生産性爆上がり。「Sidekick」というブラウザがすごい
2010年以降のインターネットの発達に伴い、インターネットブラウザを使用するユーザー数が大きく伸びました。
それに伴い、多くのインターネットブラウザが存在しています。
実際、メインのインターネットブラウザだけで6個(Chrome、Firefox、Edge、Safari、Opera、Samsung Internet)存在しています。
こういったメインのインターネットブラウザは聞いたことがあっても、最近出てきた「Sidekick」というネットブラウザについて聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?
この記事では、初心者にも分かりやすく「Sidekick」とは何であるのか、その市場についても解説をしていきます。
POINT
- Sidekickとは、仕事の生産性の向上に特化した、新しいウェブブラウザ
- ブラウザの機能面としては、AIがメモリ消費を抑えてくれる、自動で広告をブロックしてくれる等の機能がある
- ブラウザの操作面としては、ブラウザ内での画面分割機能、サイドバー機能が搭載されている
- すでにIT大手のMicrosoftやUber、Slack等で採用がされているウェブブラウザ
目次
Sidekickとは、「仕事の生産性の向上」に特化した新しいウェブブラウザです。
生産性を向上するために、大きく分けて2つのポイントを抑えて作成されています。
・無駄な時間を削減する
・使いやすさを向上させる
1つ目に、Sidekickは無駄な時間を削減することを目的に作成されています。
ウェブブラウザを使用して仕事をしていると、仕事に関係の無い無駄な時間が発生することがあります。
たとえば、見たくない広告が出てきて時間が取られてしまったり、タブを多く開いてPCの速度が重くなってしまったりすること等です。
その時々は数秒程度の無駄かもしれませんが、これが積み重なると大きな時間になります。
このような、仕事に関係の無い時間を徹底的に削減するようにSidekickは作成されています。
2つ目に、Sidekickは「使いやすさ」を重視して作成されています。
SidekickはGoogle chromeをベースに作られているため、操作性はGoogle Chromeに非常に近いです。
ですが、こういった従来のウェブブラウザの機能に加えて、「生産性の向上」を重視した機能が追加されています。
たとえば、よく使うウェブアプリケーションを登録しておける、「サイドバー機能」等がついています。
「生産性の向上」を目指して、「無駄な時間の削減」と「使いやすさの向上」を意識して作られたウェブブラウザがSidekickです。
具体的にどのような機能があるのか、以下の章で解説していきます。
Sidekickは、「無駄な時間を削減する」ことを意識したブラウザの機能を持っています。
具体的には、主に以下2つの機能が存在します。
・広告ブロック機能が標準搭載されている
・AIが使っていないタブを自動的にサスペンドして、メモリ消費を抑えてくれる
以下に詳しく解説していきます。
1つ目が、「広告ブロック機能が標準搭載されている」点です。
Sidekickのブラウザには広告をブロックする機能が標準搭載されています。
この機能をAd blockerといいます。
ウェブサイトを閲覧していると、広告が目に入ってきてしまい、気になってしまったり、気を取られてしまうことがあります。
これを防ぐことにより、生産性を高く保って仕事をすることが出来ます。
必要な広告に関しては、「ホワイトリスト」に登録して、広告を見える状態にすることも可能になっています。
2つ目の機能が、AIが使っていないタブを自動的に停止して、メモリ消費を抑える機能です。
ブラウザで多くのタブを使用していると、その分デバイスのメモリ使用量が増えて、デバイスのパフォーマンスに影響することがあります。
閲覧しているページの内容等によっても変わりますが、一般的に20個以上のタブを開いていると、1GBほどのメモリを使用することになります。
Sidekickでは、このメモリ消費を抑える機能があります。
Sidekickに搭載されたAIが使っていないタブを自動的に機能を停止して、メモリの消費を抑えてくれます。
こうすることで、大量のタブを開いていても、快適にPCの動作をすることが可能になります。
Sidekickは、機能面だけではなく、操作面も仕事の生産性の向上を意識した作りになっています。
具体的には、以下2つの機能が搭載されています。
・ブラウザ内での画面分割機能
・ブラウザ内でのサイドバー機能
以下に詳しく解説していきます。
1つ目の機能が、同一ブラウザ内での画面分割機能です。
Sidekickでは、最大3つまでのタブを同時に表示することが可能です。
こうすることで、何かのウェブサイトを閲覧しながら、Google Document等のウェブ上のメモアプリにメモを取る等の作業が可能になります。
通常、PCのデバイス上で分割機能が存在することがありますので、従来のウェブブラウザでもブラウザを2つ開けば分割自体は可能です。
ですが、ウェブブラウザ内で分割することにより、ウェブブラウザを2つ開く手間やメモリの使用量を削減することが可能です。
2つ目の機能が、ブラウザ内でのサイドバー機能です。
sidekickでは、よく使うページを左側に常に表示させることが可能です。
常に表示させることにより、素早く必要なウェブアプリやページを開くことが可能です。
通常のブラウザは「お気に入りを選択」→「新しいタブで開く」という手間がかかります。
ですが、Sidekickの場合はその手間をカットすることが可能になっています。
1回数秒の操作ですが、積み重なると大きな時間となります。
こういった機能を通じて、生産性を向上しながら仕事をすることが可能になっています。
Microsoft EdgeやGoogle Chrome等の長く使われているブラウザがある中で、Sidekickは人気を博しています。
2020年11月にローンチされた新しいブラウザにも関わらず、MicrosoftやUber、SlackやMeta等の大手のIT企業にも採用されています。
大手の日本企業では採用されてはいませんが、大手のブラウザがシェアを占めている中で、わずか数年でここまでのIT企業が採用しています。
この流れを受けて、今後の日本企業での採用も近いかもしれません。
電子書籍を提供している企業のサービスが終わった場合、読めなくなる可能性があります。提供元にもよりますが、返金対応などで本自体は読めなくなる場合もあるでしょう。
Sidekickは「仕事の生産性向上」を目指して作成されたブラウザです。
機能面では広告の自動ブロックが標準装備、操作面ではブラウザ内での画面分割等が搭載されています。
この機能性の高さから、MicrosoftやUber、Slack等のIT企業でも積極的に導入されています。
個人でも無料ダウンロードが可能なブラウザであるため、ぜひ自分自身でもダウンロードして使ってみてください。
PHOTO:iStock
TEXT:PreBell編集部
この記事を気にいったらいいね!しよう
PreBellの最新の話題をお届けします。