VODならいつでも好きなだけ見放題?!テレビでも視聴が可能なVODってなに?
昨今、いろいろな月額定額制(サブスクリプション)のサービスを見かけるようになってきました。月額料金を支払うと1か月の間、食べ放題や使い放題になるというのが月額定額制サービスです。
料金を気にせず、好きなだけ満喫できるところが、定額制サービスの魅力です。
とりわけ「映画やドラマ・音楽ライブ映像を見るのが大好きだ」という方は、好きな時に好きなだけ映像を見ることができる、動画配信の定額サービスがあったらいいなと思いませんか。
そんな想いに応えるサービスが、「VOD(ビデオ・オンデマンド)」です。最近よく聞く「VOD」とは、どんなサービスで、どのように利用するのか、詳しくご説明していきます。
POINT
- VODは映画・ドラマ・スポーツ・アニメなどの動画を定額で見放題にできるサービス
- いつでもどこでも金額を気にしないで、好きなだけ動画を楽しむことができる
- スマホ・タブレット・PCなどで視聴することができ、テレビでの視聴も可能
VODは、ビデオ・オンデマンド(Video On Demand)の略です。ビデオ・オンデマンドとは「動画定額配信サービス」のことで、インターネット上で配信される動画をデバイスで見ることができるサービスです。
従来のようにレンタル店の店舗にCDやDVDを借りに行かなくても、インターネット上で動画を探して見ることができます。CDやDVDを店舗に返しに行く手間や、返却遅延の延滞料金が発生することもないため、大変便利なサービスです。
配信動画はVODサービスのWEBサイトに掲載されており、見たい動画を探して、動画をダウンロードもしくはストリーミング再生(ダウンロードせずWEB上で動画再生)して閲覧します。
ダウンロードしてから再生をするかストリーミング再生で視聴するかは、VODサービスによって異なります。
ダウンロードすればインターネット接続できない場所でも再生が可能ですが、ストリーミング再生のほうが手軽に閲覧が可能なため、どちらがよいかは好みで選びます。
料金は基本的に月額の定額制ですが、同じVODサービスで複数のプランがあることも多く、料金はプランによっても異なります。
VODで配信される作品には、映画・ドラマ・アニメ・音楽LIVE映像などがあります。最新作から懐かしのドラマまで、選択肢が多いのも魅力です。
公開済みの映画や放送済みのテレビドラマ、アニメ映画、テレビアニメ、オリジナル番組やドラマ、海外作品、バラエティー番組、ドキュメンタリー、音楽、スポーツなど、幅広いジャンルから多彩なコンテンツが用意されています。
しかしすべての作品を、すべてのVODが配信している訳ではありません。VODサービスによって、配信している作品やジャンルには偏りがあるため、自分の見たいジャンルや作品を配信しているVODサービスを選ぶことが大切です。
どんな作品を配信しているかは、それぞれのVODサービスのWEBサイトで確認することができます。無料トライアル期間が用意されているサービスが多いため、トライアル期間中にどんな作品があるのかを確認しておきましょう。
さらに、4K画質・フルHD画質・高音質な作品を楽しめるVODサービスや、動画だけではなく動画以外の書籍・雑誌・マンガなども楽しめるサービスもあります。
料金は基本的に月額の定額制ですが、月額を払うとすべての作品が見放題になる完全定額制と、一部の作品に追加料金が必要になるPPV(ペイパービュー)の2種類があります。
見放題作品(SVOD) は、定額を払うとすべて見放題になります。しかし、定額料品を払ってもさらに追加料金を支払わないと見ることができない、有料作品(PPV) が含まれているサービスもあります。配信サービスとしては主に以下の3種類があります。
・すべて見放題作品(SVOD)のみ
・有料作品(PPV)のみ
・見放題作品(SVOD)+有料作品(PPV)
最近の傾向としては「見放題作品(SVOD)+有料作品(PPV)」というサービスが一番多くなっています。映画館で公開して間もない最新作は有料作品になる傾向がありますが、サービスによってどの作品が有料作品になるかは異なっています。自分の見たい作品が見放題作品になっているか、有料作品になっているかも、VODサービスを選ぶポイントになります。
多くの利用者がいる代表的なVODサービスを、いくつかご紹介します。
株式会社USENの動画配信サービスが「U-NEXT」。「U-NEXT」は映画・テレビドラマ・アニメだけではなく、マンガ・ライトノベル・書籍・雑誌など幅広いコンテンツがある、国内最大級のサービスです。インターネット回線も合わせて申し込みたい場合は、「U-NEXT for So-net」があります。31日間の無料お試しができたり、PPVに使えるポイントがもらえたりします。
HJホールディングス株式会社の動画配信サービスが、「hulu(フールー)」。「hulu(フールー)」は、国内外の7万本以上のコンテンツを配信しています。
エイベックス通信放送株式会社が運営して、NTTドコモが提供する動画配信サービスが、「dTV(ディーティービー)」。ドコモ契約者以外でもサービス会員になることが可能で、国内最大規模の会員数を誇ります。
また、アメリカの企業が運営する動画配信サービスが、「Netflix(ネットフリックス)」。日本向けのNetflixオリジナル作品も用意されています。
その他にも様々なVODサービスがありますので、自分の好みに合うサービスを探してみてください。
VODを利用する最大のメリットは、自宅でも外出先でも好きなところで動画を閲覧できることです。
VODはPC・スマホ・タブレット・テレビなど、いろいろなデバイスで映像を見ることが可能なため、ライフスタイルに合わせて好きなデバイスで視聴することができるのです。
そのため自宅では大きな画面のテレビで見て、移動中や外出先では持ち運びできるスマホやタブレット・ノートパソコンで見る、という視聴の仕方もできます。
VODにはインターネット環境が必要なサービスもありますが、ダウンロード形式のサービスであれば、インターネット環境が無い場所でも、ダウンロード済みの動画を楽しむことが可能です。
VODを利用するには、まずはVODサービスへの利用者登録が必要です。無料のお試し期間を利用する際にも、利用者登録が必要になります。
VODサービスへの登録は、VODサービス公式サイトの登録ページから行います。登録には以下のものが必要ですので、準備しておきましょう。
・インターネット環境
・対応したデバイス
・支払いに使うクレジットカードなど
基本的な支払い方法は、クレジットカードです。しかしサービスによって、支払い方法は異なります。携帯電話代金と合算するキャリア支払い、デビットカード、ギフトカード、ワイモバイルなどでも支払い可能なサービスもあります。
スマホやタブレットはどこにいても動画をみられるため便利ですが、やはり迫力があるテレビの大画面で見たい時もありますよね。
VODは前述のとおり、スマホやタブレットだけではなく、テレビで視聴することもできます。VODをテレビで見る方法は、2つあります。
・インターネットに接続できるスマートテレビで見る
・テレビにセットトップボックスという専用機器を接続して見る
スマートテレビとは、スマホのように単体でインターネットに接続ができるテレビのことです。VODはインターネットに接続できるデバイスであれば、複数のデバイスで見ることができるため、スマートテレビでも視聴が可能なのです。
しかし自宅のテレビがスマートテレビではない場合にも、STB(セットトップボックス)という専用機器を使うと、VODが視聴可能になります。
STB(セットトップボックス)は、インターネットに接続できないテレビを、接続できるようにするための専用機器です。スマートテレビに買い替えるよりも安価なため、人気があり広く普及しています。
VODによって対応しているSTBが異なるため、利用したいVODに対応しているSTBを選ぶ必要があります。逆にすでにSTBを持っている場合には、STBに合わせてVODを選ぶという方法もあります。
STBの形状はさまざまですが、HDMI入力端子に直接差し込む「スティックタイプ」や「据え置きタイプ」などがあります。
「スティックタイプ」や「据え置きタイプ」など形状が違うと、機能にも違いがあり、「据え置きタイプ」のほうがテレビチューナーなどを備えていることが多く多機能です。
STBとテレビを接続するには、テレビとSTBをHDMI端子でつなぎ電源を確保して、初期設定を行うだけで終了。機械が苦手だという方でも、簡単に接続することができます。
ただしUSB端子から電源をとるタイプのSTBを、USB端子がないテレビで使う場合には、別途ACアダプターが必要になります。
VODはたくさん映画やドラマを視聴したいという方や、忙しくて映画館に行けないという方、ちょっとした空き時間に視聴して時間を有効活用したいという方などにも、おすすめしたいサービスです。
また動画視聴サービスは、月額500円から1000円くらいの価格帯も多く、それほど料金が高くないのも魅力です。CMや広告が付くこともないため、快適に見ることができるのも嬉しいですね。
VODサービスの多くは、1週間から30日間程度の無料お試し期間を設けているため、試してから継続するかどうか決めることができます。使ったことがないので、必要かどうかよく分からないという方にも、チャレンジしやすいシステムになっています。
まずは気になるVODの無料お試しサービスに申し込んで、自分に合うVODかどうかを試してみてはいかがでしょうか。
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Pixabay /Unsplash / 写真AC
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