帰省先で無線LAN(Wi-Fi)環境を作る方法!
親元を離れて都会で暮らしていると、帰省のタイミングで実家のインターネット環境が実は不便だったと気づく瞬間があります。特に10~20代のデジタルネイティブ世代にとっては、自分のスマホだと地方のネット回線の貧弱さが非常に気になるところではないでしょうか。
「ネットがつながらないから、帰省したくない!」なんて事にならないように、今回は帰省先の実家でも快適なインターネット接続を楽しむ方法を調べてみました。
実家のネットが快適じゃない理由=「Wi-Fiがない」
いまや携帯電話ネットワーク、すなわちモバイル回線の人口カバー率は限りなく100%に近づいているものの、山間部や離島といった地域をはじめ、地方部では速度が出なかったり、通信が不安定だったりと、回線が貧弱なケースは多いものです。
そこで頼りになるのが実家の固定回線、のはずなのですが、親世代だけで暮らしている場合、いまだに有線LANを使い続けているなんて事も。
ノートPCならともかく、いつも使っているスマホやタブレットを使うなら、無線LAN(Wi-Fi)環境は必須。この夏の帰省を好機ととらえ、実家にも快適な無線インターネット環境を導入すれば、自分にも実家の両親にもメリットだらけです。
実家のネット環境をWi-Fi化する3つの方法
価格や設定の手間などに応じて、実家の固定回線を無線化する方法には大きく3つのパターンがあります。
【1】無線LAN(Wi-Fi)ルーターを自分で購入する
1つめは無線LAN(Wi-Fi)に対応したルーターに買い替えてしまうこと。自分で設定できる方にとっては、これが最も一般的な手段だと思います。ただ、ずっと実家に設置すると考えると、設定や機器の相性など、両親に任せきりにするのは心配かもしれませんね。
【2】契約しているインターネットのプロバイダーからレンタルする
無線LAN(Wi-Fi)に対応したルーターと一言でいっても、種類もたくさんある中で、設定への不安や、自分のもっている機器とちゃんとつながるかという不安をお持ちの方も多いのでは。そんな方にオススメな2つめの方法が、契約しているネットのプロバイダー(ISP)の提供している、無線LAN機器レンタルサービスを利用することです。
主なメリットとしては、設定やトラブル時のサポート体制が充実していることがあります。
【3】トラベル無線LANルーターを持参する
また、帰省時以外には実家でWi-Fiを使わないのなら、3つめの手段「トラベル無線LANルーター」とよばれる小型の無線親機を持参して帰省するなんて上級テクニックも。これらは、ネットワーク機器とLANケーブルでつなぐことで、無線アクセスポイントとして機能してくれます。代表的な製品には、エレコムの「WRHシリーズ」や、コンセントに直挿しできるプラネックスの「ちびファイ3」といったアイテムがあります。
帰省時にネットがつながると、こんなに快適
意外とすることがなく暇になりがちな実家への帰省も、高速なインターネット環境があれば普段遊んでいるゲームをやりこんだり、AmazonプライムビデオなどのVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスも自宅と同様に楽しみながら過ごせます。
SNSやビデオ通話で離れた友だちと普段どおりのコミュニケーションを取ることができるのも大きな安心感につながるはず。なにより、いつもと違った風景を共有することで、いつもよりたくさんの「いいね!」だってもらえるかもしれません。
TEXT:ワタナベダイスケ
Image via. Thinkstock / Getty Images
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