スマホを持たずに通話ができる!ハンズフリー通話はどのようにして行う?
「ハンズフリー通話」は、スマホならではの特徴です。
スマホを耳に当てなくても通話ができるため、スマホをテーブルに置いた状態で作業をしながら通話することもできます。そのため、手が離せないけれど通話をしたいときなどに便利な機能です。
しかし「通話するときは電話を持つもの」という考え方が根強いため、ハンズフリー通話の方法がよくわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では「ハンズフリー通話はどのようにして行うのか」という点について説明します。実際にハンズフリー通話の機能を利用し、その便利さを体感してみましょう。
POINT
- ハンズフリー通話の方法 1:スマホのスピーカー機能を利用する
- ハンズフリー通話の方法 2:ハンズフリーイヤホンを使用する
- ハンズフリーイヤホンなら、通話のほかにスマホで音楽も楽しめる
ハンズフリー通話とは、スマホに耳を当てなくても通話ができる機能のことです。
通常、通話をするときはスマホを耳に当てますが、ハンズフリー通話ならスマホを耳に当てる必要がなく、近くにスマホを置いた状態でも通話ができます。
料理や洗濯物を干しているときなどは、家事をしながら通話ができて便利です。また、部屋に友だちが何人か集まっているときにスマホを置いておけば、部屋にいる人は誰でも通話が可能となります。
スマホに耳を当てる必要がなく、スマホに向かって話しかけるだけで通話できることがこの機能のメリットといえるでしょう。
ハンズフリー通話は、下記の方法で行えます。
・スマホのスピーカー機能を利用する
・ハンズフリーイヤホンを使う
それぞれの方法について説明します。
スマホのスピーカー機能とは、スマホから少し離れていても相手と通話ができる機能です。通話の画面の「スピーカー」の表示をタップするとスピーカー機能を利用できます。
この機能を利用すると、スマホを置いたまま通話しても相手には話した内容が聞こえます。また、スピーカーの表示をタップすると相手側の声が大きく聞こえるため、スマホを置いたままでも十分に通話が可能です。
なお、まわりにほかの人がいるときにスピーカー機能を利用すると、相手が話した内容は全てまわりにいる人に聞こえます。
以上のようにうまく活用すれば、スマホの近くにいる人全員が相手と通話できる便利な機能です。しかし、まわりの人たちに通話の内容を聞かれたくない場合は、スピーカー機能を使ってしまうと相手が話した内容はまわりにいる人たちに筒抜けになってしまいます。
まわりにいる人に相手が通話の内容を聞かれたくない場合は、スピーカー機能をOFFにしておきましょう。
そのほか、ハンズフリー通話をするためには「ハンズフリーイヤホン」を使用する方法もあります。
ハンズフリーイヤホンとは、スマホの通話内容を聞けるイヤホンのことです。ハンズフリーイヤホンを使用すると、スマホを持っていなくても通話ができます。
ハンズフリーイヤホンは本体についているボタン、またはイヤホンに付属しているリモコンで操作します。これによって通話の開始や終了、音量の調節のほか、曲の再生、一時停止、選曲などが可能です。
それぞれの種類のイヤホンについては、次の項目で詳しく説明します。
片耳タイプ
片耳タイプのハンズフリーイヤホンとは、片方の耳に取り付けて使用するタイプです。
イヤホンとスマホがケーブルでつながっている有線タイプと、Bluetoothで接続しているワイヤレスタイプのものがあります。
このようなイヤホンはワイヤレスタイプが主流となっています。ケーブルがないため移動中でも快適に使用できますが、充電が必要です。
また、軽くて装着しやすいことや、イヤホンが装着されるのは片方の耳だけであるため、もう一方の耳で周囲の音も聞こえやすいことも特徴に挙げられます。
片耳タイプのハンズフリーイヤホンを操作する場合は、イヤホンの本体についているボタンを使います。ボタンを操作することで、電話に出たり電話を切ったりできるほか、音楽の再生や一時停止なども行えます。
なお、片耳タイプのハンズフリーイヤホンは、片方の耳だけに装着する関係で、音源はモノラルとなります。
音にこだわるためにステレオ音源を楽しみたい場合は、両耳に装着するタイプのイヤホンを選びましょう。
ワイヤレスタイプ
ワイヤレスタイプのハンズフリーイヤホンは、イヤホンとスマホをBluetoothで接続するタイプでケーブルがありません。イヤホンは左右両方の耳に装着します。
使用する場合はあらかじめ充電しておく必要があるので、忘れないように注意しましょう。
また、ワイヤレスタイプは「左右独立型」と「左右一体型」の2種類に分けられます。
左右独立型
左右独立型とは、イヤホンが2つあり左右両方の耳に1つずつ装着して使用するものです。
左右2つのイヤホンが独立していることから「左右独立型」と呼ばれるほかにも、「完全ワイヤレスイヤホン」と呼ばれる場合もあります。
左右独立型はケーブルがないため使い勝手が良い点がメリットです。現在ではワイヤレスタイプのハンズフリーイヤホンは左右独立型が主流となっています。
左右一体型
左右一体型とは、両方の耳に取り付けるイヤホンがケーブルでつながっているタイプです。
いわば有線タイプのイヤホンであるため、ワイヤレスタイプと比べると音質が安定しています。ただし、左右一体型のイヤホンを使用しているとケーブルが気になる場合もあります。
ケーブルがわずらわしく感じる人は、左右独立型のイヤホンを利用すると良いでしょう。
有線タイプ
有線タイプのハンズフリーイヤホンは、イヤホンとスマホがケーブルで結ばれており、ケーブルにはリモコンとマイクが搭載されています。
そのため、イヤホンで聴きながらマイクで話し、リモコンで操作すればスマホを持つ必要はありません。
このタイプのイヤホンを使用するメリットは、音質が安定していること、充電の必要がないこと、価格が安いことが挙げられます。
ただし、イヤホンとスマホがケーブルで接続されているため、わずらわしく感じてしまうこともあるでしょう。
ハンズフリーイヤホンを選ぶポイントとしては、下記が挙げられます。
・マイクの性能
・リモコンの機能
・ノイズキャンセリング機能
・防水・防滴機能
それぞれの性能や機能について説明します。
マイクの性能は「マイクがどこについているか」「マイクが複数あるか」という観点からチェックしてみましょう。
ハンズフリーイヤホンのマイクは、イヤホン自体に内蔵されていたり、リモコンに内蔵されていたりするため、イヤホンによってマイクの場所は異なります。
特に、マイクが口元に近ければ話し声を拾いやすくなるため、相手は話し声をより鮮明に聞き取れるでしょう。
なかには、マイクが複数搭載されているものもあります。そのようなタイプは話し声が拾いやすくなるほか、マイクが分散して設置されているため風切り音を抑えられます。
ハンズフリーイヤホンのリモコンで操作できる主な機能としては下記が挙げられます。
・電話に出る、電話を切る
・リダイヤル
・音量の調節
・曲の再生や一時停止
・曲の選択
リモコンによってそれぞれの機能を操作する方法は異なります。リモコンが操作しやすいかどうかという観点から、ワイヤレスイヤホンを選ぶ方法もあります。
ノイズキャンセリングとは、ノイズを抑えることにより音がクリアになる機能のことです。
ノイズキャンセリング機能によってノイズが抑えられる理由を簡単に説明すると、ノイズをかき消す音が発せられるためです。つまり、音と音が中和される状態となり、それによってノイズはほとんど消えてしまいます。
通話するときの音質や、音楽を聴くときの音質にこだわりたいなら、ノイズキャンセリング機能がついているハンズフリーイヤホンを選ぶことがおすすめです。
防水機能は雨や汗などからイヤホンを守る機能、防滴機能はホコリなどからイヤホンを守る機能を指します。
ジョギング中、あるいは雨が当たりやすい場所でハンズフリーイヤホンを使用する場合は、防水機能がついているものを選びましょう。
また、工事中の現場など、砂ぼこりが舞う場所で使用することが多い場合は、防滴機能がついているハンズフリーイヤホンが適しています。
ハンズフリー通話をするためには、スマホのスピーカー機能を利用する方法と、ハンズフリーイヤホンを使用する方法があります。
スマホのスピーカー機能なら、スマホを操作するだけでハンズフリー通話が簡単にできます。
ハンズフリーイヤホンを使うと、通話で利用できるほかに、スマホで音楽を聴くことも可能です。ハンズフリー通話の機能以外に音楽を聴くなど他の機能も利用したいなら、ハンズフリーイヤホンが適しています。
このように、現在ではスマホを持たなくても通話することが可能となりました。ハンズフリー通話の機能を活用しながら、気軽に通話をしてみてはいかがでしょうか。
PHOTO:PhotoAC/Pixabay
TEXT:PreBell編集部
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