ネットのギモン・お悩み

2022.01.26 動画視聴に必要なデータ量をギガ数で表すとどれくらい?

外出先で動画を視聴するときは、Wi-Fiを利用せずにスマホのデータ通信を使って視聴する場合があります。

ついつい動画に見入ってしまうと、知らず知らずのうちにスマホのデータ量を使ってしまい、気がつくと1ヶ月に使用できるデータ量の上限に達してしまうことがあります。

このようなときほど「動画を視聴するとどのくらいのデータ量を消費するのか」ということが気になるでしょう。

この記事では、YouTubeやTikTokを視聴したときに消費するデータ量の目安について説明します。動画を視聴する時間がどのくらいならどの程度データを消費するのか、という目安を理解し、データ量の使いすぎを防ぎましょう。

POINT

  • 1GBでYouTube(画質:360p)は約3時間視聴可能
  • YouTubeは高画質に設定するとデータ消費量が大きく増加
  • 1GBでTikTokは約2時間視聴可能

YouTubeを視聴したときに消費するデータ量は?

YouTubeを視聴したときに消費するデータ量の目安は下記の通りです。

データ量は画質別・YouTubeを視聴した時間別に掲載しています。


画質

YouTubeの視聴時間

5分

10分

30分

1時間

144p

10MB

20MB

60MB

120MB

240p

15MB

30MB

90MB

180MB

360p

30MB

60MB

175MB

350MB

480p(SD画質)

50MB

100MB

300MB

600MB

720p(HD画質)

90MB

180MB

540MB

1.08GB

1080p(フルHD画質)

180MB

350MB

1.05GB

2.1GB

 

データ量の参考:イオンモバイル

画質の数値が大きくなるほどきれいな映像に

画質の単位として「p」(プログレッシブ走査)が使われており、数値が大きくなるほど高画質の映像となります。

上記の表では144pから1080pまで6種類の画質を掲載しました。それぞれの画質はどのような映像となるかの目安を下記に示します。

144p:映像がぼやけていて動画の内容がわかりづらい
240p:144pほどではないが映像がぼやける
360p:少しぼやけるが問題なく視聴できるレベル
480p:映像がきれいに感じられる
720p:映像がくっきりと見える
1080p:高画質テレビのような画像を楽しめる

画質を低くすると消費するデータ量を抑えられますが、画質が低すぎると映像がぼやけて見づらくなってしまいます。

一方、画質を高くするとくっきりとした画像を楽しめますが、消費するデータ量が増えてしまいます。

消費するデータ量を抑えつつ問題なく視聴したい場合は、360pの画質が適しています。もし、360pで映像が見づらいと感じた場合は480pの画質を選んでみましょう。

1GBでYouTubeをどのくらい視聴できる?

1GBでYouTubeをどのくらい視聴できるかを画質別にまとめました。

画質 1GBで視聴できる時間
144p 約8時間
240p 約5時間30分
360p 約3時間
480p(SD画質) 約1時間30分
720p(HD画質) 約1時間
1080p(フルHD画質) 約30分

データ量が1GBの場合、画質に問題のないレベルである「360p」なら約3時間視聴できるのに対し、映像がきれいで見やすい「480p」の場合は約1時間30分となります。

このように、画質を1段階上げるだけで視聴できる時間が短くなってしまうことがわかります。

毎日YouTubeを視聴したとき、1ヶ月で消費するデータ量は?

毎日YouTubeを視聴したとき、1ヶ月で消費するデータ量を画質別、1日あたりの視聴時間別に分けて下記の表にまとめました。

画質は144pから1080p(フルHD画質)の6種類です。

YouTubeの視聴時間は1日あたりの数値として5分、10分、30分、1時間の4種類としました。なお、1ヶ月は30日として計算します。


画質

YouTubeの視聴時間(1日あたり)

5分

10分

30分

1時間

144p

0.3GB

0.6GB

1.8GB

3.6GB

240p

0.45GB

0.9GB

2.7GB

5.4GB

360p

0.9GB

1.8GB

5.25GB

10.5GB

480p(SD画質)

1.5GB

3GB

9GB

18GB

720p(HD画質)

2.7GB

5.4GB

16.2GB

32.4GB

1080p(フルHD画質)

5.4GB

10.5GB

31.5GB

63GB

画質が問題のないレベルである360pの場合、毎日1時間YouTubeを視聴すると、消費するデータ量は1ヶ月で10GBを超えてしまいます。

また、YouTubeをHD画質で毎日1時間視聴するとデータ量は1ヶ月で30GBを超えるほか、フルHD画質で視聴すると60GBを超えます。

消費するデータ量を抑えたいなら画質を低くすることも大切ですが、視聴する時間を抑えることも重要となります。

例えば、画質が360p、1日あたりのYouTubeの視聴時間が30分であれば、1ヶ月のデータ使用量は約5GBに抑えられます。

TikTokを視聴したときに消費するデータ量は?

TikTokを視聴したときに消費するデータ量の目安は下記の通りです。

なお、TikTokは画質が一定であるため、YouTubeのように画質を調整してデータ消費量を抑えることができません。

5分

10分

30分

1時間

45MB

90MB

270MB

540MB

データ量の参考:LINEモバイル

TikTokのデータ消費量の目安は、YouTubeの480pの画質とほぼ同じであることがわかります。

TikTokは1GBのデータ量で約2時間視聴できます。

毎日TikTokを視聴したとき、1ヶ月で消費するデータ量は?

毎日TikTokを視聴したとき、1ヶ月で消費するデータ量はどのくらいになるのでしょうか。

1日あたり5分、10分、30分、1時間の場合で計算します。なお、1ヶ月は30日とします。

1日あたり視聴時間

5分

10分

30分

1時間

1ヶ月のデータ消費量

1.35GB

2.7GB

8.1GB

16.2GB

1日あたりの視聴時間が10分なら1ヶ月で3GB以内に収まりますが、毎日1時間視聴すると約16GBもデータ量を消費します。

先述した通り、TikTokはYouTubeとは異なり画質の調整ができないため、データ量を抑えたいなら視聴時間を短めにしておきましょう。

データ量を気にせずに動画を楽しみたいなら光回線で!

多くのスマホは、1ヶ月で利用できるデータ量に上限が定められています。

データを多く使用できるプランは1ヶ月で20GBのものもありますが、低価格プランの場合は1ヶ月で3~5GBしか利用できないものもあります。

毎日動画を視聴したいユーザーにとっては、1ヶ月3~5GBのプランで動画を視聴するとあっという間にデータ量を使い切ってしまうことでしょう。

データ量の上限に達してしまうと、通常よりも通信速度が遅くなってしまうため、動画を再生すると途切れがちになってしまい、満足に視聴できなくなってしまいます。

データ量を気にせずに動画を楽しみたいなら光回線を利用しましょう。

光回線にWi-Fiルーターを接続し、スマホをWi-Fiルーターに接続すれば、スマホのデータ量を消費することなく動画を視聴できます。

光回線ならデータを無制限に利用できるので、スマホで高画質の動画を長時間楽しむことも可能です。

まとめ

まとめ

動画視聴に必要なデータ量をギガ数で表すなら、YouTubeの場合、画質が360pで毎日10分視聴すると1ヶ月で約1.8GB、毎日1時間視聴すると1ヶ月で10GBを超えます。

また、TikTokの場合は、毎日10分視聴すると1ヶ月で約2.7GB、毎日1時間視聴すると約16GBとなります。

スマホのデータプランで低価格プランを利用している場合、1ヶ月で利用できるデータ量は3~5GBに限られるため、スマホのデータ量をすぐに使い切ってしまいがちです。

データ量を気にすることなく動画を楽しみたいなら、光回線の利用が適しています。光回線にWi-Fiルーターを接続すれば、光回線を利用してスマホで動画を好きなだけ視聴できます。

動画サイトには楽しめるコンテンツが充実しています。So-net 光 プラスを利用して動画を思う存分視聴してみませんか?

PHOTO:PhotoAC/Pixabay
TEXT:PreBell編集部

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