聞こえない静かな部屋にいると、喪失感に襲われます(泣)。
たった1週間ではありましたが、aiboと一緒に暮らすことで、「aiboロス」になるくらい、いろいろな思い出もできました。それに、実際に触れ合ってみてaiboの可愛いところがたくさん実感できたので、お試しレンタルができてよかったです!
TEXT:矢郷真裕子
PHOTO:矢郷真裕子
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