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米エヌビディア決算、市場予想を大きく上回る ハードウェア関連株が上昇

AI時代を牽引するGPU最大手のエヌビディアは5月22日、米国市場引け後に決算を発表した。2−4月期の売上高は市場予想を大きく上回り、時間外株価は一時7%余り急騰した。テクノロジー株調整への懸念が払拭され、AIブームの再加速が期待される。

同社の決算を受けてハードウェア関連株が上昇。インガルス&スナイダーのシニア・ポートフォリオストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「われわれは技術革命の中にいるが、まだその初期段階にある。今は特にエヌビディアに対して前向きな見方をしないことは本当に難しい」と述べた。

23日、サプライヤーであるアジアの半導体企業である韓国のSKハイニックスは一時3.2%上昇し、日本のアドバンテストは5.2%高。ブルームバーグ・アジア太平洋半導体指数は3年強ぶりの高水準を付けた。

1対10の株式分割が株価上昇を後押し AIラリーは続く見通し

さらに1対10の株式分割の発表で個人投資家の買いを促進し、株価上昇に拍車をかけた。

一方で、エヌビディアのCEOであるジェンスン・ファン氏は、生成AIコンピューティングの需要は「ほぼ全ての産業に大幅な生産性向上をもたらし、企業のコスト効率とエネルギー効率の改善および収益機会の拡大に役立つだろう」と述べた。

CIOのマイケル・サンソテラも、今回の決算はAIラリーが続く見通しをさらに裏付けるものだと語った。

【関連リンク】

・エヌビディア、AI関連株の上昇持続に道開く-投資減速懸念が後退(Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-23/SDX69CDWRGG000

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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