乗り換え先での手続きだけでMNP手続きが完了する新たな仕組みが導入。
携帯大手4社は、5月下旬から、乗り換え先での手続きだけでMNPを利用できる仕組みを採用すると発表した。
現在、MNPをしようと思った場合には、契約中の携帯会社に連絡をし、解約の手続き・MNP予約番号の発行をする必要があり、それが済んだ後に、新たに契約する会社での手続きをしなければならないという仕組みになっている。
乗り換え先での手続きだけでMNP手続きが完了する新たな仕組みは、大手であるNTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルのほか、格安スマホ事業者の一部が導入するという。
導入後は、解約に伴って必要となってくる説明なども、新たに契約をする乗り換え先の携帯会社から受けることが可能だとしており、ユーザーの手間が減るため、喜ばしく思う人も多いことだろう。
MNPに関する改善。
MNPは、契約する携帯会社に変化があった場合でも、同じ携帯番号を使い続けることができる制度のこと。
携帯番号が変わると、その都度、知人に連絡をいれなければならないなど不便が生じることから、携帯番号はそのままにしたい人は多いのではないだろうか。
そんなMNPでは以前、MNP予約番号の発行をする際に、契約中の携帯会社に過剰な引き止めをされるということが問題になっていたが、2021年4月1日より、政府が過剰な引き止めを禁止するガイドラインを出したことでなくなっている。
また、政府は、MNP手数料の原則無料化や「SIMロック」の原則禁止などの制度をつくるなど、ユーザーがより乗り換えしやすい環境を目指すことで、携帯会社同士の競争を促したいようだ。
【関連リンク】
・携帯の乗り換え手続きワンストップ化、大手4社など5月下旬にも導入…現在は2段階(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230302-OYT1T50073/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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