【まるのかわいさ】ペットの魅力はどうやって引き出す?元祖インフルにゃんさー「まる」の飼い主mugumoguさんに聞く【炸裂】 | Prebell
ネットでインフルエンサーと化している、かわいいかわいい猫や犬。いやいや私の飼っているペットもかわいい!だからいろんな人にその魅力を伝えたい! そんな人に向けて、元祖インフルエンサー猫といえる「まる」の飼い主mugumoguさんに、自分のペットの魅力を引き出す方法を教えてもらいました!
教えてくれた人
mugumoguさん
世界で最もYouTube動画を見られたアニマルとしてギネス世界記録に認定された元祖インフルにゃんさー、まるの飼い主。まるはスコティッシュフォールドのオス。趣味は悪事全般。
撮影の際に心がけていることといいますか、つね日頃から猫といっしょによく遊び、その子の好きな物や性格などを把握しておくことが一番大事なことだと思っています。
例えばまるは箱が好きで、箱があったら大小問わず、 入らずにはいられません。また箱に空いた穴を見つければ、顔を突っ込まずにはいられない。そんなまるの個性は、一緒に遊びながら過ごす中で気がついていったものです。また好奇心もチャレンジ精神も旺盛で、失敗しても諦めない性格の持ち主でもあります。
一方、一緒に暮らす妹分のはなは、慎重でちょっと怖がりで、凛とした横顔が美しい、猫らしい気品のある猫。 まるが変なものに顔を突っ込んだりしている横で、冷静にその様子を見ているはなの対比が面白いと感じています。
また、まるの楕円状の大きな顔に対し、シュッとしたはなの小顔はとても新鮮。末っ子気質の甘えん坊な性格で、夕方になると猫肌が恋しくなるのか、寝ているまるの所へ行き、懐に入り込むのが日課。なので夕方には二匹でくっついて寝ている姿を撮ることができます。
まるの好きなおもちゃは、細長い棒状のおもちゃです。左からストロー、結束バンド、ビニールタイ、バラの造花です。いわゆる猫用のおもちゃではありませんが、 おもちゃの釣り竿の先にくっつけて遊ぶのが大好きです。
はなはボール状のおもちゃが好きです。中でも好きなのは、まるの抜け毛を丸めて作った、まる毛ボールです(真ん中)。
まずは部屋を片付ける! そして性能の良いカメラと明るいレンズを使うこと、です。飼い猫を撮影するとなると、室内での撮影がほとんどです。徹底的に部屋を片付けなくても、映したくないものは映らない場所にまとめて移動することで、余計なものの映り込みを防ぎ、主役である猫を引き立てることができます。
また、夜に室内で撮影することも多いので、明るいレンズは必須です。インスタやブログにアップする写真はほとんどNikonD800+明るい短焦点レンズの組み合わせで撮影したものです。インスタにアップするときは、パソコン上でサイズ編集などを行ったものをスマートフォンに転送してからアップしています。
スマートフォンのカメラでも最近はきれいに撮れるのですが、動きの速い猫が被写体となると、シャッタースピードも重要になってくるので、どうしても一眼レフカメラの出番が多くなります。
実は、可愛い写真を撮るのは苦手だったりします。まるの普段の顔はどちらかというと、ふてぶてしい感じ。おもちゃを見ると、たちまち黒目が大きくまん丸になる子もいますが、まるはなかなか黒目が大きくなりません。どうしてもまん丸黒目の可愛らしい写真を撮りたくなったら、黒目が大きくなる暗がりに連れていきます(笑)。
SNS 用の写真を撮る際、どうしても目線が欲しい時もあります。そんな時に役に立つアイテムが猫草です。おやつなどの食べ物を手に持つと、近づいて離れないので写真を撮れないし、おもちゃを振ったくらいでは、もう すっかり大人なまるの目線をもらうことができません。そんな時、猫草ならば、ちょうどよく興味を引きつつ、目線 をもらうことができます。
まる「猫草イエーイ!!」
謎のファイティングポーズ。猫草で遊びながら撮ることとで、面白い写真が撮れる時もあります。
はなもどうですか? まるがかじった後で申し訳ないのですが...。
はな「くんくん...。」
はな「オエェェー!!」
【動画編】
最近の動画は、ほとんどこのビデオカメラで撮影していました。動画もやはり、なるべく明るく撮れるカメラが必要です。あとは片手で動きながら撮影することも 多いので、手振れ補正がしっかりしているととてもありがたいです。
このビデオカメラでも4K 撮影はできるのですが、夜の室内撮影での明るさが足りないのと、雑音のようなノイ ズが入るようになってしまったので、最近、パナソニックのGH5 を購入しました。明るくて、手振れ補正もとてもしっかり効いていて、奇麗な映像を撮ることができます。ただ、ビデオカメラと比べるとピントがシビアで、その点に苦戦しています。
写真より、動画を撮るほうがむずかしい
写真は一瞬を捉えるものなのでなんとか取り繕うことはできるけれど、動画はそうはいきません。面白い写真を撮るよりも、面白い動画を撮るほうがずっと難しいと感じています。
「なんか面白いことやって!」とお願いしてやってくれるのならば簡単なのですが、そうはいきません。写真を撮るときよりも、もっともっと猫の生活に寄り添い、性格や習性を知ることが重要になります。例えばまるは箱に入るのが好きですが、朝からずっと箱に入っているわけではありません。
午前中 はリビングの広々としたところで寛いでいることが多いですし、午後のお昼寝は押し入れの中とか、静かな場所で寝ていることも多いです。小さな箱に無理やり入ったりするのは、夕ご飯が終わってから寝るまでの時間帯が多い、ということも、知っていないとタイミングを逃して撮影ができません。
あとはアイデアも非常に重要です。有名な動画のほとんどは、たまたま家にあった箱などを使って撮影したものがほとんどです。これを使ったら面白いんじゃないか、という人間側のアイディアと、それに乗ってしまうまるの遊び心とが合わさることで、面白い動画を撮ることができます。
見られるための工夫は?
動画のタイトルの工夫については、あまりしていません。動画をYouTubeにアップしはじめたころは“まる”という名前も知られていなかったので、『~なねこ。』というようなタイトルをつけることが多く、今もその名残でタイトルをつけることがいです。
ブログ等の写真につけるキャプションは、写真を見て思いつくまま書いています。ストーリーを決めて写真を撮ることはほとんどなく、撮れた写真からストーリーを考えることが多いのですが、できるだけ簡潔に、面白く、を心がけています。まるとはな、それぞれのキャラクターにあった口調やセリフを考えるのですが、ブログを初め てもう11年以上になるので、なんかもう自然に出てきます。
ブログを見てくださっている読者の方からも、「まるが本当にそう言っているようにしか思えない」というコメントをいただくのがうれしい限りです。たまにまるが動画の中で「にゃー。」と鳴くと、そっちの方が違和感があったりして(笑)。
TEXT:mugumogu
PHOTO:mugumogu
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