君はまだスマートスピーカーの本当の実力を知らない…海外でしかできない、未来のGoogle Home活用術5つ
Google Homeのこと、天気予報を教えてくれるスピーカーくらいに思っていませんか?
国内では、音楽プレイヤーやニュース・天気予報の視聴、交通状況の確認、タイマー、スマート家電と連携した家電操作などが一般的に知られている利用方法ですが、実は海外では、まだ国内ではできない、さらに高度で実用的な使い方もされています。
今回はその中から、いくつか主要な例をご紹介します。
オーディオブックを読み上げさせる
本といえば、普通は目で見て読むものですが、「オーディオブック」は、音読された本の内容を耳で聞いて読むものです。
英語設定のGoogle Homeでは、Google Playストアで購入したオーディオブックを音読させることができます。通常、オーディオブックはスマホとイヤホンで聞かれることが多く、通勤時など利用シーンが限られてしまいますが、スマートスピーカーで音声操作ができれば視聴できる場面や場所を増やすことができます。自宅で家事などの作業をしながらでも、どんどん読書を進められるというわけです。洗濯物を干しながら本を耳で読む、ごはんを作りながら本を耳で読む、など…。
また、途中までGoogle Homeに音読してもらった本の続きを、Googleアシスタント搭載のスマホやPCで聞くことも可能です。「毎日忙しくて、本を読む時間なんて全くない。でも、読みたい本はたくさんある」そんな方を中心に、とても便利に使えそうな機能ですね。
料理の仕方や手順を教えてくれる
パソコンやスマートフォンを使えば、いまや数多くのレシピに簡単にアクセスできます。しかし、料理中は手が汚れるもの。次の手順を見たいけど、画面やマウスなどにはできるだけ触れたくない——。そんなジレンマに悩んだことはありませんか。
英語設定のGoogle Homeでは、料理のレシピを検索し、音声で読み上げさせることができます。
もちろん、ひたすら読み上げるのではなく、手順ごとに読み上げを中断してくれます。「OK Google, next!(次の手順へ!)」とユーザーが呼びかけることで、次の手順へと読み上げを進めてくれるのです。もちろん、同じステップを繰り返してもらったり、前のステップに戻ってもらうことも可能です。
また、「塩を何グラム入れればよいのか」、「カロリーはどのくらいなのか」、「バターの代わりにマーガリンを使用しても良いか」などの質問にも答えてくれます。もはや「料理のアシスタント」と言っても過言ではない、優れものでしょう。
なお、Google homeがどのような呼びかけに答えてくれるのかを知りたい方は以下を参照してみてください。
お気に入りのピザや最近頼んだピザを注文する
本国・アメリカのドミノピザと連携し、お気に入りとして登録したピザや、最近注文したピザのなかから出前を注文することができます。たとえば「OK Google,talk to Domino's(ドミノピザを呼び出して)」と話しかければ、直近で注文したピザとお気に入り登録したピザのどちらを注文したいのかと確認してくれますので、任意の内容を話しかければ注文することができます。
ピザが日本よりも日常的な料理である、アメリカならではの便利な機能といえるでしょう。日本でもアメリカでいうピザのように、日常的に注文する出前料理を簡単に注文できるようになると重宝しそうです。
家事中に思いついた用事を音声で登録&リマインドさせる
家事をしている最中に、ふと「やらないといけないこと」が思い浮かぶときって、意外とありますよね。「洗剤のストックが切れたから買わないと」とか、「そういえばトイレットペーパーを切らしていたんだった、忘れてた」とか…。
こういうことは、思いついたときにすぐにメモしておきたいものです。しかし、こういうときに限って、意外とメモ帳もスマートフォンも手元になく、結局忘れてしまった…なんてことがありがち。そこで便利なのが、タスク(=やるべきこと)管理サービスの定番の1つ「Todoist」を使って、Google Homeに呼びかけるだけで「やるべきこと」を追加したり確認したりできる機能です。
「Add a task 'Buy deteragent' (「洗剤を買う」というタスクを追加して)」でやるべきことを追加したり、「Tasks for today(今日のタスクって何だっけ?)」で期限が今日になっているやるべきことを確認したり…といった操作ができます。もちろん、音声経由で追加したやるべきことをブラウザやTodoistのアプリ上で確認することも可能です。まるで秘書を雇ったかのような、便利な機能ですね。
病気を簡易診断してもらう
ベッドから出られないくらい、つらい病気にかかったときって、パソコンやスマートフォンなどの画面を覗きこむことすらおっくうなことがありますよね。
そんなときに便利なのが、連携サービスを利用した病気の簡易診断機能。声による対話形式で、考えられうる病気を挙げてくれたり、その病気について行うべき対処方法を教えてくれたりします。
(例)
Google Home「症状を教えてください」
ユーザー「頭が痛くて…」
Google Home「ほかに症状はありますか?」
ユーザー「身体がだるさが抜けません…」
Google Home「あなたは○○、ないし△△にかかっている可能性があります。」
たとえばもちろん、「これで病院に行く必要が全くなくなる!」というわけではないでしょう。しかし、病気の初期の段階で、病院に行くべきなのか、市販の風邪薬を飲むレベルでも治せるのかなど、その後に取るべき行動を考える参考材料として十分使える機能ではないでしょうか。
Google homeは優秀なアシスタントになれるのか?
以上、5つの例をご紹介しました。
いずれも、Google Homeを単なる「ガジェット」ではなく、「アシスタント」といえるレベルにまで進化させてくれそうな機能です。
こういった例を見ると、まだ日本のGoogle Homeは本当の実力を発揮していないといえるかもしれません。これから日本でも使えるようになる日を、心待ちにしましょう。
TEXT:PreBell編集部
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