NTT東日本とNTT西日本、特殊詐欺犯罪防止の取り組みを強化。無償化になるサービスも。
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2023.04.01 NTT東日本とNTT西日本、特殊詐欺犯罪防止の取り組みを強化。無償化になるサービスも。

NTT東日本とNTT西日本は、3月22日、特殊詐欺犯罪防止として実施する取り組みについて発表した。

発表によれば、実施される取り組みは3つあるという。

1つは、ナンバー・ディスプレイとナンバー・リクエストの月額利用料と工事費を、5月から無料にする取り組み。

発表時点で、固定電話機にかかってきた相手の電話番号を電話に出る前に確認できる「ナンバー・ディスプレイ」は月額440円、非通知で着信をかけた相手に、電話番号を通知してかけ直すよう応答するサービス「ナンバー・リクエスト」は月額220円となっている。

2つ目は、特殊詐欺対策サービスの月額利用料と工事費を、期間内の申し込みかつ5000人に限り0円にするという取り組み。

特殊詐欺対策サービスは、固定電話の通話内容をAIで解析し、特殊詐欺の疑いがある場合は家族などに通知をするというものだ。

3つ目は、4月1日から、特殊詐欺の被害に遭ったなどといった場合に、電話番号変更にかかる工事費を無料にするという取り組みだという。

今回の取り組みに踏み切った背景とは。

オレオレ詐欺や還付金詐欺をはじめとした特殊詐欺犯罪は、2022年には認知件数が17,520件、被害額は360億円以上にも及んでいるといい、深刻な問題として扱われている。

2社は、これまでも特殊詐欺防止のための取り組みを実施していたが、固定電話の利用者は被害に遭いやすいことを考慮し、今回の3つの取り組みに踏み切ったとしている。

利用者が負担する金額が少なくなることで、特殊詐欺被害の防止へと繋がっていくことが望まれる。

【関連リンク】

・特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組みについて(東日本電信電話株式会社・西日本電信電話株式会社)
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20230322_01.html

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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