私に最適なプランはどれ?データ通信量の目安を知って、スマホを快適に使おう
快適なスマホライフを台無しにする「通信制限」。スマホを使っている人なら誰しも一度は経験したことがあるのでは? 契約しているプランの通信量を使い切ってしまうと、途端に通信速度が遅くなってしまうアレです…。 スマホやモバイルルーターを契約する際、「最適なプランはどれだろう?」と悩む方も多いのではないでしょうか? もしプランと利用スタイルが合っていなければ、通信制限に陥ってしまったり、ムダに使用料を払ってしまったりしている可能性もあります。 そこで今回は、多くの人が利用するWebサイトやアプリの通信量がどれくらいかかるのか、目安をご紹介したいと思います。普段どれくらいスマホのデータ通信量を使っているかの参考にしてみてくださいね。
ここではNTTドコモ、au、ソフトバンクのおもな定額プランの通信データ量とその料金をご紹介します。ソフトバンクのみ50GBと大容量のプランが基本となっていますが、その他キャリアは20GB、30GBのプランを用意しています。
(2018年11月13日時点)
NTTドコモ
料金プラン | 通信データ量 | 月額料金 |
ウルトラデータLLパック | 30GB | 8,000円 |
ウルトラデータLパック | 20GB | 6,000円 |
au
料金プラン | 通信データ量 | 月額料金 |
auフラットプラン20 | 20GB | 4,000円 (2年目以降5,000円) |
auフラットプラン30 | 30GB | 6,000円/月~ (2年目以降7,000円) |
(参照:au「auふらっとプラン」)
※「auスマートバリュー」、「スマホ応援割」の適用後の支払合計。
ソフトバンク
料金プラン | 通信データ量 | 月額料金 |
ウルトラギガモンスター+ | 50GB | 5,980円 |
(参照:ソフトバンク「ウルトラギガモンスター+」)
NTTドコモ(ルーター)
料金プラン | 通信データ量 | 月額料金 |
ウルトラデータLLパック | 30GB | 8,000円 |
ウルトラデータLパック | 20GB | 6,000円 |
実際にはここの記載した各料金に、それぞれのキャリアごとに2年契約割などの割引がかかり、通話プランの料金が加算されますのでご注意ください。
それでは私たちがスマートフォンで普段よく使っているWebサイトやアプリの通信量を調べてみましょう。1GBでできることの目安は、1ヶ月を30日と仮定した場合の数値となります。
インターネットの基本であるWebブラウザでのサイト閲覧の場合、通信量は一般的に「1ページごとに約300KB」と言われています。1GB消費するのにおよそ3,490ページの閲覧が必要です。
Webブラウザの利用は「1GBあれば、1日約116回ページ見られる」という計算になります。
LINE、Twitter、Instagramについて見ていきましょう。
・LINE
トークでのメッセージは500文字で2KBとかなり少なめです。そもそも500文字もLINEで送ることはまずないでしょう。
LINEでのメッセージは「1GBあれば、1日約16,667回のメッセージの送受信ができる」という計算になります。なお、スタンプの送受信は1回あたり5~6KBとトークメッセージの3倍程度となります。写真送付の場合は、高画質1枚MBとして1日約33回程度の送受信が可能です。また動画の場合は30秒程度の動画を60MBとして1日約0.5回程度の送受信ができる計算となります。
Twitterはスクロールするたびにツイートが読み込まれていくため、どれだけのツイートに画像や動画が含まれているかにもよりますが、タイムラインを5分閲覧するのに20MB程度が平均と言われています。
Twitterのタイムライン閲覧は「1GBあれば、1日約8.3分タイムラインを閲覧できる」という計算になります。大容量のデータを消費していることが分かります。
インスタグラムのタイムライン閲覧もTwitter同様その内容によりますが、平均して5分ごとに50~70MB程度のデータ量を消費しています。写真が中心のSNSとなるため、Twitterの2~3倍程度のデータ消費にも納得です。
Instagramのタイムライン閲覧は5分ごとに50MBと計算した場合「1GBあれば、1日3.3分タイムラインを閲覧できる」という計算になります。ストーリーズの場合は1分ごとに36MB程度のデータ量を消費しますので「1GBあれば、1日1分弱ストーリーズを閲覧できる」という計算になります。
メールの送受信は300文字で5KBです。1GBで約20万通、1日約6800通の送受信ができます。
添付ファイルを含んで一通1MBとした場合は「1GBあれば、1日約33通のメールが送受信できる」という計算になります。
電話はデータ通信量を使用しませんが、LINE通話の場合は1分間で約300KB消費します。これは「1GBあれば、1日約1時間51分通話できる(1ヵ月を30日と仮定した場合)」という計算になります。
YouTubeの高画質動画の場合(720p)、1分間で10MB以上の通信量を消費すると言われます。
これは「1GBで、YouTubeの高画質動画を1日約3分観られる」という計算になります。やはり動画データは通信量を膨大に使うことが分かりますね。
4分間の楽曲をダウンロードするのに約4MBの通信量がかかるとされています。
これは「1GBあれば、1日約83曲ダウンロードできる」という計算になります。
以上、アプリごとに通信量の目安を紹介しましたが、その使用状況によってデータ消費量は異なってくるため、実際のところは使ってみないと正確な数値はわかりません。
そこでiPhoneで実際の通信データ消費量を確認する方法をご紹介します。
1.設定Appを開き「モバイル通信」をタップします。
2.画面下に、インストールしているAppが通信データ消費量順に並んでいます。この表示をヒントに、自分が毎月どのAppで多くの通信を行っているのかを把握できます。
まとめ
各キャリアのデータプランと、さまざまなアプリがどれくらい通信量を要しているのかの目安、そして実際の通信量の確認方法をご紹介しました。
キャリアやプランによっては、特定のSNSや音楽ストリーミングサービスの通信をカウントしない場合もありますので、ご自身の契約と利用状況を照らし合わせ、適切なプランで契約したり、アプリの使い方を考えたりするなどして、効率的に通信制限対策を行いましょう。もし、あまりにも通信制限にかかってしまう場合は、ご自身の利用スタイルと料金プランが合っていない可能性が高いです。その場合は、キャリアショップや家電量販店で、料金プランの見直しを相談してみると良いでしょう。
PHOTO:Getty Images
TEXT:PreBell編集部
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