ピクセル女ってなに!?SNS別、りょかちが教えるNGプロフィール写真
ネット上での私たちの顔となるプロフィール写真。でも、実はそんなプロフィールで、出会いの機会やビジネスの機会が減ったりと、損をしていることが多いかも? このSNS全盛の時代、大きく印象に関わるプロフィールを効率的に活用するため、ネット文化探求女子・自撮り女子のりょかちさんから、彼女自身そして周りへのリサーチを元につくった、SNS別NGプロフィール例を教えてもらいました。
インターネットのローカルアイドル(自称)
りょかち
IT企業で働くかたわら、幻冬舎plusでインターネット文化を語る「インカメ越しのネット世界」を連載、電子書籍化。勢いに乗っている、インターネットのローカルアイドル(自称)
今回とりあげるのは「マッチングアプリ」と「Facebook」の2つ。Twitterは用途が多岐に渡るということで除外しています。
目次
- マッチングアプリのNGプロフィール写真
- FacebookのNGプロフィール写真
対面の情報が全くない状態で出会うマッチングアプリこそ、プロフィール写真が重要です。自分がNG例に当てはまっていないか、チェックしてみましょう!
私みたいに自撮りを詐欺レベルで盛って撮って、それをプロフ写真にするのはNGです。撮影角度の工夫やアプリを使えばいくらでもよく撮れるので、いざ会おうとなった男性の落胆度合いはすごいことになっちゃいます。マッチングアプリでは期待度調整をすべき。プロフィール写真で期待を上げすぎると、最初のデートで「会ってみたらかわいくなかった」という印象を持たれてしまい、次のデートにつながりません。「思ったよりかわいかった」という印象を与えられれば、次につながりますよ。
どれが本人なのか分からない写真ではプロフィール写真にする意味がありませんよね。見る側が、どの人が本人なのか判断がつかないばかりか、自分に自信がない人のようにも見えてしまいます。私の知り合いの男性は「自分より可愛くないコを引き立て役にしているみたいで性格悪く感じる」と言っていました。一方でそれとは逆に、自分よりもかわいい子をエサに使っている人もいるようです。いずれにしろ、多人数で写真撮っている人に声をかけるって賭けになっちゃうので、相手が自分じゃない女の子を「いいな」と思っている確率も高い。正々堂々と自分が輝いているわかりやすい写真を使うのが良いと思います。
プロフィール写真の画質が悪いと、スパムアカウントっぽく感じられてしまいます。Facebookのスパムアカウントにも画質が悪いプロフィール写真がよく使われていますが、そのイメージなのかもしれません。「若者ならみんなスマホを持っている現代なのになぜ!?」と思いますよね。スパムじゃないとしても変な人なんじゃないかという予感がする。怪しすぎる。あとは単純に顔が見えないという不満もあるみたいです。
マッチングアプリの達人に聞いたところ、「かわいい!」のピークをオンラインではなく最初のデート(オフライン)に持ってきて、その後のコンバージョンにつなげるのが女子の基本だそう。おすすめなのは、わざと暗いところで撮った「なんとなく可愛い気がする」と想像を挟む余地があるくらいの写真。具体的には、誕生日ケーキに立てられたロウソクの火で顔が照らされているような写真や、顔を伏せている横顔が良いですね。
私の周りで一番不評だったのが、鏡の前などで筋肉を見せている人です。「なんで筋肉をそんなにアピールするのか。怖い」って。本当にマッチョなら服を着ていてもなんとなくわかる。「鍛えているんだなあ」って服の上からわかるぐらいがちょうどいいセクシーですよね。鏡の前で半裸して自撮りまでしちゃうと、セックスアピールがすごいし、なんだかナルシストに見えてしまう。
自宅の洗面台で自撮りをしている方、けっこういるのですが、洗面台の鏡が汚れている写真がけっこう多いです。自撮りの背景が汚かったり洗濯物がぶら下がっていたりすることもありますが、不潔なだけじゃなく、詰めの甘さから仕事ができなさそうな印象まで受けます。男性はとにかく安全感と清潔感が大事です!
カメラに近すぎて、顔だけしか写っていない写真もまずいです。「よくその情報(顔)だけで戦おうと思ったな!」なんて結果に…。もちろん顔も大事だけど、顔だけと出会うわけではないので、全身を写してその人の雰囲気がわかるような写真をUPしておきましょう。さらに言えば、楽器を演奏しているところとか、スポーツしているところとか、趣味が垣間見える写真にした方が良いと思います。その方が女子としても「サッカー好きなんですか?」とか会話しやすくなるので。
マッチングアプリは笑いをとるところではありません! 道路に寝転んでる写真とかよくわからないコスプレとかを設定されても、どう受け取っていいのかわからない。Twitterとかで大喜利みたいな写真を上げるイメージでプロフィール写真を設定していると「ここはTwitterじゃない!」と思われてますよ!
マッチングアプリの場合、男性は女性と違ってマッチもそんなにしないうえに、メッセージのやりとりのために課金しないとダメですよね。だから女子とは逆にオンラインにピークを作った方がいいです。そのためには「この人だったら会ってもいいかも」っていう安心感と清潔感が重要です。目指すべきはサッカー部男子の爽やかさ!
アーティストやサブカルを演出するんじゃなくて「普通」に。ニッチな層はともかく、女子は基本的に普通の男性と恋愛したいんです。〈ファイン・ボーイズ〉の表紙みたいなファッションをして、スタバに行くっていう量産型を目指して欲しいですね。1枚目の写真は寄りすぎないバストアップで他人が撮ってくれた量産型的な写真。それと、身長・体格を重視する子が多いから、友だちと写っている写真を2枚目に。3枚目あたりではじめて趣味の要素を出してくるくらいがベストじゃないでしょうか。
ビジネスシーンでつながることも増えてきているFacebook。ここでは、出会いを求めているわけではないだけに、マッチングアプリほど気をつけるべきことは少ないよう。とはいえ、気を抜くのは禁物です!
全身写真は顔がまったくわかりません! Facebook上の友達があなたのプロフィール写真を見るのは、近況を投稿したときに小さく名前の横に表示されるアイコンくらい。あのサイズなら、マッチングアプリとは逆にちょっと寄り過ぎなくらいでいいんです。フィードで誰かわかるようにしてほしい。多少目立つほうがいいですよ。
プロフィール写真を白い背景で撮っている女性は意外に多いです。同じような色合いのアイコンって、タイムラインに埋もれてしまって誰だかわからなくなってしまうんですよね。それから、Facebook=履歴書という発想をするならば、自撮りやプリクラもやめた方がいいんじゃないでしょうか。実際に会う人とつながっているなら、自分の顔が盛れているかどうかよりもナチュラルな印象が大事。しかし、地方で友だちと繋がるためにFacebookを使っているなら、プリクラでもOKだと思いますが。
今回はビジネス上の人間関係がメインのFacebookについて紹介しました。ビジネスという面も考えると、無難な印象だけど誰なのかすぐに思い出してもらえるような写真がいいと思います。無難ななかにも何かしら目立つポイントを作るようにしましょう。例えばLINEの田端さんのプロフィール写真は、スーツでこっちを見ているという定番を抑えた印象ではありますが、バストアップで写真を撮っているし背景も真っ白ではなくて、小さいアイコンでも「田端さんのアイコンだ!」とわかるようになっているんですよね。
それぞれのSNSで誰と繋がっているのか意識して!
りょかちさんが教えてくれたSNS別NGプロフィールを通して見えてくるのは、そのSNSで誰と繋がっているのか、どんな目的で使っているのかを意識することの重要性。そして繋がっている相手がどんな情報を求めているのかということ。ぜひ相手の目線に立ってプロフィールを設定して、素敵なSNSライフを送りましょう!
マンガ:大橋裕之
TEXT:PreBell編集部
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