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2019.10.10 【Windows7 サポート終了】今使っているパソコンは大丈夫?買い替え必須?使い続けるリスクや移行方法について解説

Windows 7のサポートが2020年1月に終了!今後Windows 7搭載PCを使い続けることができるのでしょうか? それとも買い換えなければいけないのでしょうか? 最新のWIndows 10の特徴を含め、Windows 7ユーザーが今後どうすればいいのかを解説・紹介します。

「Windows 7サポート終了」って、どうなるの?使い続けちゃダメ?

インターネットネコ
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2009年10月22日にWindows 7がリリースされてから約10年が経ちました。マイクロソフトは2020 年1月14日にWindows 7の製品サポートを終了することを発表しています。これからWindows 7はどうなるのか、ご紹介します。

そもそもWindows 7のサポートとは?

これまでマイクロソフトはWindows 7のユーザーに対し、Windows 7をインストールしているPCを保護するための技術的なサポートやWindows Updateからのソフトウェア更新を提供していました。

サポートの終了とは?

Windows 7のサポート終了とともに、セキュリティ更新プログラムを受け取ることができなくなり、Microsoftカスタマーサービスを利用してのWindows 7のテクニカルサポートを受けることもできなくなります。

サポートの終了後、使い続けると、どうなる?リスクは?

サポートが終了したからといって突然Windows 7を搭載したPCが使えなくなるということはありません。基本的なWindows 7の機能は変わらず使い続けることができます。

ただし、Windows Updateからのソフトウェア更新が停止することで、セキュリティ面では大きな不安を抱えることになります。最新のウイルス等のリスクに対応することができなくなり、情報漏洩やPC内のデータが破壊されたり、PCが乗っ取られてサーバーに攻撃を仕掛けるなどの問題にさらされる危険性が増してしまいます。

Windows 7とWindows 10どんな違いがある?

Windows 7とWindows 10どんな違いがある?

Windows 7のサポート終了に伴い、セキュリティ面の不安を抱えながらWindows 7をそのまま使い続けるか、Windows 10に移行するかの選択を迫られることになります。Windows 7とWindows 10にはどのような違いがあるのでしょうか?

Windows 10はウイルス対策や脆弱性緩和機能を標準搭載

Windows 10には高度なセキュリティ機能が内蔵されています。ウイルス、マルウェア、ランサムウェアの脅威から守るファイアウォールやインターネット保護などのセキュリティ機能がビルトインされているため、追加費用なしでセキュリティ対策を行えるのが特徴です。

Windows 10な指紋や顔認証が活用できる

またWindows 10ではログイン時のセキュリティも強化されています。指紋認証や顔認証が搭載され、パスワード不要で速く、安全に、サインインすることができます。

Windows 10の新機能や、7から無くなってしまった機能

その他、Windows 10はマウスやキーボードで操作する重来のPC風の「デスクトップモード」とタブレット風にタッチ操作を行える「タブレットモード」の両方を搭載しています。タッチパネルを搭載したPCであれば、両者を行き来した操作を行うことも可能で、まさに新世代のOSといった使用感です。

その一方でWindows 7から廃止された機能もいくつか。たとえばWindows 7に入っていた「Windows Media Center」アプリが無くなったことで、初期状態ではDVDが観られなくなっています。ただし、別途再生アプリをインストールすることでDVD再生可能。このように、基本的にWindows 7に対し、Windows 10はより多くのことが行えるようになっています。

Windows 10への移行を始めよう

Windows 10への移行を始めよう

ここまで紹介してきたように、Windows 7サポート終了後もWindows 7を使い続けることは可能です。しかしセキュリティ面では非常に大きな不安を抱えることとなってしまいます

さらにWindows 7はすでにリリースから10年が経つOSということで、機能的にも大きく見劣りしてしまいます。

そこでここではWindows 10への移行をお勧めします。Windows 10への移行方法は2つ。「OSのアップグレード」あるいは「Windows 10搭載PCへの買い替え」です。

OSの安定動作という観点からはPCの買い替えをお勧めしますが、お使いのWindows 7搭載PCの性能が以下のシステム要件を満たしていればアップグレードを検討してもいいかもしれません

OSのアップグレード

システム要件を満たしているWindows 7 PC であれば、Windows 10を購入してインストールすることでアップグレードすることができます。

2016年までは無償でWindows 10へのアップグレードが行えましたが、2019年10月現在は有償アップグレードのみが提供されています。

メリット
PCの買い替えに比べ、Windows 10購入費用しか必要とならないため、コストを抑えてWindows 10にアップグレードできます。

デメリット
アップグレード操作の手間がかかるほか、OSのメジャーアップグレードによってゴミデータが発生したりして動作が不安定になる危険性があります。またPCのスペックが十分ではない場合、うまく動作しない可能性も。

パソコンの新規購入

マイクロソフトが「ほとんどの Windows 7 ユーザーには、Windows 10 を搭載した新しいデバイスに移行することが、今後に備えた推奨の手順となります」と公式サイトで記しているように、Windows 10搭載PCを新たに購入することが最も確実なアップグレード方法です。

メリット
現代に最適化されたスペックのPCとなるため、安定した動作でWindows 10を楽しむことができます。

デメリット
OS購入によるアップグレードに比べ、コストがかかってしまいます。

これからも安全にパソコンを利用するためにも、Windows 7ユーザーはWindows 10への乗り換えを検討したほうがいいでしょう。

TEXT:PreBell編集部
イラスト:くまみね
PHOTO:Thinkstock / Getty Images

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