初心者がとりあえずパソコンを買うならどこまでスペックのものが必要?
最近、スマホやタブレットの普及によって、パソコンを持たない人も増えてきました。
しかし、現在でもパソコンはビジネスシーンで欠かせないツールのため、購入して使いこなしたいという方もいるでしょう。
また、動画編集やプログラミング学習をしたい人にとっても必ずパソコンが必要になります。
一方で、パソコンの種類が多すぎて何を選べばいいかわからず、購入に踏み出せないという方も少なくありません。
そこでこの記事では、初心者の人向けにパソコンの選び方について詳しく解説します。
POINT
- パソコンは使用目的を明確にしてから選ぶ
- 初心者の場合、サポート体制が整っているメーカーの製品がオススメ
- 用途に合わせてOS、メモリ、ストレージ、画面サイズの観点で選ぶことが大切
初心者が失敗しないパソコンの選び方について、以下の3つを詳しく紹介します。
● パソコンの使用目的を明確にする
● 価格を確認して選ぶ
● サポート体制で選ぶ
購入前に、必ずパソコンの使用目的を明確にしましょう。目的を明確にすることで、購入すべき機種が絞られるためです。
「ビジネスで使いたい」「プログラミング学習をしたい」などざっくりでいいので、ある程度の用途は決めましょう。
「動画編集をしたかったのにスペックが足りない」と購入後に後悔することを防げます。
使用目的を決めたら、その用途に合うスペックの機種を探し、価格を比較しましょう。似たような仕様の製品でも、メーカーや店舗ごとで価格が違うためです。
メーカーやデザインにこだわりがなければ、同スペックで最安値のものを選ぶといいでしょう。
ただし、中古品を買うのはあまりオススメできません。パソコンに内蔵されている部品が劣化しており、処理スピードが遅かったり、故障しやすかったりするからです。
快適にパソコンを使用できるよう、新品で購入することをオススメします。
初心者の場合、サポート体制が整っているメーカーのパソコンを選びましょう。わからないことがあったときにすぐに対処方法を教えてもらえるためです。
パソコンは誤った操作によるトラブルやエラーがよく起きます。そのため、パソコンに不慣れな方はできるだけカスタマーサポートのあるメーカーかどうかを事前に確認してください。
パソコンのスペックの選び方として以下の要素があるので詳しく紹介します。
● ノートパソコンかデスクトップパソコンで選ぶ
● WindowsかMacで選ぶ
● CPUで選ぶ
● メモリで選ぶ
● ストレージで選ぶ
● ディスプレイの大きさで選ぶ
ノートパソコンかデスクトップパソコンのどちらかを選びましょう。
初心者の方の場合、基本的にノートパソコンで充分です。持ち運びが可能で、置き場所に困らないため利便性が高いです。
最近のノートパソコンは高性能な機種も多く、動画編集などの負荷の重い業務でも問題なく扱えます。
デスクトップパソコンはノートパソコンで対応できないほど負荷のかかる作業をしたい方にオススメです。
オンラインゲームをタイムラグなくスムーズにやりたい人はデスクトップパソコンを選びましょう。
部品のカスタマイズ性も高いため、自分自身に必要なだけの性能を追求できます。
パソコンにはOSというコンピューターを操作するためのシステムがあります。
OSにはさまざまな種類がありますが、よほど理由がない限りWindowsかMacを選びましょう。
WindowsはMicrosoft社のOSでほとんどのメーカーに搭載されています。一方、MacはApple社のOSで、MacBookに使われています。
初心者の方の場合、どちらを使っても特に問題ありません。対応しているソフトウェアが豊富なため、「あのソフトが使えなくて困る」というケースは少ないでしょう。
ただし、WindowsとMacで操作が異なるコマンドがあるため、WindowsからMacに変える場合、使い慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。
CPUはパソコンの演算処理を行う装置のことです。性能が高いほど処理をスピーディに行え、負荷の重い業務でも快適に使えます。
現在、多くのパソコンでIntel社のCore iシリーズというCPUが使われています。Core iシリーズは3?9まであり、数値が大きいほど処理能力が高いです。
ゲームや動画編集、データ処理の多いアプリケーションの開発をしたい方はCore i5以上、それ以外の用途であればCore i3がオススメです。
メモリはCPUの処理するデータを一時保管できるパーツのことです。メモリの容量が大きいほど処理能力が高くなります。
複数のソフトを動かすときや、CPUに負荷がかかる作業でもスムーズな操作が可能です。
メモリの容量が8GBあれば、Office製品の操作や動画視聴は問題なくできます。ゲームや動画編集をしたい方は16GB以上のメモリが望ましいです。
ストレージとは、ソフトウェアや写真、文章ファイルなどあらゆるデータを保存する場所です。容量が大きいほど多くのデータを保存でき、処理スピードも高くなります。
一般的なノートパソコンでは、SSDとHDDのどちらかがパソコンに内蔵されています。
SSDはSolid State Driveの略で、消費電力が低く、データの読み書きが速いのが特徴です。一方で価格が高くなるというデメリットがあります。
HDDはHard Disk Driveの略で、安価で購入でき、大容量の保存ができます。ただし、SSDよりもデータの読み書きが遅いです。
どちらを選ぶかは、用途や予算に応じて選ぶことをオススメします。
画面の大きさで選ぶことも大切です。
ノートパソコンには6~18インチまで画面サイズがあります。
画面サイズが大きいほど、一覧できる情報が多く操作しやすいですが、重量が重くなるため、持ち運びが大変です。
そのため、作業性を重視するなら17~18インチのパソコンを、作業性と携帯性のバランスを取るなら13~15インチがオススメです。
もし18インチ以上のサイズで画面を見たいのであれば、デスクトップパソコンにするか、ノートパソコンに18インチ以上のディスプレイを接続して使うことをオススメします。
初心者がパソコンを選ぶときは、必ず使用目的を決めてから選ぶことが大切です。
用途を明確にすることで必要な性能がわかります。似たような仕様の製品の中から価格を比較し、安い製品を選ぶことを推奨します。
ただし、トラブルが起きたときに対処できるか不安な人はカスタマーサポートが充実しているかも購入前に確認してください。
また、パソコンの性能はOSやCPU、メモリ、ストレージの観点で選びましょう。負荷のかかる作業を行う人ほど、高性能の機種がオススメです。
パソコンを快適に利用するためにも、自分にぴったりの製品を徹底的に調べて購入しましょう。
PHOTO:iStock
TEXT:PreBell編集部
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