eスポーツとは?歴史やゲーム種目を初心者にもわかりやすく解説!
eスポーツとは、ビデオゲームやモバイルゲームなどを使った競技のことです。
今最も注目を集めている競技で、2025年にはeスポーツの競技人口が1,200万人になると言われています。
参加者の増加には、高額な賞金が用意されていることが理由の一つです。
この記事では、話題のeスポーツの歴史や、さまざまな種目やタイトルについて解説します。
eスポーツを観戦したい人や参加したい初心者の方はぜひご覧ください。
eスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」の略称です。
モバイルゲーム(持ち運びのできるデバイスで遊べるゲームのこと)や、ビデオゲーム(ディスプレーに映し出して遊ぶ電子ゲームのこと)を使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称を指します。
eスポーツは1972年『スペースウォー!』の大会から始まり、1980年の『スペースインベーダー選手権』や1990年代のFPSゲームの人気によって広まりました。
2000年代にはeスポーツ協会の設立や世界大会の開催があり、2010年代にはインターネットを通じて一般に広まりました。
日本でもJeSUの設立や奨学金制度の導入など、eスポーツの認識が変わってきています。
年代 | 主なできごと |
1970年代 | スタンフォード大学の人工知能研究所で、ゲームSpacewarのトーナメントを開催 |
1980年代 | 家庭用ゲーム機の普及により、より多くの人がeスポーツに触れるようになる |
1990年代 | 家庭用インターネットの普及により、オンライン対戦が盛んになる |
2000年代 | プロゲーマーズリーグの設立、eスポーツの国際化 |
2010年代 | eスポーツの人気が大幅に増加、ストリーミングプラットフォームの登場 |
eスポーツの市場規模は2023年度に130億円に達する見込みです。
市場拡大の要因は、コロナ禍による"巣ごもり"生活でのゲームプレイ機会の増加や大手企業のスポンサー参入などです。
現在の日本eスポーツ競技人口は約390万人ですが、2025年には1,200万人を超えるとの予測がされています。
JeSUが定める「eスポーツ」の公認条件は、競技性があるゲームで、3か月以上の運営・販売実績があることなどです。
条件をクリアすれば、eスポーツ公認ゲームとなります。
JeSUの主催大会や派遣した国際大会で扱われたタイトルの他、国内の主な大会で使用されるタイトルは以下の通りです。
種目 | 概要 | タイトル |
FPS | FPSは「First Person Shooter」の略称で、一人称視点でキャラクターを操作するシューティングゲームです。 | ・Counter-Strike: Global Offensive (CS:GO) ・エーペックスレジェンズ ・オーバーウォッチ |
TPS | TPSは「Third Person Shooter」の略称で、FPSとは異なり、キャラクターを背中側から観測しながら操作するシューティングゲームです。 |
・「スプラトゥーン」シリーズ
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格闘技 | 格闘ゲームは、格闘で相手を倒すゲームです。基本的に1対1で勝負し、相手の技の防御や攻撃のタイミングが重要です。反射神経やコンボの技術力が問われます。 | ・「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズ ・ストリートファイタ ーⅡ ・THE KING OF FIGHTERS X IV ・SAMURAI SPIRITS ・Dungeon & Fighter (アラド戦記) |
スポーツ・レース | 球技やレーシングをテーマにしたゲーム。実在のチームや選手を操作し、彼らのスキルや特徴を理解する必要があります。プレイヤースキルと知識の両方が重要です。 | ・グランツーリスモSPORT ・「eBASEBALLパワフルプロ野球」シリーズ ・「eBASEBALLプロ野球スピリッツ」シリーズ ・プロ野球スピリッツA ・Zwift ・「FIFA」シリーズ |
MOBA | MOBAは「マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(Multiplayer Online Battle Arena)」の略で、他のプレイヤーとチームを組んで相手陣地を奪うゲームです。 | ・DOTA2 ・伝説対決 -Arena of Valor- ・ドラゴンボールファイターズ ・ブロスタ ・Vainglory ・リーグ・オブ・レジェンド |
RTS | RTSは「リアルタイムストラテジー(Real Time Strategy)」の略称で、MOBAと似たゲームです。が、基本的に1対1で戦い、リアルタイムでの反射神経や戦略が必要です。 | ・クラッシュ・ロワイヤル ・StarCraft II: Legacy of the Void |
DCG | DCGはデジタル上でのカード対戦ゲームで、遊戯王やマジックザギャザリングなどのカードゲームとは異なります。 | ・シャドウバース ・ハースストーン |
音楽・その他 | 太鼓の達人のような音楽ゲームやマイクラのようなサンドボックスゲームもあります。 | ・太鼓の達人Nintendo Switchば~じょん! ・マインクラフト |
eスポーツには多くの種目や作品があるので、もしかするとプレイしたことのあるゲームがeスポーツの一部かもしれません。
eスポーツの有名な大会には、国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」や、Dota2の世界大会で高額賞金が得られる「The International」などがあります。
これらの大会を観戦する方法は以下の通りです。
・TwitchやMixer、YouTubeなどの動画配信サイトで観戦する方法
・チケットを購入して会場やライブビューイングで観戦する方法
試しに観戦したい方は、無料で視聴できる動画配信サイトを利用することをおすすめします。
また、臨場感を味わいたい方には、ライブビューイングや会場での観戦がおすすめです。
実際に観戦してみて、自分も参加してみたいと感じた方もいるのではないでしょうか?
そんな方は、「JCG」というプラットフォームから無料で大会にエントリーすることができます。
シャドウバースなどの人気タイトルの他、Pokémon UNITEなどの大会にエントリーができるので、eスポーツのプロライセンスや実績がない初心者にもおすすめの方法です。
この記事では、eスポーツの歴史とゲームの種目、観戦や参加する方法を解説しました。
2019年頃から日本でも注目され始めたeスポーツの日本の人口は390万人にものぼり、その数はますます増えています。
「JCG」というプラットフォームからであれば初心者でも参加できるため、ゲームに自信のある方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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