エアリプに、無言フォロー。Twitterに生息する、どこかで見たことのある5タイプ
国民の多くがSNSを利用している時代。ビジネスのつながりだったらFacebook、リアルな仲の良い友人とのコミュニケーションはLINEなど、SNSもシーンや目的によって使い分けされるようになりました。そんななかで、もっとも現実での人間関係にしばられずに発言ができるのがTwitterです。
インターネット黎明期の掲示板のように、リベラルなカルチャーがいまだ残るTwitterでは、ときに自由すぎる行動をする人々もちらほら。本記事では、Twitterを利用していると(たまに?)遭遇する個性的な5タイプを紹介します。
目次
気づいてほしいような、そうでないような、揺れ動く気持ちーー。いや、それ絶対気づいてほしいでしょ!
通常はTwitterで特定の誰かにメッセージを伝えたいときは@をつけてリプライするのが普通ですが、明らかに特定の誰かに向けてのメッセージを@なしで投稿する、通称「エアリプ」の常習犯。好きな人への気持ちを「今日も君と目があったね」なんてポエム風のエアリプにしたてたり、「おまえ、マジでありえないから!」なんて、特定の誰かへの愚痴をしたためたり。
往々にして思いは届けたい人へは届かず、無関係な不特定多数の人を困惑させる……。いったいどうすればいいの!?
タイムラインがニュースや話題の投稿のリツイートであふれる、リツイート専用ロボット。その名も「R2T2」。合理主義かつまじめなタイプに多く、おもしろネタ担当、政治ネタ担当と、自ら領域を絞っていることも。花粉を運ぶミツバチのように、Twitterの世界でネタを循環させる役割を担います。意外とありがたい存在ではあるが、言葉を発しないため不気味に感じられることもある。ひと言コメントを入れてくれたらいいのに…と思うがそこはやはりロボット。今日も休まずに「RT,RT,RT,RT…」。
「今、起きた」、「これから飯」。何の変哲もない日常のひとコマを、朝から晩まで実況中継。この男にプライベートはないのか? 常にTwitterの人々からの視線に(自ら)さらされ続ける「セルフパパラッチ」。ご飯も話題のお店やメニューなら反応のしようがあるのだけど、ぶっちゃけ本当に普通のご飯。「おまえ、なんでこれ投稿しようと思った!?」とつっこみたくなる、オチもへったくれもないツイート内容に、周囲は基本スルー1択なのです。
Twitterの風物詩ともいえる「炎上」。「ケンカと炎上はTwitterの華」と言わんばかりに、炎上の火種を見つけると一目散に駆け付け、やんややんやの大騒動。「火を消せ!」と叫びながら、油を注いでいるのが、この「野次喜多さん」タイプです。自らも火の中に飛び込み、火元に直接リプライをしたりとTwitterの世界を大いに盛り上げてくる野次馬衆は、Twitterとは切っても切れない関係。ただ、時に叩いていた存在から、強烈なカウンターパンチをくらうこともあるので、くれぐれも火の元にはご注意を。
コミュニケーションツールでありながら、情報がリアルタイムで飛び交うTwitterは情報収集ツールとしての側面も持ちます。そんななか「見る専門」と割り切り、無言フォローでだんまりを決め込んでいるのが「サイレントフォロワー」。SNSで積極的に発言をするのはごく一部だったりもするため、意外と大多数を占めている存在です。ただ「サイレントフォロワー」にかぎって、気になったトピックを現実世界で雄弁に語っていたりもするんですよね。まさに沈黙は金なり。
Twitterをめぐる狂騒。あなたはどのタイプ?
Twitterの世界でユニークな5タイプを紹介しました。時にやっかいに感じるときもありますが、こういった人々がTwitterの自由な空気をつくりあげているのかもしれませんね。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆ならーーなんて言いますが、あなたもひと肌脱いでTwitterの世界に飛び込んでみると、今とはまた違った景色が見えるのかもしれません。
TEXT:PreBell編集部
イラスト:トーマス・オン・デマンド(asterisk-agency)
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