半導体大手NVIDIA、時価総額でAmazonやAlphabetを抜き全米3位に
米半導体大手のNVIDIAが時価総額でMicrosoftとAppleに次ぐ第3位となった。AmazonとAlphabetも抜いた。世界では国有石油会社サウジアラムコに次ぐ4位だ。
NVIDIAの生成AI向け画像処理半導体(GPU)をテクノロジー大手が大量に調達する流れもあり、業績が急拡大している。
チップ再販事業会社の評価額がビリオン超え AI需要が上昇を後押し
このようなAI需要を背景に株価、時価総額共に上昇を続け、2月14日終値で前日比約2.5%の上昇で1兆8300億ドルに達した。この値は1年前と比較すると3倍以上にもなる。株価は年初来高値の更新を続け、年初から49.23%もの上昇を見せている。
AmazonやAlphabetなどのテック企業はクラウドを通じたAIを提供するが、収益貢献が本格化するのはこれからだ。その中でNVIDIAはすでに業績への効果が明確だ。
同社の現在の伸び率はすさまじいが、企業がAIに投資できる予算にも限りがあることを考慮すると、長期的なスパンでは半導体の売り上げも落ち着いていくだろう。
ただ、SalesforceがNVIDIAチップ再販事業の会社Together AIに出資し、その評価額は10億ドルを超えるなどといったニュースもあり、まだしばらくはこの状態が続く可能性もある。
【関連リンク】
・AmazonもGoogleも抜いた。NVIDIA、時価総額で全米3位の企業に(Yahoo! JAPANニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6e68ca1d7ce8376e75d5aeac3f2e6d6974f6e94
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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