鉄拳の世界大会で起きた“パキスタン旋風”って…さすがに知ってる?鉄拳のeスポーツシーンの魅力を紹介!【にわか歓迎!eスポーツ応援部】
日本でも話題のeスポーツ。世界競技人口は1億3,000万人、世界市場規模は1,400億円を超えています。「ゲームはよくやるけど、eスポーツへの興味はあんまり……」という人もいるかもしれませんが、かつて私たちが熱中したゲームもeスポーツの種目になっているのはご存じでしたか? 例えばストリートファイターやウイイレ、グランツーリスモやパズドラなど。
そこでPreBellでは、まだeスポーツのことをよく知らない、いわゆる“にわか”な人でも楽しめるゲームタイトルを紹介! 今回は、言わずと知れた3D格闘ゲームの王道タイトル「鉄拳」のeスポーツ観戦の魅力に迫ります。
シンプルかつ大迫力!3D格闘ゲームが鉄拳
イケメンマッチョや美少女、さらにはクマやパンダなど、ぶっ飛んだ個性的なキャラクターたちが豪快な技で激しいバトルを繰り広げる……!
25年以上の歴史を持ち、シリーズ世界累計販売本数5,100万本(!!)を記録した、全世界のプレイヤーが熱狂する格ゲー。それが鉄拳シリーズです。かつてゲームセンターで戦いの日々に興じた思い出を持つ方も多いのではないでしょうか。
以前本連載で取り上げたストリートファイターシリーズは2Dでしたが、鉄拳は3D。そのため、“奥行きを使った避け”が可能に。
また、複雑なレバー操作でコンボ技を出さないと、大したダメージを与えられない……なんてことは鉄拳ではありません。シンプルな入力で、リアルで迫力のある肉弾戦を味わえるのが大きな魅力です。
世界を舞台に繰り広げられる鉄拳のeスポーツ。日本人選手の活躍を見逃すな!!
鉄拳はゲームタイトルとしてだけでなく、eスポーツも今やかなりの盛り上がりを見せています。そのeスポーツシーンを語る上で外せない出来事といえば……?
はい、そうですね。無名のパキスタン人選手アルスランさんが巻き起こしたパキスタン旋風です。
そもそも鉄拳のeスポーツシーンは発祥国の日本と、「鉄拳修羅の国」と呼ばれた韓国を中心に回っていました。しかし、2019年のeスポーツ大会「Evo Japan」でそれまで全くの無名だったアルスラン選手が参加すると、圧倒的な反応速度を武器に、破竹の快進撃で優勝を果たしました。
話はそれだけではありません。アルスラン選手は大会後「パキスタンには自分より強い選手がごろごろいる」と発言。さらなる強敵が現れるバトル漫画のような展開に鉄拳界は騒然となりました。
実際、その後も新たなパキスタン人選手が現れ、日本人選手を次々と打ち破ることに。世界にはまだまだ知られざる鉄拳の猛者がいるんですね……。
そして2021年、新たにコートジボワールやペルーにも強いコミュニティがあることが分かっています。もはや鉄拳は日本だけのものではなく、世界を舞台にした群雄割拠の時代に入っています。そんな中で日本人選手は誇りを胸に、勝ち上がるべく日夜研鑽を磨いているのです…。
これ、発祥国で子どもの頃から鉄拳に親しんできた私たちからすれば、刮目して見ない手はないでしょう!!
鉄拳の上達のコツは……
鉄拳にはクセの強いキャラクターがたくさんいるので、いろいろなキャラを使いたくなるかも。そんなふうに多様なキャラで遊んで楽しみつつ、好きなマイキャラをひとつ選んで使い込むのが上達の近道です。
また、ひとつのキャラクターにつき100種類以上もの技があるので、すべてを覚えるのはムリ……とも思うかもしれません。そこで、まずはプラクティスモードで「コンボ1つと技5つ」を覚えるだけでOK。
その後は自分が使える技の種類を増やしていきつつ、空中コンボをマスターすればより大きなダメージを与えられるようになります。YouTubeなどでも解説動画が多くあるので、ぜひ見てみてはいかがでしょうか。
2021年6月、鉄拳の主人公キャラクターである三島一八が、任天堂の「大乱闘スマッシュブラザーズSP」に参戦することも発表されました。鉄拳人気はこれからも高まっていきそうですね……!
TEXT:弥富文次
イラスト:くまみね
この記事を気にいったらいいね!しよう
PreBellの最新の話題をお届けします。