アバターとは?メタバースとの関係やキャラクターの作成方法まで解説! ネットの疑問・お悩み

アバターとは?メタバースとの関係やキャラクターの作成方法まで解説!

メタバースという仮想空間でも使われ、話題になっているアバターの存在を知っていますか?

アバターは、自分を表現したり、好きなキャラクターを使ったりすることができるため、オンライン上でよく使われます。

本記事では、アバターの意味や種類、メタバースとの関係やキャラクターの作成方法などについてわかりやすく解説します。

アバターとは

アバターとは

アバター「avatar」とは、ヒンドゥー教で“神の化身”という意味がありますが、現在では、自身の分身という意味です。

インターネット上のコミュニケーションやゲーム、メタバース(仮想空間)などで使用され、他のユーザーとの交流を可能にします。

アバターは、ユーザーの性格や好み、アイデンティティを表現する手段であり、デジタル空間での行動における身体的な表現でもあります。

アバターの見た目や動きは、ユーザーの操作によって変化するため、ユーザー自身の個性を反映することが可能です。

その他、ユーザーのプライバシーを保護する役割も果たします。

メタバースにおけるアバターの役割

メタバースにおけるアバターの役割

先ほどメタバースという言葉を紹介しましたが、メタバースでは、アバターを介してコミュニケーションをとります。

「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe)=世界」からできた「メタバース」という造語は、インターネット上に作られた仮想空間のことです。

空間内を移動したり、会話をしたり、商品を買ったりすることができ、自分自身を表すアバターという分身を使います。

アバターがなければメタバースに入ることができません。

アバターの種類

アバターの種類

以前は2Dアバターが主流でしたが、現在では3Dアバターへの移行が進んでおり、芸術作品のような3Dアバターが人気です。

3DCGの技術が向上し、誰でも簡単に作れるようになったため、メタバースでの使用も増えています。

アバターにはイラスト、画像、3DCGなど様々な種類があり、作り方やシーンによって2Dアバターと3Dアバターに分かれます。

2Dアバター

2Dアバター

2Dは2次元のことで、2Dアバターは、手描きで作成された2次元の平面画像(イラスト)にアニメーションを加えたものです。

アバターの表情を変える場合は、「表情差分」と呼ばれる、笑った目や怒った目を用意し、それらを差し替えることで表情を出します。

3Dアバター

3Dアバター

3Dとは3次元のことで、人間に近い動作が可能ですが、2Dアバターに比べて制作に時間がかかります。

しかし、作成したデータ(モーション)を他の3Dアバターでも再現できるメリットが特徴です。

また、立体的で迫力や躍動感があるため、映画やゲーム業界でも3D技術は導入されています。

アバター作成の流れ

アバター作成の流れ

アバターを作成するためには、いくつかの手順が必要です。

アバターのイラストを描く

まずは、使いたいアバターのイラストをペイントソフトで描きます。

ペイントソフトには多くの種類があるため、使いやすいものを選びましょう。

アバターは自分に似ていなくても構わないため、理想のキャラクターをイメージして作りましょう。

絵が苦手という方は、ココナラなどのサービスを利用して、イラストの作成を依頼することもできます。

自分で作成する方は、たくさんのプリセットが揃っているVRoid Studioがおすすめです。

アイテムを組み合わせていくだけで作成できるため、初心者でも安心してアバターを作れます。

作成したアバターに動きをつける

作成したアバターに動きをつける

イラストを描いた後は、モデリング(=動けるようにする)を行います。

2DアバターはLive2D、3Dアバターは3teneを利用するのがおすすめです。

ただし、慣れていない人にとっては難しい作業になります。

この作業もココナラなどのサービスを利用して、作成を依頼することを検討してみましょう。

ただし、モデリング作業はメタバースのほか、VTuber(バーチャルYouTuber)向けの作業であるため、その他の用途では必ずしも必要ではないことを理解しておいてください。

アバターを動かす方法

アバターを動かす方法

アバターを動かすには、Web上でアバターをモデリングできるサービスを利用する方法や、スマホやPCにインストールしてアバターをモデリングできるアプリを利用する方法があります。

以下では、2Dと3Dそれぞれに合ったモデリングサービスを紹介します。

Live2D

Live2D(Live2Dより)

まずは、2Dアバターを動かす方法を紹介します。

Live2Dは「イラストをイラストのまま、立体的に動かす技術」です。

イラストレーターが描いたテイストやタッチを維持した状態で、立体的な表現が可能です。

VTuber、アプリゲーム、サイネージ広告などで使用され、2Dイラストをパーツ分けし、レイヤーごとに変形・動作をつけることで、細かい描き込みのままキャラクターを動かせます。

3tene

3tene(3teneより)

次に、3Dアバターを動かすソフトの紹介です。

ミテネは、初心者でも簡単に VRoid Studio などで作られた3Dキャラクターを読み込み、表情やポーズを演出できます。

Webカメラがあれば、3Dモデルにまばたきや口の動きなどの細かい動作を反映させることも可能です。

また、多くの表情や動きを設定し、ボタン1つで変更できるため、Webカメラやモーションキャプチャ専用のアプリがない初心者でも操作できます。

まとめ

アバターはビジネスでの活用も増えている

アバターとは、SNSやゲーム、メタバースでおなじみの自身の分身であり、ビジネスでの活用も増えています。

最近では、2DCGや3DCGで描画されたキャラクターや、それらを用いて主にインターネットなどのメディアで活動するVtuberも登場しています。

将来的には、1人につきアバターを1体持つことが当たり前の時代が訪れるかもしれません。

アバターの意味を理解することで、新たな変化に乗り遅れないようにしましょう。

TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock

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