お支払いはスマートに!オンライン決済にはどんな種類がある?
ネットの利用が日常的となった現在では、ネットショップで買い物をする機会が多くなりました。オンラインを利用して買い物をするなら、スピーディーに決済ができるオンライン決済がおすすめです。
オンライン決済でおなじみの方法といえばクレジットカード払いですが、最近ではQRコード払いや電子マネー決済など、顧客のニーズに応える形でさまざまな支払い方法が利用できるようになりました。
この記事では、オンライン決済の主な方法とそのメリットについてみていきます。
POINT
- オンライン決済で広く利用されているのはクレジット決済
- QRコード決済は、前払い、即時払い、後払いが選べる
- 電子マネー決済の利用シーンは幅広い
オンライン決済とは、インターネット経由で決済が行われる仕組みのことです。決済について簡単に説明すると、商品を購入して代金を支払い終えた状態を指します。
かつて、商品を購入時の決済方法は、顧客がお店に行き、欲しい商品があれば現金で支払う形が主流でした。この決済方法はインターネットを経由しないため「オフライン決済」となります。
一方、オンライン決済の場合は、ネット上で店頭で購入した商品をインターネット経由で支払うことができます。支払方法はクレジットカード決済やQRコード決済など、オンラインに対応した支払方法を選べます。
このように、現在ではオンライン決済が日常的に行われています。
オンライン決済の主な方法としては以下の6種類があります。
・クレジットカード決済
・QRコード決済
・キャリア決済
・電子マネー決済
・コンビニ決済
・ネットバンク決済
それぞれの決済方法について説明します。
クレジットカード決済とは、クレジットカードで支払う方法です。クレジットカードを持っていれば、店頭での支払いはもちろんのこと、ネットショップでの買い物にも利用できるため、利便性の高い決済方法といえます。
また、クレジットカード払いはオンライン決済とオフライン決済の両方に対応しています。
クレジットカードを利用したオンライン決済とは、パソコンやスマートフォンで商品を購入した場合、オンラインショップの画面上にクレジットカードの情報を入力して支払うことを指します。
クレジットカードのオフライン決済とは、電話やFAXの回線を利用し、店頭に設置されている専用の端末にクレジットカードを通し、暗証番号の入力またはサインを記入する方法です。
クレジットカードを店頭で利用する場合は分割払いが可能ですが、オンラインショッピングの場合は分割払いが利用できない場合があるので、事前に確認しておきましょう。
なお、クレジットカードを作る場合には審査に通る必要があります。毎月一定の収入があり、クレジットで利用した金額を確実に支払えることが審査を通る条件の一つとなります。
QRコード決済とは、スマートフォンに表示されるQRコードを利用して決済する方法で、「○○ペイ」という名称がついている場合が多いです。
QRコード決済を利用する場合は、QRコード決済ができるアプリをインストールしておく必要があります。
支払方法は、店舗側がユーザーのスマートフォンのQRコードを読み取る「ストアスキャン」と、ユーザー側が店頭に掲示されているQRコードをスマートフォンで読み取る「ユーザースキャン」の2種類があります。
また、決済の方法は、現金またはクレジットカードで事前にチャージしておく「プリペイド式」、決済と同時に銀行口座から引き落としされる「即時払い式」、決済代金が後日引き落としされる「後払い式」の3種類です。
QRコード決済には、「メルペイ」や「LINE Pay」などがあります。
キャリア決済とは、商品の購入代金と携帯電話会社の電話料金を合わせて支払う方法で、後払い式となります。キャリア決済の「キャリア」とは携帯電話会社のことを指します。
ソフトバンクやau、ドコモなどが採用しています。
キャリア決済では、キャリアのIDと暗証番号を入力するだけで決済が終了します。
後払い式で広く利用されているのはクレジットカード決済ですが、クレジットカードが発行されるためには審査を通る必要があります。そのため、クレジットカード決済は万人向けの決済方法とはいえません。
その点、キャリア決済は携帯電話の利用者であれば決済ができます。
キャリア決済の特徴は利用限度額が設定されている点で、使いすぎを防げる仕組みとなっています。学生などクレジットカードを持っていないユーザーにとって、キャリア決済は利便性の高い決済方法といえます。
電子マネー決済とは、情報通信技術を用いた決済方法で、専用のカード、またはスマートフォンのアプリを使って支払いを行います。
電子マネー決済は事前に現金をチャージしてから決済するプリペイド式が主流です。そのため、使いすぎを防げること、そしてクレジットカードを持っていなくても利用できる点がメリットといえます。
そのほか、電子マネー決済ではクレジットカードでチャージする方法や、クレジットカードから引き落としされる「ポストペイ式」での決済も利用されています。そのため、電子マネー決済では後払いも可能です。
コンビニ決済とは、オンラインで購入した商品の支払いをコンビニで行う方法です。コンビニ決済では、購入した商品に同封されている「払込票」で支払う方法と、注文時に発行される「受付番号」を利用する方法があります。
受付番号は、スマートフォンにバーコードが表示される形となります。支払う場合は、レジにそのバーコードを見せます。
オンラインで買い物をした場合の決済はクレジットカード払いがメインではあるものの、クレジットカードを持っていない消費者も多いため、コンビニ決済は根強い需要があります。
コンビニは自宅の近くにあるためいつでも支払いができること、そして、コンビニの多くは24時間営業なので、時間帯を問わずに支払いができる点がメリットです。
ネットバンク決済とは、インターネットバンキングを利用して決済する方法です。
ネットバンク決済の特徴は、決済をするときに振込先や金額が自動的に表示される点です。これにより、振込先や金額を間違えることなく振り込みをすることが可能となります。
オンライン決済代行サービスとは、オンライン決済を導入したい企業とオンライン決済を提供したい事業者を仲介するサービスです。オンライン決済を導入したい企業は、このサービスを利用するとオンライン決済をスムーズに行えます。
通常、企業がオンライン決済を導入する場合、クレジットカード会社やQRコード払いのサービスを提供している会社とそれぞれ手続きをする必要があります。
しかしながら、複数の会社に対して決済手続きの申請をしていると、オンライン決済の導入に時間がかかってしまいます。
その点、決済代行サービスを利用すれば、カード会社やORコード払いを提供している会社との契約が一括で行えるため、複数の支払い方法を一度に導入することが可能となります。
オンライン決済の面で顧客の満足度を高めるためにも、企業としては決済代行サービスの利用を検討してみましょう。
オンライン決済にはさまざまな決済方法があります。
支払い方法が多様になると複雑に感じることもある反面、利用者としては使いやすい決済方法を選べる点がメリットとなります。
また、オンライン決済を利用することで事前決済も可能となります。例えば、新商品の予約販売を行う場合は事前決済を行うことによって、商品の予約ができます。このような利用方法もオンライン決済ならではといえるでしょう。
オンライン決済の利便性が向上することによって、今後はオンライン決済の比率がさらに高まると予想されます。オンライン決済を利用して、買い物の支払いをスマートに行いましょう。
PHOTO:PhotoAC/Unsplash/Pixabay/Pexels
TEXT:PreBell編集部
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