各サービス利用に必要な通信量とは?目安となるデータをご紹介
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2024.02.29 各サービス利用に必要な通信量とは?目安となるデータをご紹介

通信量の使いすぎで速度制限がかかったり、データ容量が不足して課金した経験はありませんか。

Webサイトの閲覧・動画視聴などスマホの利用は様々ですが、サービスの使い方にあわせたデータ容量プランを契約しないと、ギガ不足になってしまいます。

この記事では1GBでできる目安を紹介し、使い方によって月々のデータ通信量がどれくらい必要になるのかを解説します。

さらに、データ容量プランの選び方も紹介するので、契約中のスマホのプランやインターネット利用料の見直しにぜひ役立ててください。

各サービス利用に必要な通信量とは?目安となるデータをご紹介

1GBあれば何ができる?各サービスの通信量

1GBあれば何ができる?各サービスの通信量

Webサイトの閲覧や動画の視聴など、1GBでできることの目安は次のとおりです。

Webサイトの閲覧 ニュースサイトで約3,400ページ
メールの送受信 約2,000通(添付ファイルを含めて500KB/1通の場合)
動画視聴 YouTubeの中画質(480p)で約2時間
音楽再生 Spotifyの標準音質で約250曲(1曲あたり5分とした場合)
SNS LINE ・音声通話:約55時間30分
・ビデオ通話:約3時間15分
Instagram ・フィード投稿の閲覧:約1時間10分
・動画・ストーリーズ閲覧:約2時間20分
・インスタライブ閲覧:約2時間50分
Twitter ・タイムライン閲覧:約4時間
・動画・外部コンテンツ閲覧:約3時間30分
Web会議ツール Zoom ・カメラオフ:約24時間
・カメラオン:約1時間40分
Google Meet ・カメラオフ:約30時間
・カメラオン:約1時間40分

一般的に動画を含むサービスは、音声通話やテキスト中心のウェブサイト閲覧よりも多くの通信量を消費します。しかし、Instagramなど高画質でアップロードされることが多い写真(フィード投稿)を閲覧する場合は、動画・ストーリーズ閲覧よりも多くの通信料を消費します。

また動画は、画質によって消費するデータ通信量が異なります。

画質 1時間に消費する通信量の目安
144p 約0.1GB
240p 約0.2GB
360p 約0.3GB
480p(アナログテレビの標準画質) 約0.5GB
720p(地上デジタル放送開始以降のテレビの標準画質) 約1GB
1080p(フルハイビジョン) 約2GB

動画のきめ細やかさを示す「p(プログレッシブ)」の値が大きいほど高画質になりますが、通信量は多くなります。

月々に使うデータ通信量の目安

Webサイト閲覧・動画視聴・Web会議など、どのようなサービスをどのくらい使うかによって、月々に必要なデータ通信量の目安は異なります。

利用用途の例と、月々に使うデータ通信料の目安をみていきましょう。

サービスの使い方 月々に使うデータ通信量の目安
ゲームアプリやWebサイトの閲覧を隙間時間にする程度 1GB~3GB
Instagramに写真・動画を頻繁に投稿
Web会議ツールをカメラオンでひと月に数回ほど利用
10GB以上
動画の視聴やWeb会議をカメラオンで頻繁に利用 30GB~50GB程度

写真・動画のアップロードやカメラオンのWeb会議などを日常的に利用する人は、データ通信量が10GB以上必要で、頻繁に動画を視聴する人は30GB~50GB程度が必要になる目安です。

動画視聴の目安として、YouTubeで中画質(480p)の動画を1時間程度視聴した場合は約0.5GB、高画質(1080p)の動画を1時間視聴した場合は約2GB消費します。

データ容量プランの選び方

データ容量プランの選び方

データ容量プランを選ぶときのおもなポイントは次の2つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。

料金で選ぶ

まずは料金を確認しましょう。通信会社によって提供されているプランが異なります。

キャリアや格安SIMの料金の目安は次の通りです。

大手3キャリア(無制限プラン) 約4,500円~7,500円
格安SIM(大容量プラン) ・20GB:約2,000円~3,000円
・30GB:約2,800円~4,400円
格安SIM(低容量プラン) ・1GB:約600円~1,000円
・3GB:約900円~1,500円

格安SIMの場合は、提供しているプランが幅広いので、自分が普段利用する容量を参考にして、お得に利用できるプランを探すとよいでしょう。

また、データ通信量が少なめの低容量プランとモバイルルーターや光回線を併用する場合の料金の目安は、モバイルルーターは約3,300円~4,000円ほど。光回線は、マンションタイプで約4,000円~5,000円、戸建てタイプで約5,000円~6,100円ほどです。

モバイルルーターは開通工事の必要がなく、すぐに利用できる点が魅力ですが、無制限プランであっても一定期間内に大量のデータ通信をおこなうと、通信速度が制限されることがあります。

光回線は、開通工事に時間がかかったり、モバイルルーターよりも料金は高くなったりしますが、安定した高速通信を無制限で利用できるのが魅力です。

通信量で選ぶ

実際にどれくらいのデータ容量を使用しているのかを確認してから、プランを選びましょう。

iPhoneの場合は「設定」アプリを開き、「モバイル通信」をタップすると、今までのデータ通信量を確認できます。

Androidの場合は「設定」から「アプリと通知」を選択し、「利用時間」に進んで「ダッシュボード」を開きましょう。アプリごとに1日の利用時間が表示されます。
※使用する端末やOSのバージョンによっても方法は異なります。

また、契約しているキャリアのマイページでも確認することが可能です。

利用内容 1時間のデータ通信量
Webサイトの閲覧 約0.016GB(テキスト中心のサイトを1時間で40ページ閲覧として計算)
YouTubeの視聴 ・中画質(480p)で約0.5GB
・高画質(1080p)で約2GB
Spotify ・標準音質(96kbps)で約0.043GB
・高音質(160kbps)で約0.072GB
LINE ・音声通話:約0.02GB
・ビデオ通話:約0.3GB
Instagramの閲覧 ・フィード投稿の閲覧:約0.86GB
・動画・ストーリーズ閲覧:約0.43GB
・インスタライブ閲覧:約0.35GB
Twitterの閲覧 ・タイムライン閲覧:約0.25GB
・動画・外部コンテンツ閲覧:約0.29GB
zoom ・カメラオフ:約0.04GB
・カメラオン:約0.6GB
Google Meet ・カメラオフ:約0.03GB
・カメラオン:約0.6GB

1日分のデータ通信量がわかったら、その30倍をひと月分の目安としてプランを選びます。OSやアプリのアップデート分も考慮して、1.5GBほど余裕を持たせましょう。

また、「月に200GB以上使いたい」など大容量のデータ通信をおこなう場合は、光回線との併用もおすすめです。

まとめ

一般的にYouTubeの動画視聴やInstagramの閲覧は、動画や画像の解像度によっても使用する容量が異なります。

毎月、思ったより使いすぎて速度制限がかかっていたり、データ容量不足で課金したりしている人は、契約プランの見直しをおすすめします。

大容量プランに切り替える方法か、格安SIMの低容量プランとモバイルルーターや光回線を併用することで、毎月の料金を抑えつつお得に利用できる場合があります。

光回線は料金が高いというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、リーズナブルな金額でシンプルに利用できるサービスもあります。

大容量プランやモバイルルーターと比較して、金額があまり変わらないのであれば、高速通信が可能な光回線も選択肢の1つとしておすすめです。

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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