PlayStation Videoとは？ゲームユーザーに嬉しい機能をご紹介！

PS4にはゲーム以外の場面でも活用できる機能が多く搭載されており、その1つに「PlayStation Video」があります。

PlayStation Videoは文字通りビデオコンテンツを視聴するための機能として知られていますが、細かな機能や利用のメリットなどを知らない人も多いことでしょう。

今回はPlayStation Videoの概要や特徴、2019年12月に変更のあった「サービス対応機器」について紹介していきます。

これまでNetflixなどの定額制動画配信サービスで「アニメコンテンツ」を探していた人や、携帯型ゲーム機「PS Vita」でビデオコンテンツを楽しみたい人は必見の内容です。

さまざまな機能を搭載したゲーム機として知られているのが「PlayStation 4（以下、PS4）」です。

PS4にはゲーム以外の場面でも活用できる機能が多く搭載されており、その1つに「PlayStation Video」があります。

PlayStation Videoは文字通りビデオコンテンツを視聴するための機能として知られていますが、細かな機能や利用のメリットなどを知らない人も多いことでしょう。

今回はPlayStation Videoの概要や特徴、2019年12月に変更のあった「サービス対応機器」について紹介していきます。

PlayStation Videoの特徴は3つあります。

PS Store内でコンテンツが探せる
1つ目は、PlayStationユーザーが普段使いする「PlayStation Store」内で映像コンテンツを検索・選択できる点です。

普段からゲームコンテンツの検索・購入を行っているユーザーからすれば、映像コンテンツを同一のプラットフォーム上で購入できるのはストレスフリーな体験といえます。

他社サービスの視聴画面に切り替えて映像コンテンツを見る必要はなく、ゲームコンテンツを検索するのと同じように映像コンテンツを探しだし、購入/レンタルすることができます。

「PlayStationでゲームプレイを楽しみながら、休憩ついでに好きな映像コンテンツを再生する」という体験がPlayStation Videoによって実現します。

購入/レンタルを選択できる
2つ目は、映像コンテンツを購入/レンタルの2つの形態から選べる点です。

PlayStation Videoは定額制動画配信サービスではないため、映像コンテンツを購入/レンタルして視聴を行う必要があります。

映像コンテンツの価格は100円～となっており、購入する「セル版」と期間制限付き配信の「レンタル版」の2種類が用意されています。

これによりPlayStation Storeで映像コンテンツを検索したユーザーは自身の興味や関心度合いに合わせて購入/レンタルを選択することができるのです。

ちなみに、レンタルした映像コンテンツは購入した場合とちがって、ダウンロードを行ったデバイスでしか視聴することができません。

映像コンテンツの購入/レンタルのどちらかで迷った場合は「外出先や携帯端末で視聴するかどうか」で判断すると良いでしょう。

PS Vitaで視聴可能
3つ目は、PS Vita（携帯型ゲーム機）でもスムーズな視聴ができる点です。

国内で利用可能な定額制動画配信サービスは自宅のテレビで視聴されること、Android端末やiOS端末で視聴されることを前提にサービス運用を行っています。

その点でPlayStation Videoは特に差はありません。しかし、携帯型ゲーム機「PS Vita」で映像コンテンツの検索・購入・視聴ができるのはPlayStation Videoの特権といえるでしょう。

また、PlayStation Videoは他社の定額制動画配信サービスと同様に「Android端末」や「iOS端末」でも視聴できるため、PS Vitaが電池切れを起こした場合でも端末を替えて継続視聴することが可能です。

PS4以外の機器、スマホなどにも対応
PlayStation Videoの対応機器は「PS4」をはじめ、「Androidタブレット/スマートフォン」「iPad/iPhone」「ブラビア/ブルーレイディスクプレーヤー」「Android TV」「PS Vita/PS Vita TV」があります。

PS3とWebブラウザは非対応のため注意
ここで注意しておきたいのは、2018年5月15日より「PlayStation 3」でのコンテンツ販売が終了したことです（PlayStation Video公式ページより）。

PS3におけるサービス提供は終了しましたが、ダウンロードリストにあるコンテンツを再ダウンロードすることで視聴を行うことができます。

また、WebブラウザにおけるPlayStation Videoのビデオコンテンツ再生機能も2019年12月17日をもって終了しています（PlayStation Video公式ページより）。

PlayStation Videoを「PS3」「Webブラウザ」で利用する予定だった人は覚えておきましょう。

HDとSD、2つのフォーマットの画質の違い
対応フォーマットにはHD（High Definition）とSD（Standard Definition）の2つがあり、「PS4」「ブラビア/ブルーレイディスクプレーヤー」「Android TV」以外の機器はSD配信となっています。

HD配信は画質サイズにすると「1280×720」であり、動画配信サービスとしては一般的な画質です。地上波デジタル放送より若干劣るレベルですが、視聴するには問題ありません。

SD配信の画質サイズは「720×480」で、アナログ放送やDVDの画質と同じですので、映像を観ている際にはやや気になるでしょう。

また、iOS端末（iPad/iPhone）では映像コンテンツの購入/レンタルができないため、他の機器で購入/レンタルした映像コンテンツをストリーミングあるいはダウンロード再生する必要があります。

そのほか、コンテンツのダウンロードについてはAndroid端末およびiOS端末で自由に行うことができ、携帯型ゲーム機「PS Vita」では一部のコンテンツのみダウンロード可能となっています。

PlayStation Videoの視聴方法は使用するデバイスによって操作が若干異なります。

「PlayStation 4」の場合は、購入/レンタルした映像コンテンツをストリーミング再生することができ、ホーム画面から「PlayStation Video — マイビデオ」「カテゴリー選択」の順で視聴可能です。

「Android端末」「iOS 端末」の場合は、「PS Storeにサインイン」「メニュー」「マイビデオ」「カテゴリー選択」「再生/ダウンロード選択」の順序となっています。

「ブラビア/ブルーレイディスクプレーヤー」の場合は、PS Storeでレンタルした映像コンテンツを再生することができ、「マイビデオ」もしくは「メディアライブラリー」から視聴可能です。

また、レンタル版の映像コンテンツは「購入後30日間」「再生開始後48時間/72時間」の期間で視聴を制限されるため、購入時には注意しましょう。

PlayStation Videoで購入/レンタルする映像コンテンツは「クレジットカード/デビットカード/PayPalアカウント」「ウォレット機能」「プロダクトコード」を使用して支払い処理を行います。

「クレジットカード/デビットカード/PayPalアカウント」を「PSNアカウント/マスターアカウント」に登録することで、ウォレット機能を介さずに支払い処理を行うことが可能です。

また、ウォレットへのチャージは「クレジットカード/デビットカード」「プレイステーション ストアカード」「プレイステーション ストアチケット」「PayPal」「モバイル決済」を通じて行うことができます。

チャージ額は1,000円～20,000円までとなっていますが、決済方法別で上限金額が異なるため事前に調べてから支払い処理を行いましょう。

プロダクトコードは期限に注意
最後に「プロダクトコード」を利用したコンテンツダウンロードについて説明します。

プロダクトコードは12桁の英数字で構成されたコードで、「PlayStation Plus」や「PlayStation Now」の利用権を得ることができます。

追加アイテムや体験版コンテンツ、プロダクトコード入力でしか手に入らない限定アイテムなどを取得できるため、気になる人はチェックしてみると良いでしょう。

プロダクトコードには1ヶ月利用権の1,180円～12ヶ月利用権の6,980円までバリエーションがあり、中には有効期限のついたものもあるため購入時は注意しましょう。

PlayStation Videoは専用アプリをダウンロードすることで、携帯デバイスでも視聴を行うことができます。

定額制動画配信サービスとは異なり、見たい映像コンテンツを自分に合った形態で再生/ダウンロードできるのも魅力の1つといえるのではないでしょうか。

TEXT：PreBell編集部
PHOTO：Pixabay