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2017.11.24 “シェアできる”が鍵。KOOVをはじめると子どもの世界が広がる理由

パソコン、インターネット、スマートフォンの端末にいたるまで、いまやコンピューターは現代の生活になくてはならないもの。そのコンピューターを定義し、制御し、動かしているのがプログラムです。

今後もデジタル化の波がコンピューター関連の仕事を増やし続けるとすれば、これからの時代はユーザーとしてデジタルコンテンツを享受するだけでなく、自らコンテンツを創り出せるクリエイターを育成する必要性がさらに高まってくるでしょう。将来、子どもたちの自己実現のカギを握るのはプログラミング教育といっても過言ではありません。

日本では2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されます。しかし「プログラミング」といっても単にコーディングを教えるのとは違い、プログラミングに役立つ論理的な考え方を養う「プログラミング的思考」を育てることが目的とされているのはご存知でしょうか?

やがて文章を書くのと同じようにプログラミングで自分を表現する時代がやってくるのだとしたら、子どもたちにはいずれ「英語」や「中国語」と同じように「Python」や「JavaScript」のようなプログラミング言語も学んでほしいし、実践的なコーディング技術を身に着けてほしい。

そんなよくばりな親の考えから、家庭でもはじめられる子どものプログラミング教育を意識するようになりました。そして、もともとプログラミング経験ゼロだった我が家がデジタルな未来への水先案内人に選んだのが、今回ご紹介する「KOOV(クーブ)」でした。

目次

「KOOV」は家庭で楽しく学べるプログラミング学習キット

ソニー・グローバルエデュケーションが開発した「KOOV」は、アナログとデジタルを融合させた小学校低学年から使える総合プログラミング学習キットです。専用のブロックを思い思いのかたちに組み合わせて、そこに動き、音、光などを与えるプログラムを加え、自分だけのオリジナルロボットを作ります。できあがった作品はKOOVのアプリを通じて全世界のKOOVプレイヤーにお披露目できるほか、お互いの作品についてコメントし合ったりもできます。

2分でわかるKOOV™(ソニー・グローバルエデュケーション)

KOOVアプリではひとつのアカウントにつき最大4人まで登録できるので、家族全員でKOOVプレイヤーになることも可能。もしご家庭で複数のパソコン、あるいはiPadをお持ちであれば、家族で同時に遊ぶこともできます。「できた!」「難しかった!」「みてみてー!!」などなど、共通の話題で盛り上がると自然と家族間のコミュニケーションも深まります。

KOOVアプリには複数のプレイヤー登録が可能。家族で楽しめますKOOVアプリには複数のプレイヤー登録が可能。家族で楽しめます

KOOVは基本的に自主学習型。パソコン操作などでつまずかないかぎり、子どもだけで取り組めるのも魅力です。親が仕事や家事で忙しい間、子どもがテレビを見ているだけではもったいないですよね。その点KOOVに取り組んでいれば楽しみながら脳ミソをフル回転できるわけですから、親としてはありがたいかぎりです。我が家の場合、子どもたちがKOOVをはじめると1~2時間は集中してくれるので、その間に家事も捗って双方で有効な時間の使い方ができています。

我が家の娘は、どちらかというと文系の小学3年生(習い事は音楽とダンス)。息子はどちらかというと理系の小学1年生(習い事はそろばんと水泳)。このふたりが熱中して取り組める楽しさがKOOVには満載です。KOOVが我が家に来てから半年以上が経ちましたが、その楽しさは継続しています。むしろ、最近「じゆうせいさく」に足を踏み入れたのをきっかけに、ワクワク感がさらに加速したようです。

…とここまでさらりと書きましたが、正直、『KOOVアドバンスキット』のお値段は49,880 円(税抜)となかなか勇気のいる投資でした。せっかく買っても子どもが気に入らなかったらと思うと悩ましい決断で。しかし、実際に購入したら、そのお値段に見合う…いや、それ以上の満足度でした(購入に至った詳細はこちらの記事もご覧ください)。定期的にKOOV体験会も行われているようなので、悩んでいらっしゃる方はまずは試してみるのが近道かもしれません。

たとえば、KOOVを買う前に体験してみたい!という方は、お台場のソニー・エクスプローラサイエンスで実際触れてみるのはいかがでしょうか。KOOVアプリを利用したプログラミング体験イベントのほかにも、12月13日から1月8日まで「トナカイ制作が楽しめるKOOVブロックセット」プレゼントキャンペーンも実施するそうですよ。応募方法はKOOVの作品を「#KOOV」付きでインスタグラムに投稿するだけ。すでにKOOVを利用している人が参加すると抽選で「追加で使える電子パーツ・ブロックの限定セット」がもらえるらしい…と子どもたちに話したところ、さっそくやる気満々な様子です(キャンペーンの詳細は記事の終盤をご参照ください)。

「がくしゅうコース」の手引きに従って作成した「おサルさん」(9歳児作)「がくしゅうコース」の手引きに従って作成した「おサルさん」(9歳児作)

宝石みたいな、パズルみたいなブロック

さて、KOOVの使い方についてもっと詳しくご説明していきましょう。まず、KOOVの最大の特徴はブロックだといっていいかもしれません。従来のように上下に積み上げるだけのブロックではなく、横にくっつけたり、斜めにずらしながらつなげてらせん状にしたりと、自在な組み方により立体的なつくりやすさを実現しています。

ブロックは全部で7種類あり、そのすべてのブロックとブロックのつなげ方は最大420通りもあるので空間認識能力が培われます。また、ブロックには凹凸があり、つなげる向きを合わせる必要があるのでパズルのような難しさも。組み立てているだけで脳がグイグイ刺激されるようで、ひょっとしたら大人の脳トレにも効果的かもしれないと思うぐらい満足度の高いブロックです。

半透明のブロックは接合が自由自在の優れもの、しかも美しい 半透明のブロックは接合が自由自在の優れもの、しかも美しい

KOOVのブロックは見た目の美しさも大きな魅力です。半透明でポップな色合いは「宝石みたい!」と娘がうっとりするほど。ゴツいデザインのプログラミング教材が多いなかで、色がきれいで芸術的なセンスを刺激しそうなKOOVのブロックは貴重かもしれません。半透明のブロックを組み合わせると色同士が混ざり合ってきれいなグラデーションが展開され、これを内側からLEDなどで照らすとなんともきれい。実際、子どものために買ってはみたものの、お母さん自身がファンになってしまったというのはよくある話みたいです(筆者も含め)。

KOOVブロックのなかに光を灯すと、半透明の色が溶けあいなんともきれいです KOOVブロックのなかに光を灯すと、半透明の色が溶けあいなんともきれいです

ブロックみたいなプログラミング

KOOVは「ビジュアルプログラミング」を採用しています。これは「コマンド」と呼ばれるコンピューターへの指令をひとつのブロックとして可視化し、そのブロック同士を組み合わせることにより、子どもでも視覚的にコーディングができる画期的なしくみです。使いやすさや見ためのやわらかさなどに工夫が凝らされているため、ひらがなを読める子どもなら誰でも理解できます。

KOOVのビジュアルプログラミングの一例。ブロックをはめ込むようにコマンド同士をくっつけてプログラムを書いていく。コマンドの系統ごとに色分けされ、ひらがな表記なのも使いやすさの秘訣KOOVのビジュアルプログラミングの一例。ブロックをはめ込むようにコマンド同士をくっつけてプログラムを書いていく。コマンドの系統ごとに色分けされ、ひらがな表記なのも使いやすさの秘訣

実際のプログラム(上の写真)を見ていただくとわかるように、コマンドがひとつひとつブロック型に独立していて、系統によって色分けされ、コマンド同士の関係性も一目瞭然です。

アプリはユニバーサルデザイン仕様なので、文字で説明しなくてもパッと見てわかるように工夫されています。また、文章にルビをふるという設定もできるので、漢字を読めなくても理解できます。KOOVの開発を手がけているソニー・グローバルエデュケーションに聞いたところによると、KOOVプレイヤーの年齢層はとても幅広く、3歳のお子さんから70代の男性までいらっしゃると聞いて納得しました。

KOOVの「ロボットレシピ」と「がくしゅうコース」

「ロボットレシピ」のギターを制作中 「ロボットレシピ」のギターを制作中

KOOVでは「ロボットレシピ」「がくしゅうコース」「じゆうせいさく」の3つのアクティビティから選んで、好きな時に好きなことを学習できます。学習、といっても堅苦しさはまったくなく、むしろゲームのような冒険心をくすぐる設定になっているのも子どもたちがハマる理由のようです。

3D組み立てガイドの一例	3D組み立てガイドの一例

まずは「ロボットレシピ」を参考に、好きなロボットを自分で組み立てるハンズオンなプログラムがおすすめ。ここに用意されている3D組み立てガイドの映像を頼りにひとつひとつブロックを組み立てていくと、いつの間にか消防車ができあがっていたり、バイオリンになっていたり。既成のコンピュータープログラムを組み合わせれば、消防車のはしごを上げ下げしたり、バイオリンを鳴らしたりできる驚きと喜びを体験できます。難易度にもよりますが、ひとつのロボットを完成するのにはだいたい1~2時間かかります。

「がくしゅうコース」はRPGゲームさながらの冒険心をくすぐるデザイン「がくしゅうコース」はRPGゲームさながらの冒険心をくすぐるデザイン

だんだんKOOVに慣れてきたら、次は「がくしゅうコース」へ。現時点では「はじめてのロボットプログラミング」「ブロックアーティストになろう」「プログラミングスキルをみがこう」と「ロボットのしくみをまなぼう」(アドバンスキットのみ)の4つのコースが用意されていて(順次拡充予定とのこと)、それぞれがRPGゲームのようにひとつずつステージをクリアしていく設定になっています。ひとつのステージには複数のミッションが組み込まれており、ミッションをクリアするごとにバッジをもらえるので子どもの収集癖をくすぐるのにぴったり。ゲーム感覚で楽しく遊んでいるうちに、すんなり「IF文」などのプログラミング原理を習得できるつくりになっています。

レシピをシェアすると生まれるステキなこと

さて、ここまではKOOVの基本的な機能や設計について書いてきました。ここからは、KOOVを扱うなかで最も難易度と自由度が高い「じゆうせいさく」についてと、レシピを世界に発信できる“シェア”についてご紹介します。KOOVって、家にこもって遊ぶだけじゃないんです。世界とつながる扉が用意されていました。

「じゆうせいさく」で創造力をカタチにしよう

「じゆうせいさく」はKOOVのなかで一番ハードルが高く、上級者向けです。「ロボットレシピ」と「がくしゅうコース」でプログラミングとブロックの組み方について充分経験を積んだ後で、想像力が膨らんできて自分のオリジナル作品を世に発表してみたくなったらいよいよ「じゆうせいさく」デビューとなります。

ブロックで動物や乗り物など好きなかたちを作り、そこに動き、音、光などを与えるコンピュータープログラムを自分でコーディングします。専用のハードウェアにモーター、ブザーやLEDをつないでプログラムを実行し、自分が意図したとおりにブロック作品が動いたり、鳴ったり、光ったりするまで、何度でもプログラムを書きかえて調整します。

うまくいったときの「やった!」という気持ちがかたちのあるものによって可視化されているので子どもたちの感慨もひとしお。その成果を世界中のKOOVプレイヤーと画像や映像で分かち合うことができます。そして大切なのは、この試行錯誤のうちに自然と「デバッグ」というプログラミングにおいての重要なコンセプトを習得できるので、知らずのうちにプログラマーへのはじめの大きな一歩を踏み出しているということです。

「じゆうせいさく」ではデザイン設計、製作、プログラムの用意からデバッグまで、すべてプレイヤー自身の力でやり遂げなければなりません。毎週平均して100個の新しい作品が公開されるぐらい人気が高い「じゆうせいさく」ですが、「えっ!?これどうやったんだろう?」と驚きと尊敬が入り交じるぐらい精巧な作品がたくさん紹介されています。

たとえば、全世界のKOOVプレイヤーを対象にした「じゆうせいさくコンテスト」の『夏の思い出』をご覧ください。受賞作品はどれもが高度なプログラミングスキルと洗練されたブロックデザインとを融合させた、ワクワクするような力作ばかりです。想像力をカタチにする創造力が見事に結実しているといえます。

このような素晴らしい作品を前にして、ハードルが高すぎてなかなか「じゆうせいさく」に手を出せないでいた我が家でしたが…。今回、思い切って扉を開けてみました。そうすることで、いままでは自宅のパソコンで遊ぶ単なるアプリでしかなかったKOOVが、一気に世界につながるコミュニケーションツールへと変貌を遂げました。

我が家が「じゆうせいさく」にハマったわけ

「じゆうせいさく」をはじめてからの最大の変化は、子どもたちの生活にKOOVが欠かせなくなったことです。KOOVをチェックしない日はないぐらい、アプリを立ち上げては嬉しそうに自分の「じゆうせいさく」のページを眺めていることが多くなりました。

その理由は大人がメールやLINEにハマるのと一緒。コミュニケーションです。お互いの作品にコメントを寄せたり、「いいね!」を押せる機能がついている「じゆうせいさく」は、子どもたちにとっては人生初のSNS(ソーシャルネットワークサービス)なんですね。

6歳児によるはじめての「じゆうせいさく」。プログラムを組まず、ブロックのみの作品です6歳児によるはじめての「じゆうせいさく」。プログラムを組まず、ブロックのみの作品です

実際「スピノサウルス」という作品を発表した息子は、KOOVに公開した瞬間から「だれかコメント書いてくれないかな」とそわそわしっぱなしでした。なかなかコメントがつかないことを気にしている弟を気遣って、姉が「かっこいいスピノサウルスだね!」とコメントを投稿するも、すぐにはページに反映されませんでした。それもそのはず、KOOVの「じゆうせいさく」に寄せられるコメントは、コメントをもらったプレイヤーに承認されるまでは非公開なんです。

KOOVはコントロールされた環境下でプレイヤー同士がやりとりするしくみになっています。コメントをもらった人自身がそのコメントを承認するか、削除するかを決められるので、荒らし行為は皆無ですし、むしろ全体的に見受けられたのはポジティブなコメントばかり。コメントを通じてのプレイヤー同士のやりとりがお互いを勇気づけ、高め合っていると感じました。

コメントを通じて子どもの世界が広がるのも目の当たりにしました。「今日は学校から帰ってきたら新しいコメントあるかなー」と、期待に胸を弾ませながら登校していく息子のうしろ姿を見送りながら、それまでは家と学校というコミュニティーを行き来していただけのこの子に、KOOVという新しい居場所ができたんだと実感しました。

9歳の娘はその後も積極的にコメントを寄せてプレイヤー同士のやりとりを楽しんでいましたが、ふと、「コメントって思いやりが入っているんじゃないかな」とつぶやいたのが印象的でした。KOOVを通じてコミュニケーション能力の向上も確実に期待できそうです。

家族でポジティブなコメントを投稿し合うと、子どもにも「思いやり」の大切さが伝わり実践的なSNS教育になります家族でポジティブなコメントを投稿し合うと、子どもにも「思いやり」の大切さが伝わり実践的なSNS教育になります

子どもが家族以外のプレイヤーにコメントを提供する前に、まずは家族間でコメントし合ってマナーの確認をすることも有効なSNS教育の手段かもしれません。親子でコメントをやりとりすると、承認のプロセスがリアルタイムで確認できるので、コメントがどの時点で「自分だけに見えるもの」から「みんなに見えるもの」に変わるのかが明白になり、より自分の書いた言葉に責任感が伴うようになります。将来、子どもたちがLINEやインスタグラムなどのSNSを使う日が来たときに、KOOVと同じ思いやりの心をもってコメントをできるようになっていたら、親も安心してスマートフォンを持たせられますね。

子どもを安心して遊ばせられる、KOOVの見守り機能

KOOVで見守り機能がついているのはコメントだけではありません。「じゆうせいさく」にアップロードされる作品すべてが、KOOVの開発チームにより適正かどうかを判断されてから公開されているのだそうです。

新しい「じゆうせいさく」の作品がアップされるとまず適正かどうかをKOOVの開発チームがチェックします。公開されるまでは「チェック中」の緑の表示が新しい「じゆうせいさく」の作品がアップされるとまず適正かどうかをKOOVの開発チームがチェックします。公開されるまでは「チェック中」の緑の表示が

いまや「ユーチューバー」が小学生の憧れの職業にランクインする時代。KOOVに映像や画像を公開するのも遊び感覚があって楽しそうですが、ひょっとすれば自由すぎて不適切な作品がアップロードされてしまうかもしれません。その点はソニー・グローバルエデュケーション社がしっかりコントロールしているそうなので、セキュリティが心配で我が家のように子どもにネットを開放していないご家庭でも、KOOVなら安心して使用できそうです。

余談ですが、我が家でKOOVをはじめてからというもの、子どもたちはKOOVを早くやりたいがために集中して宿題を済ませる習慣が身につきました。さらに、いつでもノートパソコンを設置してKOOVに取り組めるように、学習机を常にキレイな状態にキープできるようになりました。意外なところによい習慣づけの機会があるもので、間接的とはいえKOOVに感謝しています。

KOOVはフラットな実力主義の世界

SNSとしてのKOOVの最大の特徴は、年齢というくくりがまったくないことです。プレイヤーが何歳か、何年生かなどは一切不問。年功序列のないフラットな世界です。「大人」「子ども」という区分もないので、プレイヤー同士みな対等なコメントのやりとりができます。「いいね」してくれたプレイヤーがたとえ3歳だろうと70歳だろうとうれしいし、ともだちになりたいという親近感も湧きます。さらに「この作品はこうしたらもっとよくなるよ」というようなアドバイスも年齢に関係なく発言できて、受け取る側も気持ちよく反応できます。

思えば、子ども時代はとかく自分の学年や年齢でレベル分けされがちですよね。「3年生」というとその学年の枠にあてはめられ、比較の対象にされてしまいます。KOOVでは自分の年齢層の可能性に縛られずに、自由な実力主義の世界に身を置くことができます。逆にいうと、大人も子どもになれる世界なのだと思います。

「お母さん」という関係性を捨ててひとりのプレイヤーとして子どもと関わる時、親子の新たな可能性が見えました。それは、子どもを一個人として尊重し、その成長を一歩下がって見守ってあげること。それだけで、筆者の世界観が広がったような気がしています。

KOOVで広がる、子どもたちの世界

「じゆうせいさく」の作品を発表しはじめてから、我が家の子どもたちの世界も広がりました。バーチャルな世界の反対側には実在する友達がいて、KOOVを通じて話し合えるのだと思うと楽しくて仕方がないようです。世界への関心も広がったのでしょう、中国語にも興味を持つようになりました。

現在KOOVには一部自動翻訳機能がついていて、中国語圏のプレイヤーの作品を日本語で閲覧できます(残念ながら、作品につくコメントは今のところ翻訳できません)。今後はKOOVの英語バージョンも予定しているそうで、さらに世界が広がるのが楽しみです。将来的にはプログラミング言語を導入して、直接コーディングができるようにもなるらしいとか。プログラミング初心者と上級者とが肩を並べてロボットを作り、お互いを励まし合うなんて、考えただけでワクワクします。

KOOVが育む、想像力をカタチにする創造力

KOOVの「じゆうせいさく」を使いはじめてから2週間ほど経ったある日。6歳の息子が、こんなことを言って私を驚かせました。

「将来はロボットをつくる人になりたい」。

生まれてはじめて具体的な夢を語ってくれた瞬間でした。

息子はまだプログラムを加えたオリジナルロボットの作成までにはいたっていません。KOOVでは相変わらずブロックでなにやら「発明」しては、こぶりな作品を発表し続けていますが、そういえば最近やたらとロボットに興味を持つようになりました。11月末に東京で開催される「2017国際ロボット展」にも一緒に足を運んでみるつもりです。

楽しみながら、コツコツと楽しみながら、コツコツと

「KOOVで練習する!」と張り切っている様子をみると、KOOVが子どもの想像力を確実に伸ばしてくれているのだなと感謝せずにはいられません。KOOVの多彩なブロックと使い勝手のよいアプリで、できるかぎり想像力をカタチにする創造力をこれからも伸ばしていってあげたいと思っています。

TEXT:山田ちとら

「#KOOV」キャンペーン実施概要

【KOOVをお持ちでない方向け】
ソニー・エクスプローラサイエンスの体験イベントで、「お気に入りのKOOV作品とお子さまの写真」をインスタに投稿して、「トナカイ制作が楽しめるKOOVブロックセット」をゲットしよう!

場所:お台場 ソニー・エクスプローラーサイエンス KOOV展示会場
期間:2017年12月13日~2018年1月8日(SESイベント中)
景品:トナカイ制作が楽しめるKOOVブロックセット(先着100名様)
※先着終了後はKOOVグッズとさせていただきます。予めご了承ください。

【KOOVをお持ちの方向け】
ご自宅から!「お子さまが作ったKOOV作品と感想」をインスタに投稿しよう!抽選で「追加で使える電子パーツ・ブロックの限定セット」をプレゼント!

場所:ご自宅から参加
期間: 2017年11月22日~2017年12月31日
景品:追加で使える電子パーツ・ブロックの限定セット(抽選)
特記:当選者には @koov_jp の公式インスタアカウントからダイレクトメッセージを送らせて頂きます。

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