2016.09.15 “いざ!”というときに繋がらない!? 外出先でのインターネット接続の落とし穴とは
今や、インターネットは「第4のインフラ」とまで言われるほど、生活に密着したものとなっています。オフィスや自宅はもちろんのこと、屋外でもスマートフォンだけでなく、ノートパソコンやタブレットでインターネットに接続する機会は多いことでしょう。
仕事をするにあたって、外でインターネットにつないで作業することは日常茶飯事。今回はそんな時に気づいたことや、注意点をご紹介いたします。
重たいデータファイルのやり取りには、Wi-Fiが便利
最近はスマートフォンだけで仕事が完結することも増えました。短い連絡はメッセージ、時には細かい作業をスマホのアプリで済ませることもあります。
ただし、最近のスマートフォン用アプリは高機能になった分、ファイルサイズも増加傾向。あまり大量にダウンロードをしていると、あっという間に毎月のデータ通信量の上限に達してしまいます。また、大容量アプリはWi-Fi環境でしかダウンロードできないという場合もあります。
大容量の画像ファイルを取り扱う時も、ダウンロードに時間がかかってやきもきすることがあります。そんな時、モバイルWi-Fiのありがたみを感じます。
複数の機器で同時にインターネット接続したい!
モバイルWi-Fiルーターは、パスワードさえ共有すれば複数の機器を同時にインターネット接続させることが可能です。まだまだ、誰もが持っている機器ではないので、外出先で仕事仲間やクライアントと共有することも少なくありません。
気をつけるのは「充電不足」と「利用可能エリア」
以上のように、モバイルWi-Fiルーターがあれば外出先でのインターネット接続はかなり快適になります。
しかし、モバイルWi-Fiルーターにも弱点が。それはバッテリー。5時間から10時間ほどはインターネット接続できるものがほとんどですが、出張などで長時間外にいるという場合は、モバイルWi-Fiルーターのバッテリーが心配になることもあります。
スマートフォン用のバッテリーを持ち歩く方は多いと思いますが、それだけでは足りないケースも。こまめな充電や、バッテリーの2個持ちなど工夫が必要です。
また、ほとんどの場所で利用は可能ですが、中には利用できないケースがあります。地方ではカバーエリアが各社によって違いますので、出張の際には要注意。また、ビルの高層階では回線スピードが遅くなることもありますので、しっかりとチェックしておきましょう。
外出先での無料Wi-Fiの使用は、セキュリティに注意!
公共施設やカフェで、無料のWi-Fiを提供している場所も増えています。私も便利なので、よく使いますが、気をつけたいのはセキュリティ。機密情報の入ったファイルの送受信など、大事なデータのやり取りには一抹の不安を感じます。実際、無料Wi-Fiで行う作業は、インターネット上での情報収集など、用途を限定するのが得策です。
スマートフォンの回線でもメッセージのやり取りなど、必要最低限の機能は問題ありません。しかし、モバイルWi-Fiルーターなど、いつでもどこでも使える回線を用意すれば、仕事も私生活にも広がりが出ること間違いなし。まずは試してみてはいかが?
TEXT & PHOTO:三浦一紀