Zoomを使って映画研究家になりきるゲーム!友だちの意外な一面が見えました【ミツヒロ新発見!ネットサービス体験記】
マンガ家でライターの斎藤充博さん。「コロナ禍で、友だちとしばらく会えていない……気軽に集まって飲んだり、ゲームをしたりした頃が懐かしい!」などと思っていたころ、Zoomなどのビデオチャットツールを使ったゲームを発見!そこではどんな新発見があったのでしょうか……?
専用ゲーム機がなくてもOK!Zoomなどのビデオチャットツールで遊べるゲーム発見!
「Zoom」や「Google Meet」などのビデオチャットツールを使うことが増えてきました。ものすごく便利だし、無料で相手の顔を見ながら話ができるなんて、ちょっと昔だったら考えられないことです。
こんなツールを仕事だけに使うのはちょっともったいないな、ほかになにかできないかなと思っていました。そんなときに、ビデオチャットツールで遊べるゲームを発見!誰か一人がゲームを持っていればOKで、専用ゲーム機なども不要なんだとか。ちょっとこれは試してみたい!
……ということで、今回はしばらく会っていない友だちとオンラインで集まり、ビデオチャットツールを使って「ボードゲーム」をプレイしてみます。はたしてちゃんと遊べるのでしょうか……?
いざ、リモートでゲーム!めくるめく展開の連続!優勝するのは誰だ!?
インターネットで調べてみると、リモートでできるボードゲームっていろいろとあるようです。今回はその中でも『知ったか映画研究家スペシャル!』(作:黒田尚吾/発売:グループSNE)というゲームを選んでみました。
『知ったか映画研究家スペシャル!』は、カードで架空の映画のタイトルを決めて、あたかもその映画をみんなが知っているかのように話すというゲームです。
このゲームを選んだ理由としては以下の通りです。
・一人が持っていればOK
・値段が手頃(1,980円)
・みんなに話をふれるので、会話が多くなりそう
それでは、『知ったか映画研究家スペシャル!』の詳しいルールを説明します。
1.カードを山札から1枚引き、サイコロを振ります。サイコロの目に対応した言葉を覚えておきます
2.カードをもう1枚引いて、サイコロを振ります。ふたたびサイコロの目に対応した言葉を覚えておきます。
3.1と2で出た2つ言葉を組み合わせて、映画のタイトルとします。この場合は「グレートライス」か「ライスグレート」ですね。
4.この映画についてよく知っているように話をします。話す内容は自由。周りの人は発言に対してすべて肯定しなくてはいけません。どれだけメチャクチャなことを言っていても、肯定するのがルールです。
5.1~4を全員が行い、誰が一番いい感じに語れたかをみんなで決定。今回は多数決で決めましたが、それぞれいいところがあって、決めるのが難しかったですね。
マンガに出した例は僕が話した架空の映画「グレートライス」です。最初「グレート」「ライス」が出たときは頭を抱えましたが、意外と話ができるものですね。
参加者もいい感じにフォローしてくれます。そもそもこのゲームは勝負や競争といった要素がまったくありません。やさしい雰囲気の中でおしゃべりができるのはいいですね。すべて架空ではありますが……。
みんなの素晴らしい「知ったか」で、ゲームは進んでいきました。今回のゲームで出てきた映画と、そのあらすじを明記しておきます。
『グレートライス』
火星でお米を作る人間たちのヒューマンドラマ。
『スプーンころばし』
山陰地方に伝わる謎の風習を追いかけたドキュメント映画。
『もどり歩き』
江戸時代になくなったとされる職業「もどり歩き」を描いた映画。
『釘イス』
密室に残されたのは「釘」と「イス」。ここから主人公たちはどうやって部屋を出るのか。サスペンス映画。
『釘イス』なんて実際に見てみたいくらいです。どなたか映像化してほしい!
そして、僕は今回、Zoomでゲームをしてみて、友だちの知らない一面を知った思いでいっぱいです。
どんなにメチャクチャな話が出てきたとしても、みんなきちんと対応して話を進めていくのが本当にすごい……!そして、「え、そういうジャンル好きだったんだ」など、知らなかった一面も見られて楽しい!
リモートでゲームをするときのポイント3つ
さて、ここまで読んで実際にリモートでゲームをしてみたくなったでしょうか。そんな方のためにリモートならではの特徴や注意点をまとめておきます。
・ルールや道具はシンプルなものがいい
リモートだとルールの説明がちょっと面倒。また道具がたくさんあると、それをWebカメラで写す手間も多くなります。できるだけシンプルなものを選ぶのがよさそうです。
・ルールはリモート用に変えてしまってもいい
『知ったか映画研究家スペシャル!』のルールをこの記事の中で解説しましたが、これはリモート用に僕が少しシンプルにアレンジしたものです。こんなにふうにルールを自由に変えることができるのもボードゲームのいいところですね。
・声以外のコミュニケーションも活用
リモートで参加者の発言が重なってしまうと、ちょっとわずらわしいですよね。発言が重なってしまったことをきっかけに、あまりしゃべらなくなってしまう人もでてきてしまいそう。そんなときのために「挙手」や「チャットの活用」など声以外のコミュニケーションも活用するのがよさそうです。ゲームの始まりにあらかじめみんなに周知しておきましょう。
今回、Zoomを使ってゲームをしてみて、リアルではないですが、「友だちに会った」「一緒に遊んだ」という気分がしました。Zoomなどのビデオチャットツールで遊べるゲーム、クセになりそうです。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。
マンガ・文:斎藤充博
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