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2021.11.10 パスワードの管理が簡単に!「パスワード管理アプリ」とはどんなアプリ?

ネットの利用が日常的となった現在では、ネットでさまざまなサービスを利用することが一般的となりました。サービスを利用するためにはパスワードが必要となる場合もありますが、パスワードの管理は面倒に感じてしまいがちです。

特に、パスワードを忘れてしまうとサービスを利用できなくなるため、困った経験をした人もいるのではないでしょうか。

そこで活用したいのがパスワードを管理するアプリです。アプリの機能や選び方を理解して使いやすいものを利用してみましょう。そのほか、おすすめのパスワードアプリも紹介します。

POINT

  • パスワード管理アプリを利用すると、多くのパスワードの管理が簡単に
  • パスワード管理アプリで、パスワードの生成や入力が自動で行われる
  • パスワード管理アプリを選ぶポイントは、使いやすさとセキュリティの高さ

パスワード管理は専用アプリで!

パスワードを管理するなら専用アプリの利用がおすすめです。パスワード管理アプリを利用すれば、安全性の高い複雑なパスワードが生成され、そのパスワードでログインが可能となります。

もし、パスワード管理アプリを利用しなければ、パスワードをメモしたり、または記憶したりしなければなりません。パスワードのメモを紛失し、それが悪意のある第三者にわたってしまうと不正利用の原因につながる場合があるためです。

また、パスワードの記憶は、簡単なもので数個程度なら可能ではありますが、簡単なパスワードは悪意のある第三者に簡単に見破られてしまう可能性が高まります。しかも、パスワードを記憶していてもいつの間にか忘れてしまう場合があります。

パスワードをメモしたり、または記憶したりすることは、パスワードを管理する上では不十分といえるでしょう。その点、パスワード管理アプリを利用すればパスワードの管理を安全に行えます。

パスワード管理アプリはどのような機能を持つ?

パスワード管理アプリの主な機能を紹介すると以下の3つがあります。
・安全性の高いパスワードが自動的に生成される
・パスワードの入力が自動的に行われる
・パスワードはサーバーに安全な状態で保管される

パスワード管理アプリを利用すると、安全性の高いパスワードが自動的に生成されます。数字やアルファベットが適度に組み込まれており、パスワードは比較的長めとなるので、第三者にパスワードを見破られる確率は非常に低いといえます。

また、サイトを開いてパスワードを入力する際は、パスワードが自動的に入力されます。ユーザーはパスワードを入力する手間が省けて便利に感じられます。

生成されたパスワードはクラウド上のサーバーに安全に保管されます。パスワードは暗号化された状態となるため、通常はその暗号を解読することは困難となります。

パスワード管理アプリはどのようにして選ぶ?

パスワード管理アプリは、各社がさまざまなものを提供しています。利用しやすいアプリを選ぶために、パスワード管理アプリの選び方について理解しておきましょう。

セキュリティ対策が十分か

パスワード管理アプリを選ぶときに抑えておきたいポイントは、セキュリティ対策が十分かどうかという点です。

ログインするために2段階認証が求められたり、または指紋認証や顔認証が求められるアプリなら、悪意のある第三者が不正にログインすることは困難となります。

さらに、パスワードをクラウド保管するタイプのものは、暗号化によって高度なセキュリティ対策が行われるため、パスワードが流出する可能性は非常に低いものとなります。

このように、アプリにログインするために2段階認証や指紋・顔認証が求められることや、パスワードをクラウド保管する場合は暗号化して保管するなど、セキュリティの高いパスワード管理アプリなら、より信頼性が高まります。

対応するOSを確認する

パスワード管理アプリを利用する前には、対応するOSを確認しておきましょう。

多くのパスワード管理アプリはあらゆる端末に対応していますが、一部のアプリは特定のOSに対応していない場合があります。また、OSのバージョンによってはパスワード管理アプリが利用できない場合があるので注意が必要です。

特に、長い間利用しているパソコンやスマートフォンほど、バージョンが以前のものであることが多いため、対応するOSのほか、対応するOSのバージョンまで確認しておくと確実です。

アプリの利用は有料か、無料か

パスワード管理アプリを選ぶときにチェックしておきたいことは、アプリの利用が有料か、それとも無料で利用できるかという点です。

アプリは無料版と有料版に分けられますが、それぞれのアプリを詳しくみてみると、無料版と有料版の両方が利用できるものや、有料版で無料のお試し期間が設けられているものもあります。

例えば、無料版と有料版の両方が利用できるアプリの場合、有料版を利用するとパスワードの登録数が無制限になるなど、利用できる機能が増えて利用しやすくなります。

もちろん、完全に無料で利用できるアプリもあります。利用したい機能や予算に応じて完全に無料のもの、または無料版と有料版の両方が利用できるものを選ぶと良いでしょう。

また、有料版にお試し期間が設けられている場合は、お試し期間中に実際に利用してみて、お金を払って引き続き利用したいかどうかを検討してみましょう。

パスワードを管理しやすいか

パスワード管理アプリを利用して便利に感じる点は、アプリを操作しやすく、パスワードを管理しやすいかどうかです。アプリを選ぶなら、これらの条件を満たしているかどうかを基準にしてみましょう。

パスワードが必要なサービスをたくさん利用している場合は、パスワードを一括管理できるアプリが最適です。

例えば、パスワードを新しく作成した順に並べ替える機能や、SNSやメールなど種類別に分類できる機能があると、パスワードを利用しているサービスの種類が多くても簡単に探し出すことができます。

ネットの利用が日常的になっている現在は、パスワードを利用してログインする機会が増えているため、パスワードの管理を簡単に行えれば利用したいサービスのログインが手軽に行えます。

おすすめのパスワード管理アプリ5選

パスワード管理アプリの選ぶ方を理解したら、実際に使いたいアプリを選んでみましょう。この項目では、人気度の高さ、セキュリティの高さ、使いやすさの観点からおすすめのパスワード管理アプリを5つ紹介します。

ノートンパスワードマネージャー

ノートンパスワードマネージャーは、セキュリティソフトの「ノートン」が提供しているパスワード管理アプリです。

ノートンパスワードマネージャーを利用すると複雑なパスワードが自動的に生成され、パスワードが必要なサービスが強力に保護されます。また、第三者に知られやすい単純なパスワードが使用されている場合は、複雑で安全性の高いパスワードが生成されるため、思わぬログインを防げます。

生成されたパスワードはクラウド上で安全に保護されるため、パスワードが流出する可能性は非常に低くなっています。生体認証や2要素認証も利用できるので安全にログインできる点が特徴といえるでしょう。

ノートンパスワードマネージャーは無料で利用できます。

Bitwarden

Bitwardenは無料版と年間10ドルの有料版がありますが、無料版のみでも十分な機能を利用できます。

無料版で利用できる機能としては、複雑で安全性の高いパスワードが自動的に生成される機能や、特定のサイトを開いたときにパスワードの入力を求められると自動的にパスワードが入力される機能があります。

Bitwardenは2人までなら無料で利用が可能です。家族で利用したい場合や、企業において複数のメンバーで利用する場合、2人までなら無料なのでお得に利用できます。

なお、年額10ドルの有料版を利用すると、マスターパスワードに2段階認証を設定できるなど、セキュリティ対策をより強固にできます。

Lastpass PasswordManager

Lastpass PasswordManager(以下、Lastpass)を利用すると、安全性の高いパスワードが生成され、サイトを開いたときにパスワードの入力が自動で行われます。ログインするときは指紋認証が利用できるので、簡単で安全性が高い方法といえるでしょう。

Lastpassはパスワードのほかにも、クレジットカード番号や健康保険証に記載されている番号など、厳重な管理が求められる番号も保管庫に保管できます。カード類など、重要な番号が記載されているものは、Lastpassを利用して保管すると安心です。

Lastpassは基本的に無料で利用できます。なお、月額3ドルの有料版を利用すると、暗号化された1GBのファイルストレージや、ダークウェブへのパスワードの流出を防ぐ機能なども利用可能です。

1Password

1Passwordを利用すると、パスワードが自動で生成されるほか、パスワードが必要なサイトを開くと、パスワードが自動で入力されます。1Passwordは、マスターパスワードを入力する代わりに指紋認証の利用が可能です。指紋認証の登録をしておけば、万が一マスターパスワードを忘れてしまった場合でもアプリのロックを解除できます。

また、1Passwordはパスワード管理のほか、クレジットカード番号、銀行口座の番号なども確実に管理できるので、個人情報管理にも最適です。

個人向けの有料プランは、年額プランの場合月額2.99ドルです。なお、14日間の無料お試し期間が利用できます。

Trend Micro パスワードマネージャー

Trend Microのパスワードマネージャーは、IDやパスワードの一括管理が行えるほか、パスワードの入力が自動で行われます。クレジットカード番号や銀行口座番号のほか、電話番号や住所、メールアドレスなどの個人情報も安全に管理できます。

保存したデータは暗号化されてクラウド上に保管されるので安心です。保管したデータを見るためにはマスターパスワードが必要となりますが、指紋認証や顔認証を利用できるので、マスターパスワードを覚える必要がありません。

そのほか、パスワードの流出を未然に防ぐ方法も充実しているため。安心感のあるパスワード管理アプリといえるでしょう。

パスワードマネージャーの月額版の料金は165円(税込)です。なお、初月のみ無料で利用できます。

まとめ

まとめ

パスワード管理アプリは安全性の高い複雑なパスワードを生成するため、サイトを安全に利用できます。また、パスワードの入力が自動で行われるので、入力の手間がかからないため利便性が高いといえるでしょう。

パスワードの管理や保管は安全性の高い状態で行われるため、アプリを安心して利用できます。

「パスワードの管理が面倒」という悩みは、パスワード管理アプリの登場によって過去のものになりつつあります。パスワードの管理はアプリにまかせてみませんか。

PHOTO:PhotoAC/Unsplash/Pixabay/Pexels
TEXT:PreBell編集部

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