非ゲームアプリ初の快挙、TikTokの消費者支出が100億ドル突破
「TikTok」の消費者支出が累計100億ドル(約1兆4000億円)に達したと、デジタルインサイトの提供を促進する企業data.ai(旧:アップアニー)が報告した。
この支出の全ては、配信者への「投げ銭」によるものだ。非ゲーム類アプリで消費者支出が100億ドルに達したのはTikTokが初めてだ。
他の非ゲーム類アプリ以外で消費者支出が多いものは、YouTubeやTinder、Disney+などがある。また、日本市場の消費者支出の大きいアプリとしてはピッコマが挙げられた。
投げ銭の概念は、大道芸人やストリートミュージシャンなどに対する謝礼や賞賛として金銭を渡す行為を指し、インターネット上では動画配信者(クリエイター)が公開しているコンテンツに対して視聴者やファンが自ら指定した金額をオンラインで送金するものである。
TikTokとJinri Toutiaoが主要収益源、バイトダンスの評価額2240億ドルに
バイトダンスの2023年1〜3月期決算では、売上が約245億ドル(約34%増)、営業利益が約60億ドル(前年比約2倍)となった。会社は、前年の70億ドルの営業損失を経て、費用削減と赤字脱却に取り組んだ。
主な収益源となったのはTikTokとJinri Toutiao(今日頭条)、これは中国の無料ニュース配信アプリで、22年の売上は前年比38%増の850億ドルを達成した。
また、会社の評価額は2240億ドルとなった。バイトダンスは法人向けサービス「BytePlus」を開始し、英国、韓国、東南アジア、アラブ首長国連邦など30カ国以上で事業を展開している。
BytePlusは、Bytedanceグループが持つ先端技術を外部のサービスに提供するビジネスソリューション事業で、SaaS、PaaS、SDKなど多数を提供している。
【関連リンク】
・TikTok、消費者支出が累計100億ドル突破 非ゲーム類アプリで世界初(36Kr Japan)
https://36kr.jp/267785/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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