暮らしのネット活用

2020.11.26 みんながやっていても無断はNG!ネットの著作権を知って楽しいSNS投稿を【サイバー護身術】

Twitter、Facebook、Instagram、TikTokなど、SNSの利用が一般的になった今、誰でも簡単に情報発信できるようになりました。しかし、よく考えずに画像や動画をアップロードしていると、知らず知らずのうちに著作権侵害していることもあるのです。

「でも、みんなやってるし、大丈夫っしょ!」と甘く見てはいませんか。この漫画の主人公も、その一人でした。

【登場人物】
斎婆鈍平(さいばあ どんぺい)(41歳)

仕事やプライベートで、よくインターネットを使っている。自覚はないが、ちょっとだまされやすいところがある。

そのアップロード、本当に大丈夫?

河川敷でスマホを見て微笑む鈍平
スマホで見ていたのは話題のアイドルの動画だった
アイドルの新曲をSNSにアップしようとする鈍平
鈍平を注意する後輩

どうやら、推しへの想いが強すぎて、SNSに新曲のMVをアップロードしようとしていたようです。

今回は未遂で終わっていますが、これが初めてだったことを祈るばかり……。なぜならこれは、立派な著作権侵害だからです。

故意に著作権を侵害した場合、10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金、またはその両方が課せられます。

もしも、著作権侵害と知らずにアップロードしてしまっていた場合は、すぐに削除しましょう。犯罪であることはもちろんのこと、フォロワーに権利意識が低い人だと思われてしまいますよ。

自分で撮影したものもNG!

罪の重さを指摘する後輩
グラビアや漫画をスマホで撮ってアップするのもNG
偶然映ったていでテレビを撮ってアップしようとする鈍平
体をつかってNGを伝える後輩

著作権は、音楽、写真、映画、文章などの創作物に対して、プロアマ問わず発生します。それらの創作物を著作者の許可なしに公開したり、内容を変更したりすることは禁じられています。漫画や雑誌、テレビ画面などを撮影したものも同様にNGです。

鈍平さんは「みんなやっているじゃん」と言っていましたが、それで許されるはずはありません。たとえば、SNSのアイコンにアイドルやアニメの画像を使っている人は多く見られますが、もちろんこれも立派な著作権侵害です。

特に漫画は、違法アップロードによる企業の損害が大きいため企業側も厳しく監視しており、過去には「週刊少年ジャンプ」を撮影しYouTubeに無断アップロードした中学生が逮捕された事例もありました。

漫画は一コマでも著作権侵害なので、気軽に漫画のお気に入りシーンをアップするなどの行為もやめましょう。

公式情報のリツイートやシェアなどで正しい応援を

アイドルの応援の仕方を考え直す鈍平

著作権を守った上で、SNS上で自分の好きな曲や映画を広めるにはどうしたら良いでしょうか。

まずおすすめなのは、アイドルなどの公式アカウントに投稿された動画や画像をリツイートなどで拡散することです。この方法なら、著作権を侵害せずに応援することができます。

自分の好きなアイドルや曲、映画などがメディア掲載されたときには、メディアに設置されているシェアボタンを利用してSNSでシェアするのも良いでしょう。

また、自分が歌ったり踊ったりした動画をアップしたいときには、SNSにそのまま動画を投稿するのではなく、「楽曲の権利を管理する団体(JASRAC等)」と許諾契約を締結している動画投稿サイトを利用しましょう。

動画投稿サイトと提携した団体が管理している楽曲であれば、著作権を侵害することなく動画をアップできます。あとは投稿した動画のリンクをSNSでシェアすればOK。動画投稿サイトごとに投稿できる楽曲が異なる場合もあるので、詳しくは動画投稿サイトの利用規約をご覧ください。

TwitterをRTしたり、ブログを書いたり、踊ってみたなどで応援しようとする鈍平
実は後輩も話題のアイドルのファンだった。

最近では、スタジオジブリが自社作品の画像 を「常識の範囲内でご自由に」と無償配布したり、アイドルのライブに撮影OKの時間があったりと、著作権を一部許容するものも出てきました。それらを利用するときには、掲載期間や使用用途など著作者がOKした範囲を確認することがポイントです!

本来SNSは、自分の思いを自由に発信できる場所。著作権に注意して、楽しく発信しましょう。

漫画:トーマス・オン・デマンド(アスタリスク)
監修:小木曽健
文:PreBell編集部

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