新興企業「newmo」がライドシェア市場に挑戦
2024年2月6日、メルカリの日本事業を牽引してきた青柳直樹氏が立ち上げた新興企業「newmo」が、ライドシェア市場への進出を公表した。同社は、業界に旋風を巻き起こすべく、詳細については後日明らかにするとしながらも、新たな移動サービスの提供に向けた意気込みを示した。
日本においては、ライドシェアの解禁に向けた動きが加速しており、2024年4月には新たな形の「日本型ライドシェア」がスタートする予定である。
しかし、newmoは現在の議論が「移動難民」の問題解決に留まり、地域社会が抱える根本的な課題に対する真の解決策とはなっていないと指摘している。
企業の拠点は東京港区の麻布台ヒルズに設定され、Qiitaの創業者である海野弘成氏もエンジニアとして参画するという。
ライドシェア新時代の序章
日本におけるライドシェア事業への参入は、近年の社会状況が大きな影響を及ぼしている。新型コロナウイルスの影響や高齢化による離職でタクシー運転手が減少し、インバウンドの回復によるタクシー需要の増加が、都市部や観光地におけるタクシー不足の問題を深刻化させている。
これを背景に、2024年4月からはタクシー業界の管理下での「タクシー事業者によるライドシェア」が限定的に解禁される。国土交通省はこの新制度に向けて、具体的な案を提示しており、ライドシェアはタクシーが不足する地域や時間帯に限定して運行され、支払いはキャッシュレスを原則とするなどの規定が設けられている。
newmoは、こうした社会的背景に対応し、安全で快適なユーザー体験（UX）を提供するとともに、ドライバーにとっても柔軟な働き方が可能な仕組みを構築することにより、移動の多様性と自由度の向上、さらには日本経済の再活性化を目指している。
- 関連リンク
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新たなライドシェアを目指す「newmo」設立 元メルカリ青柳氏が立ち上げ（Impress Watch）
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1566740.html
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TEXT：PreBell編集部
PHOTO：iStock
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