お部屋探しはVRで効率化!気になる「VR内見」を体験してみた
PSVRの発売により、一気に一般向けに普及しはじめたVR。さらにはミュージックビデオに活用するなど、メディアアート方面でも使われている例を多く見かけるようになりました。しかし、VRはそれだけじゃありません。私たちの「実生活に役立つ」ものもあるのです。その一つが「VR内見」。一体どんなものなのか、PreBell編集部が体験してきました!
最新のお部屋探しはVRで! お手軽に物件探しができるんです
転勤や転職などのタイミングで引っ越しをするから新しい物件を探したい。そんな時にどうしてもネックになるのが時間や手間ですよね。実際に内見で物件を回る際は、不動産屋さんが車で案内してくれることが多いですが、それでも貴重な休日を使って回れる件数は限られてしまいます。効率的にできるだけ多くの物件を見て比較したい!
そんな悩みを解決してくれるのが、不動産屋さんにいながら、多くの物件を内見して回れる「VR内見」です。さっそくPrebell編集部が実際に体験してみました!
とにかくカンタン。専用ゴーグルを着ければお部屋にワープ
今回伺ったのはVR内見システムと「CREWL(クルール)」というVRゴーグルを開発したナーブ株式会社。上記画像がそのVRゴーグルで、ゴーグルの画面(赤枠部分)にはVR内見をする間取りが表示されています。
ディスプレイの反対側にスコープがついていて、このディスプレイをひっくり返し、ゴーグルの内側に向け、レンズを覗き込むことで「VR内見」が可能になる仕組み。
実際に装着してみると、もうそこは内見したいお部屋の中。首を振って周りを見渡せば、自由に内部を見渡すことが可能です。不動産屋さん側もPCでユーザーが見ている映像を確認していて、部屋間の移動操作は不動産屋さんが行い、ユーザーは通常の内見と同様に気になる部分の説明を受けることができます。
また「CREWL」は動画にも対応しており、VR用に動画撮影された物件であれば、実際に物件内を歩いているような感覚でお部屋を見て回れます。
VR内見を体験して感じた「メリット」
- 移動時間が節約できるので、たくさんのお部屋を見て回れる
やはりこれがユーザーからして感じる最大のメリットではないでしょうか。通常のお部屋探しでは、希望条件を伝えた上で不動産屋さんから提案されるいくつかの候補物件を確認、間取り図や写真をチェックし、実際に内見するお部屋を絞り込んで行くのが基本です。しかし、このVR内見では実際の物件までの移動時間が一切かからないため、次々と気になるお部屋を見て回れるので、非常に効率よく物件をチェックできます。 - まるで現地で見ているかのような没入感
静止画の場合、お部屋の移動こそできませんが、VR用に撮影されたお部屋を自由に見渡せるので、間取り図からは掴みにくいお部屋の「雰囲気」が直感的に分かるのは大きなメリットと言えるでしょう。また天井や床の質感、コンセントの位置間隔なども、そこにいるかのように見渡せるVRならよく分かります。
「VR内見」と実際の「内見」での見るべきポイント
「VR内見」をすることで、実際の部屋に近い雰囲気をイメージすることができます。ただ、部屋の日当たりや、騒音が無いか、近隣の治安の良し悪しなど実際に内見に行って確認すべきポイントがあるのも事実。VR内見でわかることは、あくまでお部屋の中のつくりだけであるということを覚えておいてください。
とにかく時間の節約ができる! さらなる普及に期待したい
こうして実際に体験して見たVR内見ですが、不動産屋さんで「仮内見」のような感覚でたくさんのお部屋を見て回れることはとても便利。今後のさらなる「VR内見」の普及と対応物件の増加に期待したいところです。
「VR内見」は現在、東急リバブルや大和エステート、エイブルなどの不動産屋さんを含め、約500店舗(2017年8月現在)ほどで導入済み。実際の部屋にワープしたかのような感覚を、ぜひ体験してみてください。
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