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2020.08.24 スマートスピーカー「Google Home」「Google Nest」のある生活がしてみたい!スマートスピーカーの使い方をご紹介!

「Google Home(グーグルホーム) 」はGoogleが開発した、家庭用のスマートスピーカーです。また、Google Homeの後継機種として、「Google Nest」シリーズが登場しています。

スマートスピーカーとは、内蔵されているマイクで音声を認識することができるため、音声でさまざまな操作ができる対話型の入力装置です。AIアシスタントと呼ばれることもあります。

すべてのGoogle Homeは、インターネットに接続されており、AIがアシスタントをしてくれる機能が内蔵されています。

Google Homeに、インターネット検索や買い物を頼むこともできるのです。

文字を入力しなくても、しゃべりかけるだけで音楽を再生すること、家電を操作すること、天気予報などを調べることができてとても便利です。

そんなスマートスピーカーの「Google Home」およびその後継の「Google Nest」について、使い方や特徴、Googleのスマートスピーカーでしかできないことなどを、詳しくお伝えしていきます。

POINT

  • Googleが開発したスマートスピーカー「Google Home」は、Googleサービスとの連携が可能
  • Google Homeの第2世代機種として、ブラウザ型のスマートスピーカーも登場!音質なども向上した
  • スマートスピーカーは家電とも連携することができるため、スマートホームを管理するデバイスにもなる
スマートスピーカー「Google Home」「Google Nest」のある生活がしてみたい!スマートスピーカーの使い方を紹介!
目次

Google Homeとは?

Googleが開発したスマートスピーカー 
Google Home(グーグルホーム)は、アメリカのGoogleが開発、発売しているスマートスピーカーです。

スマートスピーカーとしてはAmazonのAmazon Echoが最初に開発されましたが、Google Homeは2番目に開発されています。 

今までキーボードで入力することによって行っていたことが、話しかけるだけで行うことができます。現在ではアメリカだけでなく、世界各地で使われるようになりました。

主に家庭で使うためのもので、Google Homeに向かって「OK Google(オーケー、グーグル)」もしくは「ねぇ、Google」 と呼びかけると、双方向の会話が可能になります。

またGoogle Homeの第二世代機種として、Google Nestシリーズが登場し販売されています。

Google Home、Google Nestの歴史
Google HomeとGoogle Nestの違いを知るために、まずは開発や販売の系譜からたどってみましょう。

2016年3月  Googleがスマートスピーカーを開発していると報道される
2016年5月  「Google Home」が正式に発表
2016年11月 「Google Home」が アメリカで発売開始
2017年4月  イギリスで発売開始
2017年6月からカナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、日本に向けて順次発売を開始
2017年10月 小型で安価な「Google Home Mini」 を発売
2017年12月 大型で高価な「Google Home Max」 をアメリカで発売したが、日本は未発売
2019年10月 Google Home Miniの第2世代である後継モデル「Google Nest Mini」を発売開始。日本は11月に発売

2019年後半以降にリリースされたのが、Google Nestシリーズです。

Google Homeとは?

Google Homeの種類、価格と機能について

Google Homeは全部で5種類ありますが、2020年7月時点で購入できなくなっているものもあります。しかし比較のために、それぞれの特徴や価格、機能についてまとめてみました。

●Google Home

2020年5月末ごろより、アメリカや日本のGoogle公式ストアで「利用不可(No Longer Available)」の表示が出ており、7月末には表示もされなくなったため、販売を終了した可能性が高くなっています。

「Google Home」は、Googleによる初代のスマートスピーカーです。2016年にアメリカで発売開始されて以来、4年あまり販売されてきました。

マイクの性能が良いため、リビングなどの広い部屋でも的確に反応できるという特徴があります。販売していた時の価格と仕様は、以下になります。

定価:11,550円
サイズ:直径: 96.4 mm 、高さ:142.8 mm 
重量:480g
音質:バランスのとれた標準的な音質
無線ネットワーク:802.11b/g/n/ac(2.4 GHz / 5 GHz)Wi-Fi による高速ストリーミング、Bluetooth(R) 4.1 

●Google Home Mini

「Google Home」と同じく、Googleの公式ストアで2020年5月末ごろより、「利用不可」の表示が出ています。一時的な在庫不足の可能性もありますが、販売を終了した可能性もあります。

「Google Home Mini」は、小型で購入しやすい価格です。スピーカーのサイズも小さいため、音声認識などの性能は若干劣ります。個室や寝室などでの利用に適しています。

販売していた時の価格と仕様は以下になります。

定価:3,300円
サイズ:直径: 98 mm 、高さ: 42 mm 
重量:173g
音質:音質はやや劣ります
無線ネットワーク:802.11b/g/n/ac(2.4 GHz /5 GHz)Wi-Fi、Bluetooth(R) 4.1

●Google Nest Hub

「Google Home」のようなスピーカータイプではなく、 タッチスクリーンのディスプレイタイプになっています。ディスプレイに写真や情報を、分かりやすく表示することができます。

音楽だけではなく、動画を再生して楽しむことも可能です。

定価:9,900円
サイズ:奥行き: 67.3 mm、幅: 178.5 mm、高さ: 118 mm
重量:480g
音質:音質は悪くはありませんが、特に良いというほどでもなく一般的なレベルです
無線ネットワーク:802.11b/g/n/ac(2.4 GHz / 5 GHz)Wi-Fi による高速ストリーミング、(注:WPA2-Enterprise は未対応)、Bluetooth(R) 5.0

●Google Nest Hub Max

「Google Nest Hub」と同様のタッチスクリーンのディスプレイタイプですが、ディスプレイサイズが大きいため、リビングなどの広い部屋にも適しています。

連携すると家の照明や施錠の状態などを、ディスプレイで確認することもできるため、スマートホームの管理にも最適です。

「Google Nest Hub」との大きな違いは、カメラが付いていることです。テレビ電話をしたい場合には、「Google Nest Hub Max」を購入すべきでしょう。

定価:28,050円
サイズ:奥行き: 101.23 mm 、幅: 250.1 mm、高さ: 182.55mm
重量:1.32 kg 
音質:低音に深みがあり、立体感や臨場感が感じられるため、音楽視聴にも向いています 
無線ネットワーク:802.11b/g/n/ac(2.4 GHz / 5 GHz)Wi-Fi による高速ストリーミング 、Bluetooth(R) 5.0 、802.15.4 を使用するスレッド プロトコル(2.4 GHz)に対応 

●Google Nest Mini 

低音の機能が初代のGoogle Home Miniの2倍に増強されており、音楽を再生したときに臨場感のあるサウンドが楽しめるようになりました。

音声認識機能も向上しています。

形は「Google Home Mini」と同様の、丸くてコンパクトな形状です。色は白だけではなく、コーラル、チャコール、スカイからも選ぶことができます。

定価:6,050円
サイズ:直径: 98 mm 、高さ: 42 mm 
重量:181 g 
音質:低音が2倍も力強くなりました
無線ネットワーク:802.11b/g/n/ac(2.4 GHz / 5 GHz)Wi-Fi、Bluetooth(R) 5.0、Chromecast built-in

Google Homeの種類、価格と機能について

Google HomeとGoogle Nestの基本機能

現在は大きく分けると、スピーカータイプとディスプレイタイプの2タイプがあります。
以下では、スピーカータイプの「Google Nest Mini 」とディスプレイタイプである「Google Nest Hub」の基本機能をご紹介していきます。

●今日の天気

忙しい朝でも、Google Home、Google Nest に向かって「OK、Google。今日の天気は?」 と話しかければ、今日の天気を教えてくれます。

ハンズフリーで朝の準備をしながらでも、聞くことができる便利な機能です。

●あいさつ

「OK Google、おはよう!」とあいさつすると、「おはようございます。」とあいさつを返してくれます。

あいさつを返してくれるだけではなく、朝に知りたい今日の天気やニュースも教えてくれるところは、Google Home、Google Nestの便利な機能です。

●スケジュール

Googleカレンダーと連携すれば、スケジュールの管理もできます。 「OK Google、今日はどんな日?」と問いかけると、Googleカレンダーに登録されている予定を教えてくれます。

また「次のミーティングはいつ?」 などの質問も可能ですし、逆に「カレンダーに予定を追加して」 と話しかけてスケジュールを追加することもできます。

このようにGoogleの他のサービスとの連携ができるのは、大きなメリットといえます。

●アラーム・タイマー

目覚ましのアラームや、料理のタイマーとしても使うことができます。アラームやタイマーをセットする時も音声で登録することができるため、手間がかかりません。

●音楽を再生

音楽プレーヤーとしても使うことができ、Google Play Musicなどの音楽ストリーミング配信サービスからの再生も可能です。

お気に入りの曲を指定してかけることもできますが、「クリスマスの曲をかけて」「リラックスできる曲をかけて」などのリクエストにも対応してくれます。

Google Nestでしかできないこと

●テレビに接続して動画の再生

「Google Nest Hub」や「Google Nest Hub Max」は、ディスプレイが付いた新しいタイプです。ディスプレイが付いているため、そのまま動画の再生が可能です。

またスピーカータイプの「Google Nest Hub」でも、Chromecastとテレビに接続することで、動画の再生が可能になります。

ChromecastとはWi-Fiを介して、スマホやパソコンなどの画面をテレビに映すために、Googleが開発したデバイスです。

「Google Nest Hub」、Chromecast、テレビを接続することで、音声認識での動画再生ができるようになります。

セットアップの仕方

セットアップに必要なものは、「本体」「Wi-Fi環境」「要件を満たすスマホまたはタブレット」「Googleアカウント」「最新版のGoogle Home アプリ、Google アシスタントアプリ」などです。 

セットアップ方法は、まず本体を電源に接続します。次に使用する Wi-Fiネットワークに、スマホまたはタブレットを接続します。

Google Homeアプリを使うとセットアップ手順が表示されるため、手順に沿えば設定できます。 Google Home アプリを立ち上げ、[デバイスのセットアップ] をタップ、表示されるアプリ内の手順に沿ってセットアップします。 

セットアップの仕方

連携できる家電機材

「OK Google」などと音声アシスタントに呼びかけてから指示を出すと、連携しているスマート 家電を操作することができます。

連携できる家電をいくつかご紹介します。

●Chromecast

Googleの「Chromecast」は、YouTubeやNetflixなどのネット動画をテレビに映して、大画面で視聴できるようにするデバイスです。

通常はスマホと「Chromecast」、テレビを接続することで、ネット動画をテレビで閲覧できます。

しかしスマホの代わりにGoogle Homeと接続すると、音声で動画を探すことや再生させることが可能になり、さらに便利になるのです。

●ルンバ

iRobot Japanのロボット掃除機「ルンバ」は、Wi-Fi対応モデル全てがGoogle Homeに対応しています。Google Homeに掃除の指示を出すことで、ルンバがその指示に沿って動きます。

●Hue

フィリップスのWi-Fi内蔵型LED照明「Hue」も、Google Homeに対応しています。「Hue」は、最先端のIoTデバイス(モノがインターネットに接続できるデバイス) です。

照明のオン、オフだけではなく、明るさや色合いの微調整なども、Google Homeに指示することで変えることができます。

連携できる家電機材

まとめ

話しかけるだけで音楽を流すことや、家電を操作することができるため、便利さを実感できるのがGoogle Homeです。

リビングに「Google Nest Hub Max」を設置して、それぞれの部屋に「Google Nest Mini」を1台ずつ設置するという方法もあります。

自分の生活に合う機種を見つけて、Google Homeのある生活を楽しんで下さいね。

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Unsplash / 写真AC

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