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2020.03.31 「今回はハンバーグで優勝して行くわね」面白すぎるモノマネ“料理”動画【暮らし、楽しむ、YouTube】

YouTubeには、さまざまなジャンルの動画が存在していますが、みなさんは、普段どんな動画を観ていますか? 実は、YouTubeには、日々の暮らしに役立つ情報が意外とあるんです!! 暇つぶしに観るだけじゃもったいない! 今回の「暮らし、楽しむ、YouTube」では、ミュージシャンでマンガ家の劔樹人さんが、料理が楽しくなるYouTubeを教えてくれました。

視覚的に理解できるYouTubeの料理動画を重宝。モノマネしながらだとさらに楽しく⁉

皆さま、ご機嫌いかがですか?
劔樹人と申します。
マンガを描いたり、ミュージシャンをしたりの傍、家事育児をメインで担当する主夫として日々を送っています。

主夫である私は、家庭では料理もやっています。

とはいえ、冷蔵庫にあるもので様々なアレンジをするほどの腕前はなく、だいたいいつもインターネットでレシピを調べながらの調理なのですが、最近はYouTubeで紹介されている料理が、テキストと写真よりも視覚的に理解できるので、失敗がなく便利だったりします。

ある日のこと。

仕事の合間に寝室で休んでいる妻の笑い声が聞こえてきました。

どうやら、スマホで何かを見ているようです。

視覚的に理解できるYouTubeの料理動画を重宝。モノマネしながらだとさらに楽しく⁉

それはTwitter動画だったのですが、『自分を大蛇丸(おろちまる)と信じて止まない一般男性が、自作のジャーマンポテトとビールで優勝する動画』というものでした。

最初、妻は料理全然できないのに何を見てるんだろう…と思ったのですが、その特徴的な喋り方からなんとなく、「大蛇丸」という、アニメか何かのキャラクターのモノマネをしながら料理を作っている人の動画なのだという想像がつきました。

その後も妻は度々この動画を見ていて、私もこの特徴的なダミ声と連呼される「潜影蛇手(せんえいじゃしゅ)」というフレーズがやたら耳に残るようになってきました。

そうこうしていたら、ほとんど妻が見ている動画の音声を聞いているだけだった私も、大蛇丸のモノマネができるようになってきたのです。

そんなわけで、もう後に引けなくなった私は、妻と一緒にこの方のYouTube動画を見るようになりました。

この動画を配信しているYouTuber「自分を大蛇丸と信じて止まない一般男性・とっくん」は、HOTOKEという長崎のメタルコアバンドのサポートドラマーなんですね。

言ったら私にしたら同業者ですし、バンドのことも知っていました。

視覚的に理解できるYouTubeの料理動画を重宝。モノマネしながらだとさらに楽しく⁉

モノマネ料理動画が面白い理由は、本物が言いそうなこと、言わなそうなことの絶妙なバランス

しかし大きな問題が。

そう、「大蛇丸」とは、アニメにもなった少年ジャンプの大ヒットマンガ『NARUTO』のキャラクターなのですが、何を隠そう私は、『NARUTO』の漫画原作もアニメも全く見ていなかったので、モノマネがそこそこ上手になるまで、オリジナルの「大蛇丸」が誰なのかさえ一切知らなかったのです。

そういえば子どもの頃、小堺一機さんによる田中邦衛さんのモノマネや、関根勤さんの大滝秀治さんのモノマネを、オリジナルをよく知らずにマネしている友達がよくいたものです。

モノマネのモノマネは孫引きみたいなもので、論文を書く上でも褒められるものではないわけで。

オリジナルを知らない、つまり愛情のないモノマネはよろしくないじゃないですか。

モノマネ料理動画が面白い理由は、本物が言いそうなこと、言わなそうなことの絶妙なバランス

そうしたらあろうことか、妻もオリジナルを知らなかったのです!

『NARUTO』は読んでいて大蛇丸は知っていましたが、アニメは見ていなかった模様。

じゃあなんで最初あんなに笑ってた?

モノマネって似てるから笑うんじゃないの?

まあ、バナナマン日村さんの、子どもの頃の貴乃花さんのモノマネとか、全く知らなくても面白いんですけどね…。あれ実は全然似てませんからね!

というわけで、我々夫婦はオリジナルの大蛇丸もちゃんとチェックして、ちゃんととっくんのモノマネが似ていることと、大蛇丸が言いそうなこと、言わなそうなことのバランスで動画が面白くなっていることなどをようやく理解したのでした。

そうしたら、実際に料理も作ってみたくなりました。

豚キムチや青椒肉絲。

とっくんの料理動画は、だいたいビールや白飯が進むものが紹介されています。
映える写真を撮るためのような小洒落たものではなく、とにかく味が濃くてわかりやすく美味いもの。

つまり私も妻が喜ぶようなものばかりなのです。

材料や分量を細かく説明してくれるものではないですが、そこは大体でも私は気になりません。

我が家にとってとても重宝する料理チャンネルになりました。

モノマネ料理動画が面白い理由は、本物が言いそうなこと、言わなそうなことの絶妙なバランス

そんなわけで最近私が試みているのは、「自分を『プリズン・ブレイク』のティーバッグ(cv.若本規夫さん)だと信じて止まない一般男性」になって料理をすることです。

とっくんのYouTubeチャンネル

マンガ・文:劔樹人

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