2020.12.28 電子書籍の読み放題サービスを徹底比較！「どれも同じ」ではない理由を簡潔にご紹介

この記事では、8つの電子書籍読み放題サービスのラインナップ・月額料金・無料期間・アプリやコンテンツの特長についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

・ラインナップ……一般書籍・マンガ・雑誌など200万冊以上
・料金プラン……月額980円
・無料期間……30日間

amazonの「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」は、小説・ビジネス本・実用書・マンガなど全28ジャンル200万冊以上の圧倒的な冊数を提供している読み放題サービスで、毎月1日にラインナップが入れ替わります。

月額料金は980円と比較的高めではあるため慎重に決めたいところです。30日間の無料体験期間を利用して値段に見合った価値があるかを確認するとよいでしょう。

また、Kindle Unlimitedの閲覧用に提供されているKindleアプリの使い勝手も必見です。Kindleアプリには小説を読むにあたって便利なカスタマイズ機能が付いています。フォントの選択(明朝体かゴシック体)やフォントサイズ(14段階)・画面の明るさ・背景色・行間隔などの調整、しおり機能のほか、分からない単語を検索したり、気になる文章にマーカーを引いたりすることもできます。

一旦慣れると手放せないアプリになるかもしれません。

・ラインナップ……マンガ・雑誌・実用書・小説・ライトノベルなど7.6万冊以上
・料金プラン……月額780円(読み放題ライト)/月額1,480円(読み放題フル)
・無料期間……7日間

「シーモア読み放題」は2つの読み放題コースが用意されています。どちらのコースでも閲覧できるジャンルは、少年マンガ・青年マンガ・少女マンガ・女性マンガ・小説実用書・雑誌・写真集。読み放題フルで追加されるのは、BL・TL・オトナコミック・ライトノベルです。

2020年12月時点の読み放題ライトでは3万冊以上、読み放題フルでは7.6万冊以上を閲覧できます。

公式サイトのデザインはポップかつカラフルにまとめられおり、ワラビーによく似たキャラクター「ヨムビー」がキャンペーンや最新情報を紹介しています。それぞれのコースのラインナップも公開されており、読みたい作品があるかどうかを検索してから入会できるため安心感があります。

ただし読み放題のコミックは、アプリ版である「コミックシーモアのマンガ 本棚アプリ」の本棚に保存して読むことはできません。そのためスマートフォンやタブレット端末で読み放題コースを楽しむ場合は、ブラウザアプリで公式サイトを開き、インターネットに接続した状態で閲覧することになります。

通信量が気になる方はWi-Fiや自宅のネット環境を有効活用しましょう。

・ラインナップ……マンガ3万冊以上/雑誌350誌以上
・料金プラン……月額500円
・無料期間……1ヶ月間

「ブック放題」は主にマンガと雑誌を提供しています。サイト及びアプリデザインは硬派な印象で、本の表紙とサムネイル以外はシンプルなフォントで統一されています。

レビューでは、他の読み放題サービスでなかなか取り扱いのない「るるぶ」が読める点が評価されています。国内・海外全てのものを閲覧できるので、旅行好きの方ととても相性がよいでしょう。旅行先では雑誌を持ち歩く必要もなくなり身軽に行動できます。

マンガに関しては「やや古めのラインナップが多い」というコメントも見られます。しかし裏を返せば完結している作品が多いといえるので、一気読みしたい方やまとまった時間で作品の世界観にどっぷり浸かりたい方に向いているといえます。思いがけない名作と出会えるかもしれません。

・ラインナップ……雑誌500誌以上
・料金プラン……月額400円
・無料期間……31日間

NTTdocomoが運営する「dマガジン」は、雑誌に特化した読み放題サービスです。本来はスマートフォンやタブレット端末をドコモで契約している方向けのサービスでしたが、現在はdアカウントを取得することで誰でも利用できます。

雑誌500誌以上、バックナンバーを含めると2,500誌以上が読み放題。同じdアカウントで最大5台のデバイス、PC1台まで利用できるため、自宅と外出先のようにシーン別に利用する端末を使い分けることが可能です。iOSは2020年11月にiOS10以下のサポートを終了している点にご注意ください。

・ラインナップ……マンガ・雑誌・実用書など3,000冊以上(購入形式は60万冊以上)
・料金プラン……月額380円(マガジンコース)/月額562円(総合コース)
・無料期間……30日間

auが運営する「ブックパス」には、雑誌のみ読み放題のマガジンコースと、マンガ・小説・実用書・雑誌・大人向けコンテンツが読み放題になる総合コースの2種類があります。

無料で読める作品は少ないもののどちらも安価であるため、「とりあえず電子書籍サービスを試してみたい」「読みたい作品が決まっている」という方に向いているサービスだといえます。1つのIDで最大5台まで利用可能です。

・ラインナップ……雑誌500誌以上
・料金プラン……月額380円/年額3,600円
・無料期間……31日間

「楽天マガジン」は、取り扱いジャンルを雑誌に限定しているサービスでその冊数は500誌に及びます。コンビニや本屋の店頭にある有名な雑誌はほとんど配信しており、さらには各雑誌のバックナンバーまで取り揃えているため大変ボリュームがあります。

発売日にわざわざ買いに行く必要もなく、かばんの空きを確保できるという意味でも使い勝手がよいでしょう。

アプリ版では、自宅のWi-Fi環境で好きな雑誌をダウンロードしておき、移動中にオフラインで閲覧するという使い方をすれば通信量を削減することも可能です。口コミではデータ量が大きい点も指摘されていますが、読まなくなった雑誌をアプリ上で削除すればスマートフォンの容量を圧迫する心配はなくなります。

・ラインナップ……動画5万本以上(レンタル作品は14万本以上)/雑誌130誌以上読み放題/購入形式のマンガや小説あり
・料金プラン……月額888円
・無料期間……14日間

フジテレビジョンが運営する「FODプレミアム」は、動画配信サービスであるFODプレミアムの会員になると、雑誌130誌以上が読み放題になります。フジテレビ作品であるドラマは5万本以上の作品が見放題対象、話題の新作映画などはコインやポイントでレンタルできます。

またマンガは期間限定で読める無料の作品も豊富です。掲載誌のアイコンからすぐに作品を検索できる点も評価されています。

・ラインナップ……動画見放題作品あり(レンタル・購入作品14万本以上)/雑誌70誌以上/購入形式のマンガや書籍26万冊
・料金プラン……月額1,990円
・無料期間……31日間

「U-NEXT」は、洋画・邦画・海外ドラマ・国内ドラマ・アニメなどを取り扱う国内最大級の動画配信サービスで、付属コンテンツのひとつに雑誌読み放題サービスが付いています。

またアニメや映画になった人気マンガ(鬼滅の刃・キングダムなど)も配信されており、閲覧期限付きで1巻から3巻まで無料で閲覧できる作品も少なくありません。チャージをするか、毎月付与される「U-NEXTポイント」を利用すれば続きを読むこともできます。

映画や動画も楽しみたい！という方は、U-NEXTのようなサービスを選択すると支払いも管理も一括で行えるのでおすすめです。ただし雑誌読み放題に関しては最新号のみの配信で、バックナンバーとなった号は読めなくなってしまう点に気を付けてください。

この記事では、8つの電子書籍読み放題サービスをご紹介しました。豊富なジャンルや冊数を揃えているKindle Unlimited、冊数は少ないけれど安価に利用できるブックパス、動画がメインコンテンツであるU-NEXT・FODプレミアムなど、それぞれに特長があるようです。

今回ご紹介したサービスはどれも無料期間が設けられています。ぜひ体験してみてください。

PHOTO：写真AC