2022.09.13 幻冬舎、記事をブロックチェーンで記録・保存。廃刊しても消えることはない。
株式会社幻冬舎は、9月5日、同社が運営するメディア「あたらしい経済」によって、記事をブロックチェーン上に記録および保存するアプリケーション「あたらしい経済 ON-CHAIN WEB APP(NECO)」が開発されたことを発表した。
このアプリケーションでは、メディアが廃刊になったり、サーバーやシステムを狙ったサイバー攻撃を仕掛けられたりした場合でも、データが消えないという。
また、UIの設計上、NFTに関する専門的な知識を持っていなくても記事の保存が可能になっており、管理者権限を追加したり削除したりといった操作がアプリ上でできるため安全性も備わっているようだ。
あたらしい経済とは。
「あたらしい経済」は、ブロックチェーンや仮想通貨などのWeb3.0を専門に扱っているメディア。
そんな同メディアでは今後、すでに公開されている記事をフルオンチェーン化するなど、Web3.0とメディアをかけ合わせたさらなる可能性のため、プロダクト開発やメディア運営を続けるとしている。
これまでは廃刊になった場合、どんなに良い記事であっても見れなくなってしまっていたが、今回の開発によって、今では聞くことのできない方へのインタビューやコラムなどが未来に残せるようになった。
同社は、開発によって、後世のテクノロジー発展の一助になることを望んでいるという。
【関連リンク】
・記事をブロックチェーンに保存、幻冬舎「あたらしい経済」がUNCHAIN とアプリ開発、アスターネットワーク採用(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000737.000007254.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock