Amazon Echoのスマートスピーカーを使いたい!基本的な設定やできることとは?
スマートスピーカーがあると、それだけで毎日の生活が便利で楽しくなりそうです。
気軽に話しかけるだけで、AIアシスタントが音楽再生、忙しい朝の天気やニュースのチェック、料理レシピの検索などをしてくれるからです。
しかし機械が苦手な方は、使いこなせるかどうか不安かもしれません。
スマートスピーカーのAmazon EchoはAmazonのサービスや関連機器と連携することができます。使ってみたいけれど使い方が分からない、もっと詳しく知りたいという方のために、基本的な使い方と設定方法などを詳しくご説明していきます。
Amazon Echoはどんなことができて、どんな風に使うのか、ぜひ確認してみてくださいね。
POINT
- Amazon EchoはAmazon.comが開発したスマートスピーカー
- 商品ラインナップや関連サービスが豊富なため、自分の生活に適した商品を選べる
- 特に音楽配信サービスと買い物サービスが便利
目次
●Amazon.comが開発
Amazon Echo(アマゾン・エコー) は、アメリカの多国籍テクノロジー企業であるAmazon.com(アマゾン ドットコム)が開発したスマートスピーカーです。
2010年以降には開発を始めており、2014年にはAmazon.comが「Amazon Echo」を発売しました。
Amazon Echoは日本においては2017年の後半から普及し始めており、購入者は物珍しさで購入するだけではなく、実際に活用している人が多いです。
●AIアシスタントのAlexa
Amazon Echoは、AIアシスタントとして「Alexa(アレクサ)」を内蔵しています。AIアシスタントの名前は「アレクサ」 で、「アレクサ」 と呼びかけると反応するようになっています。
AIアシスタントには人工知能技術による学習能力もあり、持ち主の好みを学習していくことができます。
さらに機能を追加できる「スキル」と呼ばれる拡張機能もあります。スマホのアプリのように、追加していくとどんどん多機能にすることができるのです。
2020年8月現在、日本のAmazonサイトで販売しているAmazon Echoのラインナップは12種類です。趣味や目的などに合わせて、最適なAmazon Echoを選べるように、ラインナップが充実しています。
大まかに分けると、コンパクトなスピーカータイプ、ディスプレイ付きのタイプ、プレミアな音質にこだわったタイプ、プラグイン式があります。比較しながら、最適なものを探してみましょう。
Echo LinkとEcho Link Amp、Echo Subの3種類については、「スピーカーなど関連機材」のなかでご紹介しています。価格は2020年8月時点の価格です。キャンペーンや価格改定により変化しますのでご了承ください。
●Echo Dot (エコードット)
コンパクトでシンプルな仕様、最初の1台に最適なスマートスピーカーです。最新の第3世代で、音質が向上しています。
Echoシリーズの中で一番人気になっています。
サイズ:43 mm x 99 mm x 99 mm
重量:300 g
価格:5,980円(税込み)
●Echo Dot with clock
人気のEcho Dotに、時間や気温、タイマーを表示するディスプレイが付いたものです。時間が一目で分かる時計付きのため、寝室に置くと目覚ましとしても便利に使えます。
サイズ:43 mm x 99 mm x 99 mm
重量:300 g
価格:6,980円(税込み)
●Echo Flex (エコーフレックス)
Echo Flexは、プラグイン式スマートスピーカー。電源コンセントに差し込んで使います。小さいプラグイン式なので玄関や廊下などにも適しています。
サイズ:72mm x 67mm x 52mm
重量:150 g
価格:2,980円(税込み)
●Echo (エコー)
第3世代になり、360度全方向に響くプレミアムサウンドが楽しめるようになりました。クリアな音質になり、ダイナミックな重低音に特徴があります。
音声認識の精度も向上しています。
サイズ:148 mm x 99 mm x 99 mm
重量:780 g
価格:11,980円(税込み)
●Echo Plus (エコープラス)
Amazon Echoシリーズの第2世代です。温度センサー内蔵のため、温度を聞くと答えてくれます。
サイズ:148 mm x 99 mm x 99mm
重量:780 g
価格:17,980円(税込み)
●Echo Studio (エコースタジオ)
5つのスピーカーが音に奥行きを与え、スタジオ品質のサウンドが楽しめます。 Amazon Music、Apple Music、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスの再生や、3Dミュージック(臨場感あふれるオーディオ形式)の視聴も可能。
サイズ:206 x 175 x 175 mm
重量:3.5 kg
価格:24,980円(税込み)
●Echo Show 5 (エコーショー5)
5インチのディスプレイ付きのため、画面でも確認できるようになりました。カメラが搭載されています。ディスプレイ画面で動画などのエンターテイメントを楽しむこともできます。
サイズ:148 mm x 86 mm x 73 mm
重量:410g
価格:9,980円(税込み)
●Echo Show 8 (エコーショー8)
8インチのディスプレイ付きのため、音声操作に加えてスクリーンでも情報を確認できます。カメラが搭載されています。他のAlexaアプリかスクリーン付きEcho端末との通話も可能です。
サイズ:200.4mm x 135.9mm x 99.1mm
重量:1037g
価格:14,980円(税込み)
●Echo Show (エコーショー)
第2世代の10.1インチの大画面スクリーン付きで、パワフルなサウンドと大きな画面が特徴です。別売で回転式の専用スタンドもあります。
Echo Show 5やEcho Show 8 に搭載されているカメラを使って、スマホから遠隔で部屋の様子を見ることも可能です。他のEcho ShowやEcho Spot・Alexaアプリとも、音声・ビデオ通話ができます。
サイズ:246 mm x 174 mm x 107 mm
重量:1,755 g
価格:27,980円(税込み)
初期設定(セットアップ)するためには、Echo本体・スマホまたはパソコン・自宅のWi-Fiと接続用パスワードが必要です。スマホを使って設定すると、スムーズに設定できます。
まずは Echo本体の電源コードを差し込んでから、電源を入れます。スマホに「Amazon Alexa」 のアプリをインストールして、アプリを立ち上げます。
Amazonのアカウントを入力して、アプリにログインをします。「デバイスをセットアップしますか?」 と聞いてきたら「はい」をタップして、その後は、「Amazon Alexa」 の指示に従って設定していきましょう。
●全ての機能は声で操作が可能
Amazon Echoに内蔵されている、AIアシスタントのAlexa には音声認識機能があるため、声ですべての操作をすることができます。
「アレクサ、静かな音楽を流して」
「アレクサ、明日の天気を調べて」
などと、調べてほしいことや行ってほしいことを声で伝えます。
その時Alexaに呼びかける時に使う「ウェイクワード」という言葉の後に、操作したい内容を言いましょう。
●ウェイクワード
ウェイクワードというのは、スマートスピーカーの各機能を起動させたいときに、呼びかけるときの言葉です。「アレクサ」 「アマゾン」「エコー」「コンピューター」 という言葉が、ウェイクワードになります。
また上部にある4つのボタンが付いており、「マイクを切りオフにするボタン」「ウェイクワードの代わりになるアクションボタン」「音量調節の+ボタン・-ボタン」、ボタンで操作することも可能です。
●音楽を再生
音楽配信サービスを利用すると、膨大な楽曲から好きな音楽を再生させることができます。「アレクサ、静かな音楽を流して」などと話しかけることで再生できます。
「Prime Music」「Amazon Music Unlimited」「うたパス」など、7種類の音楽配信サービスから選ぶことができます。音楽配信サービスの利用には、別途月額料金が必要です。
また無料で音楽を聴きたい人向けに、「Amazon Music」を無料で聴ける「Amazon Music Free」 というサービスが開始されました。広告付きの、制限がある音楽ストリーミングサービスになっています。
●情報を通知
あらかじめ見逃したくない情報を登録しておくと、登録内容が発生したときにプッシュ通知を受けられます。
例えば、通勤や通学に使っている公共交通機関が遅延しているときに、連絡が来るように登録するなどです。
●ビデオ通話・音声通話・メッセージ送信
Amazon Echoの他のデバイスやスマホのアレクサアプリに対して、「メッセージ送信」「音声通話」「ビデオ通話」が可能になっています。
そのため、例えば他の部屋にあるAmazon Echoと、内線電話のように通話することもできます。食事ができたことを知らせる時などに便利ですね。
●買い物
アマゾンプライム会員の方限定ですが、アマゾンプライム商品の買い物ができる機能もあります。トイレットペーパーや洗剤など、いつも購入する商品が決まっている日用品の購入に適しています。
音声で「アレクサ、トイレットペーパーを注文して」などと声をかけるだけで、注文完了です。
●アラーム・タイマーなど
アラームやタイマー、リマインダーを設定できます。朝の目覚まし、料理のタイマー、予定を通知で管理できるリマインダーなど、さまざまな場面で活躍してくれます。
●Bluetoothスピーカー
音楽を最高の状態で聴きたいという方は、Bluetooth接続の外部スピーカーを追加して、音質を向上させる方法もあります。特に本体が低価格モデルの場合には、外部スピーカーに接続することをおすすめします。
アプリを使えば簡単に接続することができます。
●Echo Input
Echo Inputは、今持っているスピーカーをAlexa端末にできるデバイスです。スピーカー部分は手持ちのものを使いEcho Inputと接続することで、Alexa端末と同じようなスマートスピーカーとして使えるようになります。
●Echo Sub
Echo Subは、Echo(第2世代)とEcho Plus(第2世代)の低音を増強できる音響機器です。 低音が増強されることで音に深みが生まれて、臨場感のあるサウンドが楽しめるようになります。
Echo Subを2台同時に接続すると、左右のスピーカーでのステレオ再生が可能になります。
●Echo Link
Echo Linkは、対応する手持ちのスピーカーと接続すると、音楽ストリーミング(定額の聴き放題サービス)対応にステレオをアップグレードできるデバイスです。
屋外用スピーカー・天井取り付け型・タワー型など、様々なスピーカーと簡単に組み合わせることができます。
●Echo Link Amp
Echo Link Ampは、音楽ストリーミングが可能になるアンプ搭載のデバイスです。スピーカーはついておらず、対応する手持ちのスピーカーと接続して使います。
Amazon Echoには、どんどん新しい機能もリリースされています。
2019年の11月に登場したのが「ささやきモード」です。他の家族が眠っている夜中など、大きな声を出したくない時があるものですよね。
そんな時は「ささやきモード」にすると、Alexaに呼びかけるとき「ささやき声」でも対応してくれて、さらにAlexaも「ささやき声」で返事をしてくれるという機能です。
夜中に明日の予定を確認したいときなどに、役立ちそうです。
またプライバシーに配慮した新機能としては、「音声記録の自動削除」があります。「アレクサ、今日の録音をすべて削除して」などと指示することもできますし、期間を指定して削除することも可能です。
この機能により、過去のデータがすべて残ってしまうのではないか、という心配はなくなりました。
さらに家族や友人などの連絡相手にも配慮できる新機能として、「指定した連絡先との通話に最適な時間を見つけ、お知らせする機能」が追加されました。
これは双方にとって通話に最適な時間を、利用履歴などに基づき、Alexaが教えてくれる機能です。連絡のタイミングに悩みがちな方の味方になりそうですね。
Amazon Echoは他のAmazonのサービスとも連携できるところや、関連機器が充実しているという特徴があります。
特に音楽好きの方や音にこだわりたい方には、いろいろな選択肢が用意されています。スマートスピーカーを何に使いたいのかを検討すると、最適なモデルが見つかるかもしれません。
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Unsplash / 写真AC
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