アパレル業界をターゲットに新たなソリューション、バーチャル上で製品を360度確認することも。
セキュリティ通信

2022.09.19 アパレル業界をターゲットに新たなソリューション、バーチャル上で製品を360度確認することも。

株式会社島精機製作所とKDDI株式会社は、9月7日、2社の技術の連携によって開発された「XRマネキン for APEXFiz」の提供開始を発表した。

島精機製作所のデザインソフトウェア「APEXFiz」とKDDIのXR技術が用いられており、デバイスを使って商品のイメージを360度から確認できる「XRマネキン」と、「APEXFiz」で企画やデザインをした衣服のバーチャルサンプル) を組み合わせることによって、デジタルカタログや360度VRショールーム、店舗のデジタル拡張が実現できるようになるという。

また、現物を置かずにスマートグラスをかけることで衣服をバーチャル上で見れる展示会や、在庫を用意しなくてもよいショールーム型店舗なども可能になるようだ。

「XRマネキン for APEXFiz」は環境にもやさしい。

「XRマネキン for APEXFiz」は、アパレル業界をターゲットに展開されていく予定だとしている。

アパレル業界では、生産される商品を決めるにあたって多くのサンプルが作成されており、これには時間・コスト・原料が多く発生するという。

また、さまざまな顧客の需要に応えるために、多様な色やサイズを取り扱うことで、在庫が倉庫に残ってしまう場合があるようだ。

そんななか、「XRマネキン for APEXFiz」では、生地を用いたサンプルを作成する必要がないため、アパレル業界の負担を減らすだけでなく、環境への優しさにもなるという。

【関連リンク】

・島精機製作所とKDDI、衣服の3DデザインがXRと連携、アパレル向け販促パッケージ提供(KDDI株式会社)
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/09/07/6234.html

 

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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