プロバイダを乗り換えてネット利用を快適に!乗り換えはどんな手順で行う?
インターネットをもっと快適に利用したいなら、プロバイダの乗り換えを検討してみませんか? 回線もいっしょに乗り換えることで動作が「重い」「遅い」などストレスから解放されることもあります。また月々の利用料金が安くなったり、さまざまな特典を受けられたりすることも。
ところが、いざ乗り換えようとすると何をどう進めればよいのかわからず、面倒に感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
この記事では、プロバイダの乗り換え方法をわかりやすく説明します。快適にインターネットを利用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
POINT
- 利用条件を比較して新しいプロバイダを決めたら、プロバイダに申し込む
- 今までのプロバイダの解約は、新しいプロバイダの乗り換えが終了してから行う
- 乗り換えキャンペーンを行っているプロバイダを選ぶと、インターネットをお得に利用できる
プロバイダの乗り換えとは、これまで利用していた接続事業者から自分にあった別の事業者に変更することを言います。
ユーザーがインターネットの利用環境を見直したいと感じるとき、回線を乗り換えるケース、プロバイダだけを乗り換えるケース、あるいは両方の見直しを検討するケースが考えられます。
以前は回線とプロバイダ、それぞれについて事業者と契約することが主流でした。しかし最近ではこれらをセットで取り扱うインターネット会社も増えてきており、ユーザーの選択肢は拡がりをみせています。
いずれにしても回線から変更する場合は工事が必要になり、ある程度の日数をみておかなくてはなりません。今回の記事では、工事の必要がなく比較的手軽にインターネット環境の改善のチャンスが望める、プロバイダの乗り換え手順や選び方のポイントについてみていきます。
プロバイダの乗り換えをスムーズに行うためには、乗り換えのための準備を事前に行い手順通りすすめることがポイントです。
プロバイダを乗り換えるための手順は以下の流れで行います。
・新しいプロバイダを決める
・新しいプロバイダに申し込む
・新しいプロバイダが開通してから、今までのプロバイダを解約する
それぞれについて説明します。
プロバイダを乗り換えるためには、新しいプロバイダを決めておく必要があります。
プロバイダを決める基準は、通信環境の改善が見込めるか、月額料金が安くなるのか、特典や各種サービスが充実しているかどうかなど、ユーザーがインターネット利用に何を求めているのかによって違ってきます。
さらにインターネット利用に関する快適性は、ユーザーの生活スタイルや住環境によって千差万別です。口コミや宣伝文句をうのみにせず、ゆずれない点についてはカスタマーなどでとことん質問するなどし、満足感や安心感が得られるよう、自分にぴったりなサービスを選びましょう。
納得できるプロバイダを選んだら申し込みをします。電話で問い合わせて申込用紙を送ってもらう方法なら、同時に分からないところを教えてもらえるというメリットがあります。またインターネットの申し込みは日数がかからず簡単に行えます。
なお、混雑の程度によっては乗り換えが完了するまでにある程度日数を要する場合もあります。
早めにプロバイダを乗り換えたいのであれば、余裕を持って申し込みをしておきましょう。
乗り換えが完了した時点で今までのプロバイダを解約します。
プロバイダの解約はプロバイダのサイトから行える場合もありますが、プロバイダに電話で連絡しなければならないケースもあります。
電話で解約の連絡をした場合、プロバイダから解約の書類が送付され、その書類に必要事項を書き込み、プロバイダに返送して終了となります。
プロバイダによって解約の方法は異なるので、解約の手続きをする場合はプロバイダの指示に従いましょう。
新しいプロバイダの申し込みから開通までには一定の時間を要します。こちらの手続きに気をとられ、以前利用していたプロバイダの解約を何か月も忘れたまま、回線事業者と新旧プロバイダ2社のあわせて3社に利用料金を払い続けていた、というケースが時々みられます。解約処理を忘れないよう注意しておきましょう。
プロバイダを乗り換えるメリットとしては、次のようなものがあります。
・以前より通信速度の選択肢が増えている
・多様化したオプションで快適に利用できる場合がある
・数年前と同等の利用料金でより充実した内容のサービスがうけられる
・毎月の利用料金が安いものを選べる
インターネットの通信技術は日々進化を遂げています。プロバイダによっては、最新の通信技術をお得な料金で利用できる場合があります。
プロバイダを乗り換えるメリットを理解すると、ユーザーとしては「新しいプロバイダを検討してみようか」という気持ちになることでしょう。
プロバイダを乗り換える場合には、乗り換え特典もチェックしておきましょう。
特典で特に多いのは、乗り換えでキャッシュバックを受けられることです。キャッシュバックの額は数万円程度となるため、お得感のある特典といえます。
そのほか、一定期間の月額割引が適用される場合もあります。
プロバイダの乗り換えを検討しているとき、どのプロバイダにしようかと迷ったら、キャンペーンや特典の内容で決めることも一つの方法です。
プロバイダを乗り換えするときの注意点としては、以下があります。
・今までのメールアドレスが利用できなくなる
・インターネットを利用できない期間が発生する場合がある
・今までのプロバイダ、新しいプロバイダの両方に料金が発生する場合がある
・違約金が発生する場合がある
・ルーターが高速通信に対応しているか確認する
それぞれについてみていくことにしましょう。
プロバイダを変更することによって、今までのメールアドレスは利用できなくなります。
メールアドレスは「○○@×××.com」という形で構成されています。@の左側はユーザーが決められますが、@の右側はそれぞれのプロバイダによって異なります。
そのため、プロバイダを変えるとメールアドレスも変わることになるのです。なお、プロバイダによっては、解約しても引き続きメールアドレスのみ利用できるサービスを有料で提供している場合があります。
同じメールアドレスを引き続き利用したい場合、そのようなサービスの利用を検討してみましょう。
申し込みのタイミングと解約のタイミングをうまく考えないと、インターネットを利用できない期間が発生してしまう場合があります。
例えば、新しいプロバイダに乗り換えの申し込みをしたとき、どの程度でインターネットが利用できるかを問い合わせたところ、約1週間という返事があったとしましょう。そこで、今まで利用してきたプロバイダに対し、「1週間後にプロバイダを解約する」という連絡をしたとします。
新しいプロバイダへの乗り換えが予定通り1週間以内に完了し、インターネットを利用できるようになれば、解約が1週間後でも問題はありません。
しかし、新しいプロバイダへの乗り換えが、混雑しているために1週間で終わらず、2週間かかったとします。その場合、新しいプロバイダの乗り換えが完了しないうちに今までのプロバイダを解約することになるため、インターネットを利用できない期間が発生してしまいます。
そのようなことにならないためにも、新しいプロバイダへの乗り換えが完了し、インターネットが使えるようになったことを確認した時点で、今までのプロバイダの解約手続きを行うようにしましょう。
また、今までのプロバイダと新しいプロバイダの両方に料金が発生してしまう場合がある点にも注意が必要です。
プロバイダによっては、利用した月の分の請求が数ヶ月後となる場合があります。そのようになる理由は、プロバイダの利用を始めたときは、1回目の請求が数ヶ月後にスタートしていたためです。請求開始が遅かった分、請求が終わるのも遅れてしまう形となります。
プロバイダの切り替えに関する例として、以下の場合をあげてみます。
・今までのプロバイダ:解約後2ヶ月間は支払が必要
・新しいプロバイダ:利用月の翌月に請求
今までのプロバイダを解約し、新しいプロバイダに乗り換えたとしましょう。請求のタイミングが上記の条件である場合、新しいプロバイダに乗り換えた翌月と翌々月は、今までのプロバイダと新しいプロバイダ、両方の料金を支払わなければなりません。
プロバイダを切り替える場合は、支払タイミングがいつなのか、という点を確認しておきましょう。支払タイミングを理解していれば、万が一二重払いになったとしても納得がいくはずです。
プロバイダを解約すると、違約金が発生する場合があります。違約金とは、指定された時期以外に解約をすると料金がかかってしまう仕組みのことです。
違約金がかかるケースとしては、最低利用期間内に解約した場合、または更新月の前後以外に解約した場合があります。
最低利用期間とは、「少なくともこの期間は利用してほしい」という期間のことで、1年間、または2年間で設定されています。最低利用期間内に解約すると違約金が発生しますが、最低利用期間を過ぎれば解約金はかかりません。
また、プロバイダによっては、更新月の前後以外に解約すると違約金請求する場合があります。
更新期間が2年間の場合、更新月と更新月の翌月だけは解約しても違約金は発生しませんが、それ以外の月に解約すると違約金がかかってしまう仕組みとなります。
解約を検討している場合、違約金はどのような条件で支払うのか、という点を確認しましょう。
もし、違約金を支払わなければならない場合、違約金を支払ってでも解約したいかどうか、という点について考える必要があります。
プロバイダを乗り換える理由の一つに、高速のインターネットを利用したいことがあります。
そこで気をつけたいのは「ルーターが高速通信に対応しているかどうか」という点です。
プロバイダが高速のインターネットのサービスを提供していても、通信規格が高速通信に対応していなかったり、ルーターの電波の強度が十分でなかったり、高速通信向けの接続方式「IPv6」に対応していなかったりすると、高速のインターネットが利用できなくなってしまいます。
ルーターが高速通信に対応していない場合は、プロバイダから高速通信に対応したルーターをレンタルする方法があります。それによって、高速のインターネットを利用できます。
プロバイダの乗り換えをスムーズに進めるためには、どんなプロバイダを選ぶかをあらかじめ決めておき、プロバイダに申し込みをします。
インターネットが利用できない期間が発生しないようにするために、今までのプロバイダの解約は、新しいプロバイダの乗り換えが完了してからにしましょう。うっかり解約手続きを忘れないことも大切です。
また、乗り換えのキャンペーンを行っているプロバイダを選ぶと、インターネットをお得に利用できます。
インターネットの快適性を追求するという意味でも、プロバイダの乗り換えを検討してみましょう。
ぜひ、So-net 光 プラスの詳細ページもご覧ください。
PHOTO:PhotoAC/Unsplash/Pixabay/Pexels
TEXT:PreBell編集部
この記事を気にいったらいいね!しよう
PreBellの最新の話題をお届けします。