くら寿司、迷惑行為問題を受け、3月2日より全店舗でAIカメラ導入。
回転すしチェーン店のくら寿司は、回転レーンで起きる迷惑行為の防止策として、「新AIカメラシステム」を導入したと発表した。
同社によれば、このシステムは3月2日より全店舗に導入されている。
このシステムでは、レーンを流れている寿司皿を覆うカバーにAIカメラが付けられ、カバーの開閉が不審であるとAIが判断した場合には本部を通じて、該当の店舗に連絡がいくという。
また、「店舗遠隔支援システム」によって、迷惑行為が起きた時の映像などの確認も可能となり、警察への通報も素早く行えるとしている。
回転寿司チェーンで相次ぐ迷惑行為
以前、くら寿司では、店内のテーブルに置かれていた醤油を舐めるなどの迷惑行為がSNSでの拡散によって明らかになり、問題となった。
他の回転寿司チェーンでも、寿司を流すレーンにアルコールスプレーを吹きかけるという悪質な行為が起きており、これらによって外食を不安に感じる人も少なくないのではないだろうか。
くら寿司では、1997年より、QRタグを用いてレーンを流れている時間を管理するシステムを導入している。
また、2003年には全ての店舗の店内映像などをリアルタイムで管理できるシステムを取り入れており、2011年からは寿司皿に抗菌カバー「鮮度くん」が設置されている。
迷惑行為によって外食に不安を感じた人たちが、くら寿司で安心して食事できるよう、今回の取り組みが迷惑行為抑制につながることが望まれる。
【関連リンク】
・業界初!AIテクノロジーを活用した「新AIカメラシステム」 3月2日(木)から全国のくら寿司にて導入開始 ~回転レーン上での寿司カバーの異常を検知し迷惑行為を防止 お客様の不安解消と回転寿司文化の存続を目指す~(くら寿司)
https://www.kurasushi.co.jp/author/004447.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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