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2021.10.18 メッシュWi-FiとはどんなWi-Fi?機能・導入のメリットについて解説

Wi-Fiを使用してインターネットに接続している場合、ルーターから離れた場所で使用している場合や、接続する端末が多い場合は、電波が弱いと感じてしまうことがあります。

そのような状態を改善したいなら、電波の改善効果が期待できる「メッシュWi-Fi」がおすすめです。

導入を検討しているなら、メッシュWi-Fiの具体的な機能やメリット・デメリットについて理解しておきましょう。

POINT

  • メッシュWi-FiとはWi-Fiの電波が届く範囲を広げる技術 家の中でもインターネットが快適に
  • メッシュWi-Fiなら、インターネットに接続する端末が増えても電波は安定的
  • Wi-Fi 6対応型のメッシュWi-Fiなら、インターネットがさらに快適に

メッシュWi-Fiとは?

メッシュWi-Fiとは、Wi-Fiの電波が届く範囲を広げる技術のことです。この技術を活用すると、家のすみずみまで電波が届くようになるため、インターネットを快適に利用できます。

メッシュWi-Fiのメッシュとは、英語で「網の目」を意味する単語です。つまり、Wi-Fiの電波が至る所に張り巡らされている状態を表しています。

メッシュWi-Fiの技術が開発された背景は、「無線LAN」の機能をカバーするためです。無線LANとは、家庭内など一定の範囲内において、無線によってネットワークが構築される技術を指します。

無線LANのデメリットは、電波は壁を通りにくいため、ルーターの電波が家全体に届きにくくなる点です。メッシュWi-Fiを利用すれば、電波が家の中全体に届きやすくなるため、無線LANのデメリットをカバーできます。

次の項目では、メッシュWi-Fiの仕組みについて説明します。

メッシュWi-Fiの仕組み

メッシュWi-Fiは、メインで使用するルーターのほかに「サテライトルーター」も使用します。サテライトルーターとは、メインルーターだけでは電波が届きにくい範囲をカバーするために設置するルーターのことです。

サテライトルーターを複数設置することによって、家の中をくまなく電波が届くようになります。

サテライトルーターと中継機の違いは?

一般的なWi-Fiは、電波が届きにくい場合は「中継機」を使って電波の改善を図ります。サテライトルーターと中継機は、一見すると同じ役割を持つように感じられますが、実際には両者の機能は異なります。

中継機は、ルーターから届いた電波を中継するだけであるのに対し、サテライトルーターはメインルーターと同様に電波を送信する機能を持っています。

そのため、メインルーターに多くのインターネット端末からアクセスがあった場合は、そのアクセスをサテライトルーターに切り替えることができます。それにより、1つのルーターの混雑が解消しやすくなり、電波の状況が安定的となります。

そのほか、サテライトルーターを利用するメリットは、電波が途切れない点です。中継機の場合、インターネットの利用中に電波が弱くなることがあり、画像や動画のダウンロードに時間がかかる場合がありますが、サテライトルーターを利用すればそのような心配がありません。

メッシュWi-Fiを利用するメリット

メッシュWi-Fiを利用するメリットとしては、以下があります。

・電波の届く範囲が広いため、インターネットを快適に利用できる
・インターネットに接続する端末が増えても電波の状況は安定的

それぞれについて説明します。

電波の届く範囲が広いため、インターネットを快適に利用できる

メッシュWi-Fiを利用するメリットは、電波の届く範囲が広い点です。家の中の大部分をカバーできるので、インターネットを快適に利用できます。家が広い場合は、サテライトルーターの台数を増やすことで電波の届く範囲がさらに広がります。

先述した通り、メッシュWi-Fiを利用する場合には、メインルーターのほかにサテライトルーターも合わせて設置します。メインルーターから電波が届きにくい場所にサテライトルーターを設置すれば、Wi-Fiの電波は広い範囲をカバーできるため、インターネットを安定的に利用できます。

インターネットに接続する端末が増えても電波の状況は安定的

メッシュWi-Fiを利用すれば、インターネットに接続する端末が増えても電波の状況は安定します。

その理由は、メインルーターとサテライトルーターのいずれも電波を送信する機能を持っているためです。複数のルーターが電波を発信することにより、Wi-Fiの電波はまさにメッシュ(網の目)のように張り巡らされます。それにより、電波の状況が安定化します。

家族の人数が多い場合や、シェアハウスで複数人が暮らしている場合は、インターネットに接続する端末が多くなりがちです。そのため、Wi-Fiの電波が弱いとインターネットに接続しにくくなってしまいます。

そのような場合であっても、メッシュWi-Fiを利用すれば複数のルーターから電波が送信されるため、インターネットに接続している端末が多くても速度が低下しにくくなるのです。

メッシュWi-Fiのデメリット

メッシュWi-Fiを利用するならメリットのみならず、デメリットについても知っておきたいところです。主なデメリットとしては以下があげられます。

・一般的なWi-Fiルーターよりも割高になりやすい
・原則として互換性がない

それぞれについて説明します。

一般的なWi-Fiルーターよりも割高になりやすい

メッシュWi-Fiのデメリットは、一般的なWi-Fiルーターを比べると割高になりやすい点です。

メッシュWi-Fiを利用する場合、電波が家の中の全てをカバーするためには、サテライトルーターの数を増やす必要があります。特に、サテライトルーターが増えるほど費用がかさんでしまう点はネックとなります。

原則として互換性がない

メッシュWi-Fiは、原則として他のメッシュWi-Fiとの互換性がありません。例えば、サテライトルーターを増設したい場合は、同じメーカーが販売しているサテライトルーターを利用することになります。他のメーカーのサテライトルーターでは代用できない点に注意が必要です。

もし、メッシュWi-Fiを長い間使用していて、その間にメインルーターやサテライトルーターの製造が終了してしまった場合、ルーターに不具合が発生したらこれらの機器を全て買い替えなければなりません。

なお、現在では、互換性のあるメッシュWi-Fiとして「Wi-Fi EasyMesh」という規格に対応しているものがあります。

この規格に対応しているルーターであれば、メインとサテライト、両方のルーターのメーカーが異なっていてもメッシュWi-Fiの利用が可能です。

メッシュWi-Fiを選ぶポイント

メッシュWi-Fiを選ぶなら、Wi-Fi 6に対応しているタイプがおすすめです。

Wi-Fi 6とは最新のWi-Fi規格でインターネットの速度が速い点が特徴となっています。また、Wi-Fi 6には「下位互換性」があり、前の規格であるWi-Fi 5に対応している端末も利用できます。

Wi-Fi 6とWi-Fi 5を速度の面で比べてみると、Wi-Fi 5は最大で6.9Gbpsであるのに対し、Wi-Fi 6は9.6Gbpsであり、速度は1.4倍です。

さらに、混雑にも強い性質を持っているのでよりインターネットを快適に利用できます。

なお、メッシュWi-Fiの価格の面でみると、Wi-Fi 6に対応しているメッシュWi-Fiは、Wi-Fi 5に対応しているものと比べると割高となります。しかしながら、インターネットを快適に利用したいならWi-Fi 6対応型の導入を検討してみましょう。

導入や設置のポイント

メッシュWi-Fiを導入するポイントは、自宅の広さによります。ルーターの設置は、1階にメインルーターを1台、2階にサテライトルーターを1台が目安です。

もし、1つの階に対して1つのルーターを設置しただけでは電波が弱い場合は、必要に応じてサテライトルーターを増設します。

Wi-Fiの電波を安定化させようとして最初から多くのサテライトルーターを用意すると、費用がかかってしまいます。最初はルーターの台数を最低限に抑えて、必要に応じてサテライトルーターを追加すると良いでしょう。

ルーターを設置する場所

ルーターを設置する場所は部屋の中心付近が適しています。可能であれば、高さ1~2mほどの高さに設置しましょう。

なお、ルーターの中には据え置きするタイプのほかに、コンセントに差し込むタイプがあります。

コンセントタイプの場合は、必然的に壁の近くとなり、高さも床面に近いため、最適な設置場所とはいいにくいですが、ルーターの出力は十分にあるため、多くの場合はコンセントに差し込んだ状態で使用可能です。

まとめ

まとめ

 メッシュWi-Fiは、家庭内のインターネット環境を改善するのに最適です。その理由は、メインルーターのみならず、サテライトルーターも電波を発するためです。複数のルーターが電波を発することにより、家の中の広い範囲で電波が安定します。

また、現在では家庭内で使用するインターネットの機器が増えています。スマートフォンやパソコン、ゲーム機のほかにも、今後はインターネットに接続する家電製品の利用も増えることでしょう。

そのような状況であっても、メッシュWi-Fiを利用すればインターネットにつながりやすくなります。

インターネットをより快適に利用するためにも、メッシュWi-Fiの導入を検討してみませんか。

PHOTO:PhotoAC/Unsplash/Pixabay/Pexels
TEXT:PreBell編集部

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