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2021.03.12 アルコール消毒の意味は?マスクは何回まで洗って使える?学べてためになる科学実験チャンネル【暮らし、楽しむ、YouTube】

さまざまなジャンルの動画が存在する、YouTube。日々の暮らしに役立つ情報が意外と眠っているので、ただの暇つぶしで見ているだけではもったいないです!!

今回の「暮らし、楽しむ、YouTube」では、ミュージシャンでマンガ家の劔樹人さんが、サイエンスアーティストである市岡元気さんが科学実験を紹介しているYouTubeチャンネル『GENKI LABO』を紹介します。劒さんが特に気になった動画とはいったい……?

アルコール消毒の意味、マスクは何回まで洗って使えるか……新しい生活様式の中で見始めた科学実験チャンネル

皆さま、ご機嫌いかがですか?
劔樹人と申します。
マンガを描いたり、ミュージシャンをしたりの傍、家事育児をメインで担当する主夫として日々を送っています。

みなさん、科学には興味ありますでしょうか。
私は高校大学と文系だったので、理系科目を学んでいたのは中学生まででした。
そして、中学時代に最も仲のよい友人は、科学部に所属していました。
90年代の中学生男子なので、部活は運動部をやっているのが普通で、花形はサッカー部、バスケ部、野球部etc……。
田舎の中学生男子の価値観だと、文化部には基本的にクラスの日陰ものしかいないような時代でしたが、私にとって彼らはとても刺激的な友人で、所属していた陸上部の活動をサボっては会いに行くようなこともちょくちょくありました。

アルコール消毒の意味、マスクは何回まで洗って使えるか……新しい生活様式の中で見始めた科学実験チャンネル

絶対ろくなサイエンスをしていなかった科学部との思い出以降、生活の中に科学を意識することなんてほとんどありませんでしたが、結婚して家事をやるようになると、日常に科学的知識を必要とする場面が多いことに気がつきました。

例えば、洗濯。
特定の汚れの落ちやすい温度や、洗い方。
酵素系の漂白剤と、酸素系漂白剤のこと。
染み付いてしまった匂いの取り方。

ネットで調べるとすぐ出てくるようなライフハックですが、ちょっと科学的な仕組みがわかってくると、クリーニングに頼るのではなく、自分でいろいろできるようになってきます。

さらに、新型コロナウイルスの出現により、その対策をおのおのどう行うかが重要な局面が訪れました。
しかし、インターネットの情報は玉石混交。専門家でも意見が異なるものもあれば、悪質なデマも存在するので、きちんと科学的根拠に基づくデータや意見を選別していくことが必要な時代だと思います。

今回紹介したいのは、こちらのチャンネルです。

GENKI LABO

おもに子ども向けのテレビ番組やイベントなどで科学を紹介するタレント活動を経て、現在はサイエンスアーティストとしてYouTubeで活動されている市岡元気さんの教育系チャンネルです。

市岡さんは理科の教職免許も持っているとのことですが、学校で教えるよりも多くの人たちに科学の面白さを伝え、将来的な科学技術の向上に貢献したいという気持ちの上でチャンネルを運営しているとのこと。

『GENKI LABO』で、私が最初に見た動画はこちらでした。

アルコール消毒の意味を実際に検証!手についた菌を電子顕微鏡で見てみた結果・・・スマホとトイレの便器どちらが汚い?【実験】Possibility science Science challenge

手洗いと消毒に関する実験です。
新型コロナウイルスの流行以降、消毒と手洗いはとにかく重要だと言われ、私たちも習慣化して久しいわけですが、ウイルスや細菌は目に見えるわけではないので、実際の効果に関してしっかり理解している人は少ないのではないでしょうか。

アルコール消毒の意味、マスクは何回まで洗って使えるか……新しい生活様式の中で見始めた科学実験チャンネル

もちろん、この動画で説明されいるのはカビ=細菌のことであって、ウイルスに関してはまた別の話。そんなふうにより高いエビデンスレベルの説明が欲しい人もいるかもしれませんが、日頃使うスマホやPCをなるべく清潔にしていこうとには十分な説得力です。

また、マスクの洗濯に関するこんな動画もありますので、参考にしたいところです。

マスクは何回まで洗って使えるか?電子顕微鏡で観察してみた結果・・・衝撃の事実が!【実験】science experiments

マスク不足の時期に出ていた検証実験動画なので、不織布マスクを数回洗っても効果が変わらないという結果は、見ている人には非常に参考になったのではないかと思います。

日頃から科学的に考える力を養っておくことで、情報の取捨選択もできるようになる

マスクや手洗いの実験は非常に真面目なものでしたが、基本的に『GENKI LABO』の動画は、アニメやゲームをモチーフにしたものも多く、子どもたちが興味を持ちやすく、科学を身近に感じるものが多く発表されています。

時期的に『鬼滅の刃」ものが多い印象ですが、私はこの後に及んで『鬼滅の刃』を見ていないので、うちの娘が好きな『アナ雪」モチーフの、氷の魔法を科学で再現するこの動画なんていかがでしょうか。

水を一瞬で凍らせて上を歩けるか?アナ雪2エルサの魔法のように【実験】science experiments

「魔法を科学で再現する」というのはとてもロマンがありますよね。
それに二酸化炭素で火を消せる話など、子どもたちにとっては勉強になるポイントはとても多いと思います。

日頃から科学的に考える力を養っておくことで、情報の取捨選択もできるようになる

大掛かりなものもありますが、家庭で再現できそうなものは、小学生の自由研究の参考にしてもいいのではないでしょうか。
実際に、学校の授業で市岡さんの動画を紹介される理科の先生もいるみたいですね。

さて、GENKI LABOの紹介ということで科学の話をしてきましたが、世の中には、ニセ科学がたくさんあります。

よくお店で見かけるようなものでも、科学的に意味がないとされているものもあります。
そういうものを避けるためにも、自分で考える力をつけることは大切だと思います。

日頃から科学的に考える力を養っておくことで、情報の取捨選択もできるようになる

何を信じて、何を信じないか。
インターネットの怪しい情報に踊らされず、日頃から科学的に考える力を養っておくというのは、全ての人にとって重要になってくると思います。

そのためにも、子どもの頃からYouTubeで、学校でも体験できないような科学実験に触れられるのは、とても素晴らしいことですね。

マンガ・文:劔樹人

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